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警察官から格闘家へ

こんにちは。

 警察官と聞くと、警察官採用試験を受けて、厳しすぎる警察学校を卒業した精鋭が集まっているというイメージを抱く人が多いでしょう(#コナンの警察学校編は好きです)。日頃から柔道、剣道、逮捕術などで体を鍛えているので、格闘技の試合でも相当強いのだろうなあと思っていたところ、本当に格闘家になった警察官がいました。今日は、元警察官の関根"シュレック"秀樹選手を紹介したいと思います。

 関根選手は、静岡県警察の刑事時代に、ブラジル人のことをよく知るためにと、ブラジリアン柔術を始めました。ちなみに、シュレックというあだ名は、最初にブラジリアン道場に訪れたときに、ブラジル人の先生から「シュレックだ!」と言われたことに由来するようです。

 柔道をベースとして、国内では無敵の強さだった関根選手は、その後も全日本ブラジリアン柔術選手権優勝、IBJJFアジア選手権優勝、ADCCアジアトライアル優勝など、数々の実績を残しました。


 関根選手が43歳になったときに、大きな決断をします。20年以上働いた警察官を辞め、格闘家に転身すると。しかも、あと数ヶ月の在籍で年金が満額もらえるところを、練習時間が惜しいと即断したのです。

 関根選手がやりたかったこと。それは、警察官時代に接した生きづらさを抱えて非行に走る少年、少女らに「学校や勉強が嫌いでも、やりたいことがあれば一生懸命やりなさい。諦めたり恥ずかしがったりせず挑戦しなさい」ということを、自身が格闘家になって示すことでした。

 私が関根選手のファイトを見て心を打たれるところは、常に相手選手をリスペクトしているところです。グッドルーザーにとどまらず、試合後の姿がこんなにカッコいい選手は他にはいないと思います。

 関根選手から、人生を豊かにする生き方について考える良い機会をいただき、本当に感謝です。

 ↓シュレック関根選手のYouTubeチャンネル「シュレック関根 リングの魂」も面白いです。





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