差し色

久しぶりにこぎん刺しを進めた。

前が途中だったのでとりあえず終わらせて。その後、次にどの図案を刺すかを決めて。

ふと、差し色を入れたいなぁと思った。今刺している黄色地の布。よく見るといろんな糸を使っているものの、ざっくり分けると「白っぽい糸」が多いのである。ここらで少し、ハッキリした色を使ってもいいのではないかな〜。

いろいろ合わせてみて、「よし、黄緑。君に決めた!」とちくちく刺していったものの。


1段、2段くらいの時は良かった。3段目くらいから「ん?」と思い。とりあえず最初の糸が終わった6段目。「何か違うな」と思っている。


うーん。何か違う。同じ緑でももうちょっとこう、別の色の方が良かったような。


ここで私の目の前にあるのは、まず大きく2つの選択肢。

これをこのまま残しておくのか、それとものけてしまうのか。

「作品」として考えるならのけてしまうのがたぶん正解。だって「合わない」と思っているのだから。

でも、のけてしまったら次にやるものと比較ができない。「この布にこの糸はこんな感じ」というものを残せない。後のことを考えたら、それを目に見える形として置いておく方がいいような?

少し考えたけれども、結局、残しておこうかなぁと思った。


そうなると次の選択肢。

このままこの糸で刺していくのか、それとも別の糸で刺していくのか。

これは後者一択かなぁと思う。このままこの色で続けても、「合わない」が増え続けるだけなのだし。


すると次の選択肢。

一体何色で刺していくのか?淡い色に戻るのか、それとももっと濃い色にするのか。

これはいろいろ考えていて、まだ決めていない。今ふっと出てきた案があるので、それでいってみるかもしれない。


この黄色地の布といろんな色の組み合わせは初めてだし。ベージュ色?の布を1枚完成させたからと言って、仕上がりを頭の中で想像できるほどには私の経験は足りていない。

全くの初心者ではないにしても、まだまだ試行錯誤は続くなぁと思った。

それを楽しめている間は、こぎん刺しを続けるかなと思う。



ではまた明日。