竹(笹)を求めて
只今私は、緑色の糸に飢えている。緑色の糸が欲しいのだ!!
というわけで、実家に竹(笹)の葉っぱを取りに行った。本を見る限りでは、緑色っぽい色が出るようで。
ちょうど出かける所の祖母と出会ったので、一応どこのを取っていいか聞いてみたらば、
「あそこの畑のとこに倒れてきとるわ」
とのことで。とりあえず行ってみたのであった。
畑(元畑)には確かに竹があった。倒れてきていた。すぐわかった。
ただまぁ、「倒れてきている」の時点で予想はしていたけど、あまり元気が無かった。
くすんだ緑色。おそらくだけど、青々とした葉じゃないと緑色って出ないのではなかろうか。
折角教えてもらったけれども、この元気の無いのは取らず。青々しているのを種類関係なく何本か切って持って帰ることにした。私でも普通に切れるくらいなので、細いものである。笹なのかな。
ついでに、折角画像があるので田舎が抱えている竹問題についても少々触れると。
山を管理する人が減り、今、竹が問題になっている。
竹林は毎年タケノコが生える。タケノコは突き抜ける力も強く、更に成長も早い。管理しないと竹林というのは、どんどん勢力を拡大していくのである。
また、密集して生えて倒れるという問題も出てきて。
こういうことや
こういうことになってくる。
昔は山に入っても、こんなに密集して無かったし、倒れた竹も無かったと思う。
最近、実家の辺りの竹林は、ほとんどこんな感じというか。ここはまだマシで、もっとワサワサ生えては倒れて、倒れたのもそのままになっているのである。
領土拡大しそうなタケノコを見つけては毎年切っているけど、それをする人もいなくなったらどんどん竹林が増えていくのかもしれない。
竹はいろんなことに使えて、だから使っている時は良かったのだけれど。使わなくなってしまうとどんどん増えていくのだ、という話である。
さて、取ってきた笹は。
とりあえず葉っぱと茎?を取って持って帰ることにした。
葉っぱを触っていると、「とてもイネ科だなぁ」という気がする。シュッとしていて、切れ味鋭い感じ。
子どもの頃、カヤ(と呼んでいたけど、一般的なカヤとは違いそう)の生えた斜面に突っ込んで行って、お風呂に入った時とかに「あれ、痛い」って傷に気付いたことを思い出す。
たまに息子と散歩に行った時に植物を取りたがるけど、手付きが危なっかしいというか。「それをそう取ったら怪我するからー!」という事はあって。一度痛さを経験した方がいいのか?それとも毎回言うのがいいのか?悩む所ではある。
ただ、こうやって植物を触る経験は、した方がいいのかなぁとは思って。今回は一人で来たけど、次は息子と一緒に葉を取ろうかなぁ。
そんなこんなで一応、目的の物は手に入ったので。明日は染め記事にしたいと思う。
ではまた明日。