裾上げ

息子の服を大量に買った。

今メインで着ているのは110くらいの服。でもそろそろ小さくなってきているので。120と130の服をどどーんと買ったのである。

子どもの服は大人と違って、「必要なものを数着買い足す」じゃなくて「全部買う」になってしまうからいつも大量になる。頻繁に買いにいけばいい話なのだけれど。私が買い物に行くのが面倒で、なるべく行く回数を減らしたくて。行けば大量に買い込むことになるのであった。

その中に、130のサイズのパジャマがあった。息子も気に入ってくれたようで、早速着はじめた。しかし長い。腕も足も布が余りまくっている。

どうするか?まぁ、裾上げしか無いよなぁ。

というわけで、折り返して針と糸でちくちく縫ったわけなのだが。縫い始めから何か違和感。

前に裾上げした時よりも、針運び(?)がスムーズになっている気がする。

上手く言えないけれど、単純に針の動かし方だけじゃなく。布の持ち方、動かし方というのか。特に意識してやっていないのに、全体的に何かスムーズなのである。


もしかしてこれは、こぎん刺しの影響なのだろうか?

こぎん刺しと普通の縫い物では、針の太さや長さも違うし、糸も違うし、やることも違う。でもざっくり言えば、「針と糸と布を使う」ということは共通である。

こぎん刺しはほぼ毎日やっていて、それだけ針と糸と布に触れる機会は多いので。やった分お友達になれたというか、意識してないけど他の縫い物にも使える「何か」を得ることができたのかもしれない。


ふと、「毎日は集大成なのだな」と思った。

意識しているもの、いないもの、いろいろあるけれど。今までの経験で得たものを使って過ごしているのが「今日」なのかも。そうして今日もまた何かを経験して、明日に繋げていく。

知らない所でいろんな経験がいきているんだなと思うと、何だかちょっと楽しくなったのだった。


ではまた明日。