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テストの点数が良かった子にかけてはいけない言葉①【愛と悲しみの地雷ワード】

「点数めっちゃ上がった!」
テストが返ってきて喜んでいるお子さんに、あなたはどう声をかけますか?

めっちゃほめたのに、子どもから微妙な反応が返ってきた……
そんな経験があるお母さん、お父さんいらっしゃいませんか?

じつはそれって、知らず知らずのうちに地雷ワードを踏んじゃっているのです。でも、これから紹介する声かけを知っておけば大丈夫!
短いブログでサクッと読めますので、最後まで読んでいただけるとうれしいです。

【地雷ワード その1】

「平均点越えたんだね、スゴいじゃん! 次は80点目指そう!」
「一週間前からテスト勉強がんばってたもんね! 二週間前からだともっととれるぞ!」

はい、これが地雷ワードです。

理由は――、トレッペちゃん人形を売る営業マンでたとえてみましょうか。

「課長! トレッペちゃん人形、目標の60体売れました!」
「目標越えたんだね、スゴいじゃん! 次は80体目指そう!」
「……」

「課長! トレッペちゃん人形、目標の60体売れました!」
「毎日遅くまで残業がんばってたもんね! 休日出勤やったらもっととれるぞ!」
「……」

どうですか、お母さん、お父さん?職場で自分が言われたらイラっとしませんか?
なぜ、イラっとくるかというと、ほめる言葉の裏に打算が見えるからです。
そんなつもりはなくても、このほめ方では「……何かをやらせようとしてほめているな」と勘ぐられてしまいます。

ではどうほめればいいのでしょう?

ぼくは、以下の言葉をおすすめします。

「平均点越えたんだね、スゴいじゃん!」
「一週間前からテスト勉強はじめてがんばってたもんね!」

はい、そのまま伝えればいいのです。

余計なものを足さずそのまま言葉にすれば、あなたの気持ちは子どもたちに必ず伝わります。

「なにも足さない、なにも引かない」

そう!
ほめ方は、サントリーのピュアモルトウイスキー山崎なのです!
(※30年近く前に「なにも足さない、なにも引かない」というウイスキーのCMがありました(笑))

点数が上がったときはそもそもモチベーションが高い状態にあるので、子どもは親がいわなくても「次、もっとがんばりたいな!」と思うものです。そんなときに、親が地雷ワードでブレーキをかけるともったいないですよね。

ただ、目標を示すこと自体は悪いことではありません。

「次は80点目指そう!」
「二週間前からだともっととれるぞ!」

これらの言葉は、ほめるときではなく別の機会に伝えればいいのです。
ほめるときは、ほめることに徹してください。

「そんなこといわれても、もう地雷踏んじゃったよ。。」

という皆さん、大丈夫です!

人間は間違える生き物です。「冷静になったらお母さん(お父さん)の言い方、よくなかったね」と伝えることができればOKです。

「なにも足さない、なにも引かない」

今回はこの言葉だけ覚えていってください。(サントリーの営業みたいになってきたな)

以上、『テストの点数が良かった子にかけてはいけない言葉①』のブログでした。


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