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就職活動でキャリアプランをガチガチに固めなくていい3つの真の理由

就活中に多くの人が一度は考える「キャリアプラン」。
なかには実際に考えたけどピンと来ない……という方もいるのではないでしょうか?

「キャリアプランはきちんと考えろ」
「キャリアプランはそんなに考えなくていい」
就活論者に聞いてみると、意見が割れるのもこのキャリアプランだと思います。
それもあって、正直どうしようか悩んだり難しく考えすぎてしまっている方もいるのかなと思ってますし、僕もその一人でした。

ただ、結局僕自身は就活中にある程度キャリアプランを考えたり意識したりは欠かしませんでしたが、それでもガチガチに決めるといったことはせずに就活をしていました。

そして新卒1年目として半年働いた今もやはり、変に固く決めないでいてよかったなと感じています。
今回のnoteでは就活生にとってキャリアプランがそこまで固く策定するものでもない3つの本当の理由を、僕の体験にもとづいて説明できればと思います。


理由①:知識・経験もなしに将来像は描けない

まず就活中の段階でキャリアプランをガチガチに固めないほうがいいなと僕が感じたのは、知識・経験が足りないと将来像をうまく描けなかったからでした。

人によっては長期のインターンシップなど、ビジネスの現場に片足突っ込んでる人もいるかとは思いますが、それでも学生のうちに明確なキャリアプランが描けるほどの知識・経験を持っている人ってほとんどいないと思います。

知識も足りてない・働いた経験もそんなにない中で、「解像度の高い将来像を描け」って詰める方がだいぶムリあるなと。
とはいえ、就活中だからこそ少しでも将来像の解像度を上げる方法があるので紹介しますね。

それは「実際に働いている人に聞いてみること」。

就職活動でいろんな会社の人から話を聞いて、情報を集める。
ここで集めるのは「選考に受かるための情報」とか「内定をたくさん手に入れる方法」とかじゃなくて、「自分が社会人になったときに必要な情報」です。

その会社の人がどんな働き方をしているのか、自分にはどんな仕事が合いそうか、自分はなにが好きでなにが嫌いか、人生の先輩である社会人の方々はどうだったのか聞いてみるといいなと。

人に聞いてみて、自分ならどうかなって考えてみて、それを繰り返すことでちょっとずつだけどキャリアプランにたいする解像度も高まってきます。

それでガッチリ決まるわけでもないですが、人の知識や経験を教えてもらう中でちょっとずつキャリアは考えられるものだと思いますので、変に決める必要はないですが少しずつ考えてみて欲しいです。


理由②:キャリアってそもそも変わるものだから

2つ目に挙げる理由としては、「そもそもキャリアって変わるものだから」です。

これはとくに僕が社会人になってから実感した理由だったりします。
仕事って実際にやってみないと分からないことが多くて、「この仕事をやったからこそ、あの仕事もやってみたい」といった次のキャリアに対する考えも出てくるんですね。

逆もまた然りで、「この仕事はちょっと合わないかも」と感じる場面だって誰しも少なからずあります。
良いか悪いかは実際にやってみて判断できること。

僕自身、新卒1年目の半年間ブランド広告に携わるなかで「もっと広告を通じて明確に結果を出せるところまでやってみたい」といった心境の変化が少しだけありました。

他にもキャリアが変わる理由っていろいろありまして、例えば今より事業を促進していくうえで個人の担っているミッションが変わることもあったりします。

実を言うと僕の場合、会社側の部署再編的な理由も込みで下半期からは「ブランド広告」を運用しつつ「ダイレクト広告」で利益を上げるという2つをミッションに担うことになりました。

入社して間もない頃は、前者の「ブランド広告」をメインに担当して今後もやっていくんだろうなと考えていたこともあり、こうしてキャリアに変化が加わることもあるんだと実感しています。

自分がどうしたいか常に考えつつ、会社や市場などの環境による変化もあわせて柔軟に取り入れていけるのは、ガチガチにキャリアプランを固めていなかったからこそだと言えるのかなと。

就活生のうちに情報を集めてそれなりに考えるのが大事だとは思いつつも、そこまで頑なにならない方が自分をよりよい方向へ変化させやすいと感じます。

自分や環境が変わることを前向きに捉えつつ、キャリアプランを都度考えてみたり方向転換したり、常に更新していく。最初に当てずっぽうで決めて後で変えないよりも、ずっと働きやすいんじゃないかなと思いますよ。
第一、昔の自分が決めた意思決定に従って狭い枠にとらわれる必要もないんじゃないかなと。


理由③:世の中次第で変わることも多いから

3つ目の理由は急に漠然とした大きなものになりますが、「世の中次第で変わることも多いから」です。

予想しきれない世の中の動きによって、求められている職種だったり伸びる産業っていうのも変わっていきます。
今年の4月なんかとくに影響が大きかったんじゃないかなと。

在宅時間が増える傾向が強まって食品産業が伸びる中で外食産業が冷え込んでしまう、といった1年前だと正直考えられなかった変化が世の中に起きています。
(他にもいろんな産業・事業で大小問わず影響って出ていますがここでは割愛します)

こうした世の中の変化があると、働き方も変わるわけで。
余談ですが、僕が入社した2020年の新卒は、リモートでの勤務だったり入社自体が遅れるなど、多くの人がなんらかの影響を受けたなかでキャリアをスタートしています。

たらればの話にあまり意味も興味もないですが、これが例年通りだったらまた違うキャリアの始まり方や積み重ねをしていたんだろうなと。

ある程度この産業や事業は伸びる、といった予想がつくものもありますが、予想外のことは常に起こりうるもの。

この予想もある程度考えておくのは大事ですが、自分の将来だって会社の事業だって全部が想定通りに行くわけじゃないです。
その結果を受け入れながら都度キャリアを考えるからこそ、一番最初の段階で変に決めつけなくて良いんだなと僕は思っています。


走りながら考える、就活はその第一歩

ここまで就活中にキャリアプランを固めすぎないほうが良いと思った3つの理由をお伝えしました。

各章でも重ねて書いてますが、キャリアプランを完全に固めなくていいとはしていますが、まったく考えなくていいわけでもありません。

僕自身も「マーケターとしてこれからどんなキャリアにできるだろうか」「広告運用者って立ち位置からどこまで派生できるだろうか」など、考えた回数や本などで調べた回数、実際に人に聞いた回数は数え切れません。

ですが、こうしてこまめに考えながら更新し続けて目指していくものがキャリアであり、おおまかな将来図がキャリアプランなんだなと社会人歴半年くらいになった今では感じています。

ですので、今就活をされている皆さんやこれから働く皆さんも、知識・経験を増やし続けるのがいいでしょう。
(僕自身も忘れないように振り返っていきます)

走りながら考える、就活はその第一歩。
これから始まる社会人生活のなかで、自分だけのキャリアを探し続けてみてください!


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文:安田 匡宏

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