一緒に「おもしろいをみつける」日本語教育
はじめまして!
Trellisのオンラインレッスンにてボランティア講師をしています、長谷川と申します。
私は日本で生まれ、日本で育ちました。母語は「日本語」です。
そんな私が日本語教師という職業を知って間もない頃、
「ネイティブなんだから、教えるなんて簡単だよね?」
なんてことを思っていました。
もちろんそんなことはありません。
ネイティブだからこそ、「なんでこれが間違っていると思ったのか」を説明できない。
ネイティブだからこそ、日本語を「外国語として見る」ことが難しい。
この現実を知るまでに、そう時間はかかりませんでした。
だからこそ言えます。
日本語って難しい!
でも、日本語っておもしろいんです。
例えば、
肯定の「はい」と否定の「いいえ」は、
親しい関係にある人同士での会話では「うん」と「ううん」になる場合があります。
また、何か迷っているときには「うーん」と言うことがあります。これを肯定と捉えるか、否定と捉えるかは聞き手の判断によりますよね。
さらには、聞き取れなかったときに「うん?」と言うこともあります。
つまるところ、日本語が母語の人と友達になろうと思ったら、
この「うん」「ううん」「うーん」「うん?」を聞き分ける必要があるわけです。
音の長さ、音の高さが違うだけで4パターンも意味があるなんて…。
しかし、これを知っているのと知らないのとでは、大きく違いますよね。
外国語として見るからこそ見えてくる、
日本語の「おもしろい」ところの一例です。
こんな風に、ネイティブであり教師の卵である私でも、
学習者の「発見」があって初めて、
彼らにとっての「むずかしい」や「おもしろい」が分かるのです。
「日本語教育」と聞くと、少し堅苦しい印象があるかもしれません。
しかし、少なくとも私の中での「日本語教育」は、
学習者と一緒に「おもしろい」を見つけることです。
なんだか「おもしろそう」な気がしてきませんか?
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