東京で唯一の村を歩く「浅間嶺」(東京都)
日 時:2021年9月25日(土)
参加者:8名
ワクチン2回接種済みの方限定などの感染対策をしながらのイベント再開です。5年ぶりの浅間嶺は雨の中のスタートとなりました。久々のレインウェアーの出番です。東京都の予報が雨でしたら順延などしますが、ピンポイントで東京西部のみが朝方天気が崩れるかもしれない?では回復を祈り開催せざるを得ませんが、雨上がりの山々の景色は神々しく、私の好きな山景色ですので期待に胸膨らませスタートしました。
武蔵五日市駅からバスで20分ほど揺られ、「払沢の滝(ほっさわのたき)」をまずは訪れました。いつもはおとなしい滝ですが、このところの長雨が幸いしたのか、ものすごい水量でゴーゴーと爆音をたて、水しぶきをあげている迫力ある姿を間近で見ることができました。滝から続く林道を1時間ほど歩くと、老夫婦が営んで薪で茹でたうどんが美味しかった「峠の茶屋」も廃業。遠方から車でグルメ客が殺到していた登山道入り口にある蕎麦屋さんもコロナで休業と、ひっそりとした浅間嶺です。ここから登山道が始まります。30分ほどのキツい登りを我慢すると、なだらかな尾根道になります。このコースは「関東ふれいあいの道」の「歴史の道」に指定され整備されています。浅間尾根は、昔は甲州中道とよばれた古い官道でした。今でいうところの国道です。中世甲州街道として重視される一方、生活道路として利用されていた、歴史的には重要な山道だったのです。そんなことをしのばせてくれるように登山道沿いには馬頭観音が祭られていました。今回メンバーは常連さんばかりでしたので、世間話をしながらのウォーキングといった感じでの尾根歩きでした。しかし、下山道が関東ローム層の滑りやすい赤土で雨上がりでヌルヌル・ツルツルしています「みんな、転ばないようきをつけてよ~」と注意しながら先頭を歩いてた私が派手に転び、右腕を強打しました。大事には至りませんでしたが、ご迷惑をおかけしました。登山道には、彼岸花やススキ、萩が咲いて秋を感じる山道で、木立も栗系の木々が多く、山栗やドングリなどの実が道の至る所に落ちていました。朝方、雨には見舞われましたが、秋に似合う登山道でした。
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