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無職になるまでの②【事務職編】

無職2ヶ月後すっかり働くことが怖くなった私は誰でも出来る簡単な仕事&短時間のバイトを探すことに。

そして事務所での検品出荷のバイトに1社目で受かったのでそこで働くことに。


事務職
初出勤後、若いギャルママさんに仕事を教えてもらう。
検品出荷という簡単な仕事なのですぐ仕事を終わらすことが出来た。(接客業で早く仕事をこなすよう言われていたこともあってスピーディに仕事をする癖がついていた)

お願いされた仕事が終わると「次は何をしたらいいですか?」と聞いてまた教えてもらった仕事をこなす日々。
帰り際「今日は色々と教えて下さりありがとうございます」と笑顔でギャルママさんに言って別れたのが、まさかの最後のやりとりだった。

その日からギャルママさんは来なくなった。少し嫌な予感はしてた。仕事量が1人で十分な量だった。
もう1人の先輩ママさんも居たが私が入ってからしばらくして来なくなった。

会社も不思議な感じで交通費など私から言わないと支給してくれない会社だった。
雇用保険とかも全く説明がなかった。全部こちら側から言わないといけないパターン。
バイトも体調不良で休むことはあったが有給ではなくそのまま給料から引かれていた。(多分有給も自分から言わないといけないパターンだったが無知過ぎた私…)
とにかく変わった(ブラック?)な会社だった。

そして入社3ヶ月目。検品出荷担当の先輩は全員辞めて私だけになった。
まさかの3ヶ月目の新人なのに新しく入って来た人に仕事を教える立場になった。

新人さんと私で仕事の取り合いになり新人さんは3ヶ月で辞めていった。
事務の先輩も体調不良でバイトを辞めた。



事務職引越し&合併
突然引越しと合併が起こった(詳細は省く)
ここからが悪夢の始まり。

合併した会社の女性たちが仕事がないと言い出す→社長が私の仕事をやってあげてと言う→女性たちと私とで仕事の取り合いが始まった。

この時点で2人は取り合いに負け1ヶ月で辞めていった。
最低でも2人いれば済む仕事を私含め5人〜で奪い合っていた。
前日に隠していた仕事も朝には勝手に探し出され仕事が奪われる始末。
私が出勤するより早く出勤して仕事を奪う人、諦めてスマホをいじる人など出てきた。

私はストレスで会社のトイレでえずくようになってしまった。仕事を取られた瞬間吐き気が込み上げてきてトイレに駆け込む日が増えた。
ただ会社に入って1年半が経ち検品出荷の責任者になっていた私は正社員も目指していたので辞めるとは言えなかった。

社長に何度も何度も仕事の取り合いになっていることを話して改善を求めたが何もしてくれなかった。
「いつか仕事が増える」そればかり。

仕事が取り合いになってること、女性たちの仕事が無さすぎること、スマホいじってる人がいること、全部社長はすでに知っていた。
「じゃあ私も仕事が無い時スマホいじっていいですか?」と聞いた。
もちろん「それはダメです」と言われた。
でもスマホいじってるその子は良いらしい。意味が分からなかった。

その後社長は改善策を考えてくれたのだが、まさかの私の仕事の8割以上を女性たちに渡すというものだった。
すごくショックだった。
吐き気の回数も増え会社を休む日も増えてしまった。

毎朝えずいてお母さんに背中をさすってもらいなんとか気力で出勤する日もあった。
仕事の途中で気分が悪くなって早退する日もあった。

それでも頑張って続けてたある日。仕事8割あげてるのに女性たちが仕事下さいと言ってきた。
そして私の残り2割の仕事を取って行った。
その瞬間今までにない吐き気がきてトイレに駆け込んだ。
座り込んでえずきながら泣いた。もう限界だと思って後日社長に辞めることを伝えた。

社長からは「正社員になりたかったらいつでも言って」と言われた。仕事は真面目にしていたから何度も引き止められた。
でも私はもう体が限界だったので来月いっぱいで辞めますと伝えた。

その後はもう辞めるし別に仕事取られたっていいし、だいぶ気持ち的に軽くなった。

事務の先輩の仕事を割り振る案も社長から出ていたがそれを聞いた先輩が自分の立場がなくなると思って私に「覚えてろよ」的なメッセージを送ってきたので、その案も上手くいかなかった。

無事退職。

退職した次の日にデザイナーのバイト面接。
その場で採用が決まる。

次回デザイナー編。

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