かんがえこと-３６

１１.１９

東京ミズマチからリバーウォークを歩いて、隅田川沿いのタリーズでお仕事。空いていて快適だけれど虫が飛んでいる。オンラインの成田氏の講演を聴く。ニュートラルでいて本質的な視線には、いつも私の歩き方を教えてもらう。今日も「どう乗り越えるか」というテーマに対して成田氏は「乗り越えようとすることが危険」と言った。

歩いて浅草方面へ、行ってみたかった毛糸ショップへ向かう。途中、ベーグルなどないかとカフェをのぞいてみるけれども今日はベーグルはなく。ぐいぐい来る接客に押されて、スコーンとケーキを買う。1400円。
11:30毛糸ショップ着。11:30から1時間、休憩のため閉店します。ぐ…。
もうスコーンを食べながら浅草橋駅へ。電車に乗ったとたん、人身事故で足止め。いずれ動くかと車内で読書、30分。ようやくたどり着いた錦糸町にはお目当ての毛糸はなく。あきらめてそのまま帰るつもりが、乗り換えを間違えて私は今北千住にいます。きてしまったので、このあいだ見た手芸店に行って毛糸を買う。はじめから来ていれば、と言ったのは誰。踏んだり蹴ったり。でも編み始められたからよし。

１１.２０

文フリに参戦。お腹をこわしてしまい落ち着かず。作品はもうなんでもありといった感じで、すごい熱量。自分の文章が人の手に渡るのはどきどきだったけれども、帰る頃にはもう次に向けて創作欲がむくむく、まきこさんと盛り上がる。

１１.２３

初のオンライン講義。昨日接続テストもしていたけれども、画面共有の設定ができておらず、汗だく。不慣れは知識とコメントでなんとか挽回を試みる。しかしこんなにも一方通行とは、両手で大きくマル！のリアクションに救われる。自分が参加者の時はもっと反応しようと心に誓う。

１１.２４

午後往訪先へ。早めに移動してエクセルシオール。移動しながらお客さんと電話。お客さんからのあれこれに応えてくのはすき。上司の指図は、嫌い。
身の入らない打ち合わせ。髪結構バッサリ行きましたね、とさっきの会話を反芻してる。
やりたい仕事についてスイッチがはいって一気にあれこれ調べ始める。けれどもあせっても今できることしかできなくて。一目一目。

１１.２５

ノーインデックス外し忘れてた。つまりノーインデックス。落ち込みが深淵。
昼はサハスラーラへ。移転先の店舗までテイクアウトは初めて。いつも気になりつつ通り過ぎていた「るしゃな島」にちびっこの群れ。普段歩かないじかん、普段と違う風景。

１１.２６

あまり相手を考えない時間設定をしてしまったのではないかともやもやし落ち着かない。

新宿の地下はいつもどこにもたどりつけなくて苦手だったけれども、最近おぼえた三丁目の裏通りはたのしい。
南口まで来て、夕暮れとそれを許さないネオンとか、冷たくなってきた空気とかクリスマス前のきらきらに滲む影とかに鉢合わせして、苦しくなった。とても苦しい。他に、そういうひとはいますか。なん十億人いるなら一人くらい、いますか。
あとひとりで熱唱できるそのメンタルはアーティストじゃなくて他の何かにも活かせると思うよ。パフィーは忘れかけてたからちょうどよかったけど。「いい感じ」のところ。
待ち合わせびとが来ないので、カフェで今日２個目のベーグル。

１１.２７

よりどころ。なにか頼れるものがあると思っているだけで心の安定感がちがって。思っているだけでよくて。そして変わらない毎日の中でそれがぷつっとなくなったら。そのときは「入信」しかない。今のぞむ方向をきめたなら、今からここはその世界線、とな。

１１.２８

都庁にてワクチン接種。終えて三丁目のエクセルシオールで仕事するでもなく休憩、帰って仕事するでもなく読書。「世界観をつくる」とても良い。山口周は、好き。ワクチンの手続き確認不足で職員が家までくる。大変だな職員。夜寒気に襲われ熱を測ると38度。寝付けずYouTubeなど流している。

１２.１

やらかしたのか。大きな問題はなさそうだけれども、担当者のトーンが暗い感じがして辛い。忙しくてひりひりしているときほど仕事はどんどんふえてゆく。ざわついたまま隅田川へ。風が強くて川面もおだやかじゃない。

もういろいろと、決めないことにした。決めないことを決めた、これは決めたことである。
なんというか、決めすぎなんだよな、あのこが私のこと好きだとかきらいだとか、自分の外のことまでも。判断、ジャッジ、決断、白でも黒でもグレーでなくてもいい、ゆるやかに。漂おう。できればきれいなグラデーションのなかで。
土手の階段一段飛ばしするって決めていたのをわすれた。

１２.２

上司は休みだし、夜の集まりを前に夕方からタリーズに移動して仕事しよう、とわくわく。準備していると、店舗からPC操作について電話。天然記念物級にPCができない様子にまじか、となったけれども、ホームページに公開される、ことをとても楽しみにしているようで、かわいく見えてきたよおじさん。

夜、イトウさんとぐりこさんをサハスラーラへ招待。3年ぶり。属性もちがう、すきなものだけで繋がっているゆるいつながりは大切にしたい。感謝。
せっかく次の日記の話聞いてもらったのに思うように伝えられず。その場言語化神経に欠陥があるためご了承願いたい。いや致命的。

１２.７

良い天気。昨日の寒さと曇り空を思うとお天道様がどれだけありがたいか実感。外に出ずにはいられず今日も隅田川へ。まぶしくてしばし後ろ向きであるいてみる。背中があたたかい。そしていつもあったのに見えてなかった景色に、出会う。