JTCC(Japan Tree Climbing Championship)2022 富山大会を振り返って

前回はマスターズチャレンジ直前の選手の気持ちや心構え的なことを書いてみました。
まぁ適当に思いつくままに書いてますので読みにくかったり意味不明な点はご容赦願います。本当は写真等も掲載できれば良いのですがISAの許可無に無断で掲載出来ませんのでITCCのURLからその時々の大会のフォトが見れます。
https://www.itcc-isa.com/events/itcc/photos

そもそもなぜ私はここまでこの競技に夢中になり、一生懸命にトレーニングに励むようになったのかということについてお話したいと思います。
今から13年ほど前の2009年に初めてITCC(International Tree Climbing Championship)2009をこの目で直接見たんですね。そこには衝撃的なシーンがあちこちにありました。ジャッジやスタッフも、ボランティアの人たちもそして選手たちもみんな親切でやさしくウェルカムで本当に木や森を大切に守っている方たちなんだということがその場の雰囲気でよく分かりました。
木には各スポンサーのバナーがぶら下がられており、子どもたちも競技のすぐ隣の大きな木でツリークライミングを楽しんでいました。

各競技で3位までの選手には何らかの賞品がスポンサーから渡され、選手同士が称えあい、ジャッジもボランティアスタッフもみんなそれぞれの立場を尊重していたように私の目には映りました。本当に清々しくプロフェッショナルで安全に配慮しこの業界を盛り上げようという志といううのでしょうか気持ちが凄く伝わってきました。日本でいえばプロ野球選手やプロサッカー選手に子どもたちが憧れるように私の心はいつかこの光景を日本でも普通に見れるようになれればこんな素晴らしいことはないとそう思いました。

残念ながら日本の森林や林業の業界は活性化しているかというとそうではなく、課題がしっかり解決されているかというと解決されずに問題が放置されているように感じます。林業は地方の山村部が主な活動場所であり、よく言えば伝統的で希望が持てる産業かというとそうでもないのが現状かもしれません。最近では伐木選手権やツリークライミングの業界もにぎやかになってきましたが
 私が起業した理由も業界の課題を解決するためにも、老若男女誰もが挑戦でき希望が持てる組織づくりもすべてはこの忘れられない光景を見てしまったがためにあるのです。
それがツリーライフサポートを創業したきっかけであり
『守護り 育て 未来へつなげ』という私の想いはここから生まれたのです。

改めてあの場所に連れて行ってくれたDr.ジョンギャスライト氏に感謝申し上げます。


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