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コロナ禍2年目。”オンライン”の成長記録

こんにちは。
人事部 新卒採用担当の梅です。

2021年も残すところあと3か月。
今年はコロナ禍2年目でしたが、弊社のテレワーク2年目の年でもあります。

コロナ前、IT企業として都内に本社を構える弊社は
週5日出社が当たり前でした。
逆に当時はテレワークを導入している企業の方が少なかったとは思いますが、人事という職種柄、テレワークやオンライン会議が成り立つとも思っていませんでした。

そんな私たちのオンライン成長記録、読んでいただければ幸いです。


Zoomとの戦い

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「あ!ミュートになっています!」
「●●さん、Zoomの接続に苦戦しているみたいです」
「部長の画面固まっちゃいましたね…」

昨年の3月頃、急遽始まったテレワーク。
オンライン会議はZoomとの戦いでした。
ハウリングで耳がキンキンするなんて日常茶飯事で、
IT企業勤務とは思えないほど慣れるまでに苦戦しました(笑)

特に私たち管理部門は、紙面や対面での業務が多い部署だった為、
オンラインツールの仕組みを理解するところからのスタートでしたね。

私が記憶しているもので一番の失敗談と言えば、
オンライン説明会で使用しているアカウントと気づかず起動して
別のミーティングを開いてしまい、説明会を中断させてしまった事です。
幸いなことに説明会開始前だったので、再度応募者の方も接続し直していただけましたが、あれが説明会の最中だったらと思うとゾッとします‥‥

ただ、そんな失敗を繰り返すうちに人事部は社内で一番Zoomの操作を熟知出来たと自負しています。

怒涛のオンライン面接

note写真(画面に手を振る)

そんなこんなでZoomにも慣れてきた2020年4月、その時が来ました。

「オンライン面接」です。

正直、オンライン面接が成り立つのか、かなり疑問でした。
本当に画面上だけで応募者の方の想いや経験を100%受け取ることが出来るのか、
会社の雰囲気を伝えることが出来るのか等、不安ばかりでしたね。

とは言え、3月から選考がストップしている状況だったので、
そこからは怒涛の面接ラッシュでした。
多い時には1回45分の面接を7・8回連続で行うこともありました。

水分補給する暇もなく、お手洗いにいく暇もなく、次から次へと Zoomの 待機室に応募者がくる毎日。
思い出すだけで腰が痛くなります…

そんな状況が続き、落ち着き始めたのが7月中旬。
この頃には学校のオンライン授業導入のおかげもあり、
応募者の方もオンライン面接に慣れてきたような気がします。

慣れてくるとこんなことが気になるようになりました。

1つは「自分が相手にどのように見えているのか」です。
普段、応募者の方の顔が映っている画面を見ているのですが、
ふと自分の画面に目をうつすと驚愕。真剣に話を聞いているせいか、笑顔はなく、下からのアングルで威圧感もあり、画面も暗い。
たしかに、つい最近までパソコンに対して表情筋を意識することもなかったので、長年の習慣というのは厄介です…。

今までこんな表情で面接をしてしまっていたのかと猛省しましたね。
すぐにZoomの録画機能を活用して自分の表情や目線を確認し、改善していきました。

ただ、意識すれば改善出来る表情 (こわい人と思われた応募者の方、今さらですがごめんなさい) とは違い、
アングル調整や、画面の明るさは自力での改善に限界がありました。
その為照明やパソコンの高さを調節するグッズを購入。

出費はありましたが、画面映りは劇的に改善されましたし、
会社からはテレワーク手当も支給されていたのでとても 助かりました。
この完璧な画面映り、もういつでもユーチューバーになれそうです。

冗談はさておき、私たち採用担当にとって応募者の方の表情、身だしなみなど、画面の中の皆さんの姿は、何よりの第一印象となります。
上はスーツ、下はパジャマで面接に参戦しているケンタウロススタイルの皆さん、社会人1日目はどうか全身スーツに身を包んだ姿でお会いできることを楽しみにしております。


そして2つめに気になったのは「相づち」です。
オンラインだと「映像」と「音声」でしか相手に自分の想いを伝えることが出来ません。ですがあまりに「うんうん」と声を出してしまうと相手側の会話を遮ってしまう事もあります。
そこで少しオーバーにうなずいてみたり、会話の流れによっては眉をあげ、驚いた表情をつくってみたりしました。

これは社内のオンライン会議でも言えることですが、
相手の話を聴く姿勢というのはなかなか伝わりづらいものなんです。

実際に私がオンライン会議で発言しているときに出席者の反応が薄いと「伝わったのかな?聞こえなかったのかな?」と不安になります。
無駄に気苦労するんですよね。
そんなほんの少しの違和感ですら応募者の方には感じてほしくありませんでした。
逆に、オンライン面接できちんとリアクションしてくれる応募者の方の応対は、面接をする側にとって大変心強いものでした。
面接は、応募者の方にとっては会社のキャラクター、会社にとってはその人の人柄を確認する貴重な場です。
「何を伝えたいのか」「相手がどう思うか」、お互いを思いやりながら会話・反応していくことが大切だと、オンライン面接の導入によって私たち採用担当も、改めて学ぶことができました。


手探りで頑張った結果

喜び

「面接や面談を担当してくれた人事部の方の雰囲気が良く、
御社に入社を決めました!」

そう内定者の方に言っていただけたのはつい最近、「オンライン内定者懇談会」の時。
全ての選考をオンラインで行った方の言葉でした。

その嬉しい一言に、うっかり「やった!」と声が出てしまいそうでしたが、司会を担当していたのでグッと堪え、そのまま会を進行。
無事に懇談会が終了した後、改めてその嬉しさを噛みしめました。

コロナ禍2年目。些細な事かもしれませんが、自分たちの頑張りが応募者の方に伝わった瞬間でした。

ちなみに、先ほどの内容とは別で工夫していた事もあります。
例えば社内風景動画をWeb説明会の前に流して応募者の方に見ていただいたり、説明会のスライド資料をより分かりやすく写真や図で説明したり、とコロナ禍前と比べると多くの事が変化しました。
加えて自社のHPも一新し、社員の写真やインタビュー記事もたくさん載せ、来社しなくても会社の雰囲気が伝わるように工夫しました。
こんな時代だからこそ、応募者の方にいかにして会社を知ってもらうか、知恵を出し合いながら様々なコンテンツを整備するきっかけとなっています。

オンライン活用の拡大

note写真(PC触る手元)

この2年で大きく変わった採用活動。
手探りながらメンバーと意見を出し合い、新しいフローを確立してきました。
今のやり方が必ずしも正解とは思いませんが、それでも“応募者目線”で対応することを常に意識できた2年間だったと思います。
あくまで「人と人とのかかわり合い」を原点に、これからもより良い応募者の方とのコミュニケーションを充実させていければと考えています。

この2年で積み上げてきたことを活かし、今後はオンラインを活用した内定者や新入社員のフォローに力を入れていきたいと思っています。
ニュースでも取り上げられていたことがありましたが、特にコロナ禍で入社した若手社員は周りから孤立することが多く、退職者も増える傾向があるようです。
弊社も同様、例年に比べ新卒1年目で退職するメンバーが目立ちました。

若手社員がどんな悩みを感じてどんな課題をかかえているのか、現場のヒアリングから始め、研修会社の方とも何度も何度も話し合いました。
そして先月9月、弊社初の試みとなる若年次研修をスタートすることが出来たのです。
始めたばかりですのでまだまだ手探りな部分は多いですが、頑張ってくれている若手社員の為にも、今後入社してくる新入社員の為にも、やって良かったと思ってもらえる研修になるよう努力していきたいと思います。

弊社のオンライン成長記録、最後まで読んでいただきありがとうございました!

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