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社員にインタビューしてみた~研修受講生は今~

こんにちは。
ツリーベル 採用担当のまつこです。

前回は、「IT業界未経験の方向け研修」ということで当社のインフラエンジニア育成の取組みをご紹介しました。
(まだの方はぜひチェック→https://note.com/treebell/n/nf0ab64b5b339)

ツリーベルは、システム開発~運用・保守まで、幅広いサービスを提供するIT企業です。
昨今の社会問題でもあるIT人材不足、またIT転職機会の創出で広く業界に触れていただきたい、との思いから、現在インフラエンジニア育成のための入社時研修を定期的に開催しています。

その研修を今年3月に受講し、現在は現場で活躍する、駆け出しエンジニア社員へのインタビューをお届けします!


●M・Kさん(26歳 男性)の場合

前職は通信販売会社で印刷や事務を担当していたM・Kさん。コロナ拡大により、これからの働き方を模索する中でIT業界に関心を持ち、ツリーベルへ入社しました。

―研修が終了し、配属されてから約3ヶ月。現在の業務を教えてください。―

とある取引システムの、利用者向けのヘルプデスクとして、問合せ受付やシステムの設定を担当しています。
システムを介して、スーパーなどの小売会社と、品物を卸す業者が、商品の発注等のやりとりをおこなっていて、商品の流通を陰で支える重要なシステムです。

―1日の業務の様子を教えてください。―

9時に始業して、おもに電話での問合せに対応します。一次対応は別の部署で対応しているため、私の現場は一次対応で回答することが難しいような、高度な内容の問合せが引き継がれてきます。緊張感がありますが、分からないことは先輩社員に聞くこともできて、コミュニケーションの多い環境で助かります。

1日平均で7~10件のシステム問合せを受けますが、20分ほどで対応完了するものもあれば、状況の見極めと正しい操作を伝えるために、1時間ほどかかるケースもあります。

慣れてくれば、テレワーク業務も可能な現場で、出社側とテレワーク側で常にSkypeを繋いでやり取りをしています。約15名体制で対応している現場のため、残業はほとんど無く、程よいバランスで業務に取り組めています。

―これまでの業務で大変だったことはありますか?―

システムの利用者である卸売業者さんというのは、農家、漁師など個人経営の方も多く、システム操作自体に不慣れな方もいらっしゃいます。
PCの操作からまったく分からないお客様の問合せを担当した時には、相手側の状況の理解、操作方法のお伝えに2時間かかった末に全面解決には至らず、先輩社員へエスカレーションして対応してもらったことがあります。

IT業界で働く自分たちの当たり前が、システム利用者の方にとっては当たり前ではない、ということを痛感した出来事でした。

―電話で相手の状況を理解するのは大変ですよね。業務の上で、何か工夫されていることはありますか?―

「聞き出す力」が重要だと感じ、業務の中で意識して取り組んでいます。お客様の本当に困っている事は、こちらから根掘り葉掘り聞いていかないと分かりません。細かく課題を聞き出し、正確な状況を確認していくことが大切です。
お客様の取引データを扱う重責に緊張もありますが、問合せ対応を通して積極的にお客様と向き合う事で、システム担当者としての責任感をもって業務にあたることができるようになりました。

姿が見えないからこそ、相手の状況をできるだけ具体的に想像し、分かりやすい説明ができるように、システムについても日々勉強しています。
そうした中で、配属から3ヶ月経った最近は、自分の知識と言葉で回答できるようになってきており、とても嬉しく感じています。

―創意工夫しながら取組まれる様子、素晴らしいですね!今後の目標があればぜひ教えてください。―

3月の未経験者向け研修の際には、ビジネススキルやメールの書き方など基本的な社会人スキルから研修を受けることができ、これらは今の業務にも役立っています。今後業務の中で、対話スキルや課題把握などの力を、より磨いていきたいと思います。

また、研修中はIT資格の学習をおこなっていたことで、学習の習慣が身につき、今も1日30分~1時間の資格勉強を継続しています。
特に研修中にも学習したLPICは、上位レベルの受検・合格を目指して学習中です。

学習のペースを継続し、今後ほかのプロジェクトでも対応できるようなIT資格とスキルを身につけていきたいです!

―会社としても、資格手当や学習サポートなどで応援していきます!
                     ありがとうございました!―


●K・Sさん(26歳 女性)の場合

接客業などを経験したあと、成長産業であるIT業界へ興味を持ち、職業訓練校へ入校したK・Sさん。開発以上に、より身近で重要な社会インフラとなっているITインフラ(ネットワークやセキュリティ)にやりがいを感じ、ツリーベルへ入社しました。

―現在の業務を教えてください。―

官公庁による建築調査システムに関して、利用者や官公庁職員向けのヘルプデスクを担当しています。
法律の改正によって、これまで書面で扱っていたものをシステムへ置き換えることになり、その新システムの担当として、問合せやエラーへの対応をおこなっています。

―1日の業務の様子を教えてください。―

ツリーベル社員5名を含めて、約20名体制の大きなプロジェクトで活動しています。
9時に始業し、主に電話での問合せ受付をし、質問内容はWEBシステムでチームへ共有します。新しいシステムのため、当初は全員がゼロからのスタートで、回答にも苦労しましたが、最近はナレッジも積み重ねて安定してきています。
大きなデスクで皆一緒に仕事をしているため、リーダーや先輩社員にも相談しやすく、チーム仲のよい現場ですよ。
すきま時間には自己学習をすることも可能で、業務のおさらいや資格勉強にも取り組んでいます。

―これまでの業務で大変だったことは何ですか?―

建築業界、官公庁の職員など、これまでの人生で関わったことのない業種の方と接する機会が多く、新鮮であり大変でした。
問合せは、建築業界の専門用語や知識が前提で掛かってくることも多く、システムの取扱いのほか、こういった業界知識も業務の中で学びました。

また、問合せは事業者ごとに受け持つ形で、ある日私が受けた問合せは、調べても調べても解決ができずに、コツコツとお客様とのやりとりを続けました。事細かく状況を聴いて、システムのどの画面かを想像し、細かく指示を出しては調べ、マニュアルをめくっては先輩に相談し…とかれこれ1ヶ月調査を続けた結果、やっと根本の解決をすることができたときには、大変でしたがお客様とのあいだにも絆が生まれていました(笑)

システムについて理解を深められたこともそうですが、ITエンジニアとして、困っている方のお役に立てた実感を得ることができた瞬間でした。

―ご苦労された中にもやりがいを見出されていて、素晴らしいですね!―

前職の接客業でのコミュニケーションスキルを、IT業界に転職して早々に活かすことができて嬉しいです。
実は今度、いまの現場での働きが評価され、新たに通信会社のネットワークサービスの、営業支援プロジェクトへ配属されることになりました。テレワークのため、働き方も変わって新鮮な気持ちでスタートできそうです。

法人向けのネットワーク・セキュリティに関する問合せや技術サポートなど、よりエンジニアとしてステップアップができそうな現場で、今からわくわくしています。

―頼もしいですね!ぜひ今後の目標を教えてください。―

夢でもあったネットワークやセキュリティのプロジェクトに携わることができ、これからはさらに必要な知識を学習しながら、スペシャリストを目指していきたいと思っています。

職業訓練校での学びと、ツリーベルの未経験者向け研修に参加したことで、IT知識をより深く学び、自身の適性を確認することができました。また、研修の中ではチームで協働して仕事を進める大切さ、自分の意見を言葉にして発表する度胸など、いろんな社会人スキルを鍛えることができ、とても貴重な経験でした。

IT業界は常に新しい技術とともに進化、発展していく業界なので、学習の習慣を今後も継続していきます。8月はITILファンデーション認定資格(ITサービスマネジメントに関する資格)の受検・合格に向けて、仕事と両立していきます!

―K・Sさんのキャリアアップの姿勢に元気が出ます。
                     ありがとうございました!―


●取材後記

今回インタビューした2名の社員。
大変な中にも面白みを見い出したり、工夫しながらエンジニアとしての成長を目指す姿勢に、採用担当で関わった立場としては小躍りしちゃいそうな喜びを噛みしめています。

そして未経験者向け研修に参加して「学習の習慣」を身につけられたことは、進化するIT業界においてもっとも大切なスキルではないかと感じました。
ビジネスマナーやグループワークなど、社会人スキルを多面的に学べるツリーベルの未経験者向け研修。あらゆるバックボーンの方を受入れ、エンジニアとしてスタートするための機会として、ぜひ多くの方に活用いただきたいと考えています。

協力いただいた2名のさらなるパワーアップを人事部としてサポートするとともに、これからも社員の活躍に迫っていきたいと思います。

次回もお楽しみに。

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