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週1ランをつないで琵琶湖一周 長浜〜彦根
3月17日、JR長浜駅を9時15分に出発。ビワイチを示す青いラインがある県道2号を走る。
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筑摩神社あたりで米原市に入り、しばらく走ると、湖畔の烏帽子岩の傍らに、飛鳥時代の歌人高市黒人 (たけちのくろひと)の歌碑が建っている。
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高市黒人は下級の地方役人だったらしい他は詳しい記録は残っていない。しかし彼の短歌は、万葉集に十八首も収められている。彼の足跡は、大和・山城・摂津・近江の畿内に加え、尾張・三河・越中の諸国にまで及んでいる。
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磯の崎榜ぎ廻たみ行けば、近江の海八十やその湊に、鶴たづさはに鳴く(磯の崎を漕ぎ廻ってゆくと、近江の湖の数知れぬ港で、鶴がたくさん群れて鳴いている。なんて賑やかで豊かなところなんだ)
歌には旅を愛する人の心をくすぐる「何か」がある。そんな気がした。
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ここまで来たら、彦根城はすぐ目の前だったが、そちらには寄らず先を急いだ。県立大学近くのコンビニのドーナツで腹を満たして、また走る。このころから、空模様が怪しくなってきたからだ。
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284mの独立峰「荒神山」を目印に湖岸を離れて、JR東海道線の駅を目指して走る。そぼ降る雨にあたりながら、13時30分に稲枝駅に到着した。
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