吉野の名山、龍門岳
なぜ?龍門岳に登りたくなったのか?
山が好きなものにとって日本百名山の良いところは、「ハズレがない」というところだと思う。いままで61座の百名山を登ってきたが、「また登りたい」と感じる山ばかりだった。
ところで、日本には三百名山、二百名山とされる山があるが、大まかにいうと深田久弥さんの百名山に加えて、日本山岳会が200座選んで加えたものが三百名山。そのあと、深田久弥さんに共感する人たちで構成する深田クラブが、百名山の選考に漏れた山への想いを起点に、100座選んだものが二百名山であり、深田クラブと日本山岳会が選んだ基準は当然違うが、初めてその山に登る者にとっては、有意義な登山計画の指針であることは間違いない。
300名山のなかで、自宅がある三重県北部から日帰りで行けて、なおかつ麓に温泉と良さげなラーメン屋さんがある、「龍門岳」に2023年11月23日に登ってきた。
アクセス
朝6:30に自宅を出発して名阪国道をひた走り、針インターから国道369号を走り、吉野町の山口神社から細い林道を通り抜けてバイオトイレが設置された登山口に8:40到着。
山口登山口~山頂
歩きだしてすぐ、龍門の滝を通過。軽トラがギリ通れそうな林道を歩き、尾根道の取りつきに9:30到着。尾根道は手入れの行き届いた植林帯で登山道もきれいに整備されている。途中で1名の登山者にあい、このあとあった人を含め3名の登山者を見たが、本当に静かな山だ。この日の半月ほど前に登った鈴鹿の入道ヶ岳ではわんさか人がいたが、この静けさが三百名山の良いことろかもしれない。そう思いながら、キツ過ぎず緩すぎでもない適度な斜面を静かに登っていくと、10:10に山頂に到着。
山頂からの景色は・・・
山頂にはこじんまりとした社殿が建っているほかは何もない。周りに木が生えているので景色は望めないので、少し反対側に下りて歩いてみたがやっぱり景色は見えない。事前にネットで見た情報では、金剛山や葛城山が西の方角によく見えるというものがあったが、それはひと昔前のものかもしれない。
龍門滝
植林のおかげで風はないが底冷えするので、10:25には下山開始、11:05に尾根取りつきを通過して、11:15に龍門の滝に到着。今度は林道から滝まで下りてゆっくりと眺める。滝を見に来るだけでも十分価値のある場所だと思った。
下山後のラーメン
11:25に登山口に戻ってきた後、事前に行こうと予定していたラーメン河(吉野町菜摘)に直行して、ラーメン+マグロ丼を食した。ゆずの香りがきいた塩ラーメンもおいしいが、それ以上にぶつ切りマグロ丼がおいしゅうございました。その後、町営の「中庄温泉」で汗を流し帰路についた。