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2 300CC差ってやはり大きいですね・NISSAN プレセア

 ラングレーからプレセアに

 学生時代のバイト先の先輩がプレセアに乗っていて、それを見て欲しくなりました。ちょくちょく会う人なら真似した感じで少し気まずいけど、滅多に会わない人なので迷わず決めました。

 当時トヨタのカリーナEDがヒットしていて日産がそれに追随したのがプレセアです。4ドアハードトップ、低くてオシャレに感じました。爆発的とは言えないけどソレなりに街で見かけましたね。月5,000台販売されると「最近よく見かけるね」ってことらしいですからそれ位売れていたのではないでしょうか。

    初めてカタログをもらって仕様やスペックを読み込んでアレコレ悩みましたね。でも「選ぶ」って楽しいです。ラングレーの時とは違います。
 結局1800CCの中間グレード5MTを買いました。ATのが似合うのでしょうけれどMTのが当時数万円安かったのです。
 
 ラングレーの下取り額は25万円、たまたま系列の中古車センターで50万円で販売されていたのを通勤中に発見しました。その後なかなか売れないみたいで49万円に。そしてしばらくして展示場から姿を消したのでした。コンディションは最高でしたので物件としてはアタリだなって思っていたのですが、市場は別の動きをするみたいですね、不人気車でしたし。

 「走り」を語るクルマじゃありませんが

 街乗り中心の自分にはとにかく乗りやすかったです。ラングレーが1500CC・85馬力に対してプレセアは1800CC・125馬力。300CC違うとこんなにも違うのかって思いました。
 4人乗車での箱根越えが格段に楽になりました。その後2200CCクラスや265馬力クラスに乗り換えて行きますが、この時ほどの違いを感じるまでには及びません。

 自動車評論家の故三本和彦氏がよく「パワーは麻薬のようなもの」と言っていたのを思い出します。
 まあ、乗りやすさってのは一概に排気量や馬力だけでなく、様々な要素があるのでしょうけれど。 

 広いクルマでもありませんし

 プレセアにしてからはよく出かけましたね。人も乗せました、ドアも4枚あったし。しかし前も後ろも狭かったです。フロントシートも小ぶり。リヤシートの人、膝の前にげんこつ入ったかな。頭は天井、というか回り込んだリヤガラスについていたと思います。夏場はつむじに直射日光直撃ですね。
それでも居心地のいい空間でした。一人で乗ることが圧倒的に多いわけですし。

夜はメーターパネルが青く光ってキレイ この照明に照らされた運転手の顔も青白くなる

 狭くてもみんなでお出かけ楽しいね

 下戸なんで飲み会の送迎にも使われました。体良く誘われたものです。
ある時、ビール工場の見学に誘われました。もちろん運転手としてですが。
独身女性2人(キレイ系)と職場の先輩(男・妻帯者)の計4人で行きました。
 途中で女性ふたりをひろって、最後に先輩の自宅。クルマを少し離れたところに置いて呼びに行こうとしたら、、、、
女性のひとりが
「イイわ、アタシが呼んでくる、待ってて」
僕 「で、でも・・」

玄関ピンポーン、奥さんが出てきて。
「ご主人いらっしゃる?」
「・・・・・」

その日はずっと先輩は何かに怯えていたようでした。
ビール工場併設のレストランで先輩は飲みすぎて帰路プレセアの中で大いにリバースいたしました。
 
でもいいんです、クルマで出かけるってことはそういうことですから。はい。

次回 もっと評価されてもいいのでは ?  4WS ホンダ プレリュード


 

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