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2024年3月期 第1四半期 決算ポイントの解説

トレンダーズのIR noteにご訪問いただき、誠にありがとうございます。代表取締役社長の黒川と申します。本日は、本日(2023年8月14日)に開示いたしました、2024年3月期第1四半期の決算内容について、私よりご説明させていただきます。
(IRサイト:https://www.trenders.co.jp/ir/


決算サマリー


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P7

2024年3月期第1四半期の決算は、トレンダーズグループ連結で売上高1,434百万円(YonY▲19.8%)、売上総利益812百万円(YonY+0.6%)、営業利益185百万円(YonY▲57.2%)となりました。

売上高の減少について

まず、当社は当期より一部の取引において契約内容の変更に伴いネット(純額)計上に変更しており、売上の昨対に関しては前期首から計上方法を変更したと仮定した数値をもとに算出しております。ネット計上の比較において売上高がYonYで約2割減少している大きな要因は、昨年同四半期に発生したインベストメント事業における営業投資有価証券の売却(売上高312百万円))が本年は発生しなかったことにあります。
なお当社のインベストメント事業におきましては、当該事業で得たリターンをマーケティング事業へ投資することを目的として運用を行っておりますが、営業投資有価証券の売却タイミングについては市場環境等の影響を踏まえながら、フレキシブルに判断しております。

営業利益の減少について


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P15

続いて営業利益の減益につきましては、前述のインベストメント事業に加え、MimiTVの認知拡大を目的にTVCMをはじめとした大型の広告投資(164百万円)を実施したことが大きな要因となっています。一方で売上総利益は、マーケティング事業においてはYonYで+10.0%、QonQでは+49.9%と大幅な増益となっており、グループ連結及びマーケティング事業における四半期の過去最高を更新する結果となりました。

MimiTVの大型プロモーション施策について


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P31

MimiTVの広告投資につきましては、タレントの後藤真希さんをアンバサダーに起用し、関東エリアでのTVCMの放映、交通広告の掲出、SNS広告への出稿を行いました。その結果MimiTVの2024年3月期第1四半期における受注売上は、YonYで+51%となり過去の成長トレンドを上回りました。
後藤真希さんを起用した理由は、ご自身が美容好きでありかつ幅広い世代に人気があることです。交通広告では後藤さんが11パターンのメイクを表現したクリエイティブが、非常に好評となりました。

MimiTV交通広告クリエイティブ

今後のMimiTVの認知拡大に向けた施策といたしましては、フリーペーパーの制作と配布、書籍の出版、大型リアルイベントの開催等を企画しております。いずれも費用対効果をしっかりと検証しながら積極的な投資を行ってまいります。

マーケティング事業の状況について

美容マーケティングについて


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P28

美容マーケティングの領域におきましては、MimiTVの認知拡大等による取引ブランド数の拡大と、マーケティングメソッドの開発やソリューションの強化等によるブランド当たりの受注額の向上により、継続的な成長を目指しております。2023年4月にTikTokマーケティングに強みを持つCARAFUL社を子会社化いたしましたが、経営統合も順調に進んでおり、またTikTokマーケティングの市場が引き続き拡大しているため、TikTokソリューションのより一層の強化を図ってまいります。

メディカルマーケティングについて


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P37

メディカルマーケティング領域におきましては、本日レプリテック社との業務提携を発表いたしました。レプリテック社は2015年の創業以来、次世代型遺伝子発現ベクターの開発・ベクターの受託製造・靭帯の細胞療法の開発等の再生医療領域に取り組んでいる企業です。この度の当社との業務提携により、レプリテック社が独自に開発した幹細胞培養上清液の毛髪再生治療への活用を目的に、2023年9月より当社の提携クリニックでの評価(モニターテスト)を開始する予定です。


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P38

メディカルマーケティング領域は、2023年3月期より取り組みを開始した新規領域となりますが、今後の成長戦略といたしましては、医療アートメイクと再生医療(毛髪再生)に特化して、自由診療クリニックに向けたマーケティング・DX支援をレベニューシェアモデルで行うとともに、アートメイク・毛髪再生領域におけるクリニック専売品の開発販売を手掛けてまいります。

アートメイクに関しては、韓国の人気のアートメイクサロン「J.URBANTOUCH」との事業提携を行い、同サロンの高い技術を日本国内で展開すべく、様々な準備を進めております。日本国内では韓国に比べアートメイクが浸透しておらず、その主な要因は施術価格が高いこと・痛みが強い(肌へのダメージが大きい)ことにありますが、韓国で主流となっている新しい技法を取り入れることで、これらの不を解消し日本にアートメイクを普及させていくことを目指しています。

中期経営計画について


2024年3月期 第1四半期 決算説明資料 P42

当社は2023年5月に発表した通り、2026年3月期までに営業利益20億円を中期経営目標に掲げております。その達成に向けて、2024年3月期・2025年3月期は投資期と捉え、注力領域である美容マーケティング・メディカルマーケティング領域への積極投資を行ってまいります。今回のMimiTVへの広告投資もその一環となりますが、メディカルマーケティング領域においても同様に様々な投資を行ってまいります。

最後に

2024年3月期の通期目標達成に向けては、第1四半期の売上・各段階利益ともに期初計画を上回る順調な滑り出しとなりました。引き続き、通期目標達成ならびに中期経営目標の達成に向けて邁進してまいりますので、投資家の皆さまにおかれましては、何卒引き続きご支援賜りますよう、よろしくお願い致します。


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【免責事項】
本記事は、当社業績やIRに関する情報提供を目的としたものであり、 当社が発行する有価証券の投資を勧誘することを目的に作成したものではありません。本記事の内容には当社の判断が含まれており、情報の正確性を保証するものではなく、 今後様々な要因により実際の業績や結果と異なることがあります。投資に関するご決定は読者様ご自身の判断で行っていただきますようお願いいたします。