かき氷も春たけなわで、桜吹雪が舞ってます。桜メニューを一気にご紹介。

画像1 かき氷と桜テイストが大好きな私にとっては、期間限定メニューがあちこちのお店でラインナップされるこの季節は、嬉しい悲鳴。終了日と睨めっこして訪れる順番を決める日々。それもまた楽し。トップは、武蔵小山の「はいむる珈琲」さんの「春」。お団子がトップに乗ってるかわいらしいヴィジュアルもさながら、食べ進めていくうちに何回もの味変があって(だって内部にはスパークリングエスプーマ!)思う存分堪能しました。
画像2 前から好きだったけど、私をかき氷の世界の虜にしてくれた浅草浪花家さんの「さくらのほわいと」だよ。豆乳の氷に桜葉が混ざっていて、ほわほわ。そんな姿に感動したのは、去年。それから私のかき氷行脚に拍車がかかったんだけど、今年の再会も嬉しく、しかも選べるトッピングに「みそあん」なんて選んじゃうとこが進歩。前だったらありえない選択。かき氷に「みそあん」がとてつもなく合うことを教えてくれた浪花家さんに感謝。そして、勇気を出して色々チャレンジしてきた自分の一年間にも、おいしいご褒美!ね。
画像3 こ、これは、春全開! 水天宮「ねろの鈴」さんの「大吟醸酒粕と桜のお花見」。まず氷部分の桜餅の香りがふんだん。トップの道明寺をいつ食べるかは、悩ましく。別皿の酒粕も、とろりとしていて途中から大活躍でした。桜葉もちぎって氷に混ぜ込み、気づくと夢中で食べて完食してた。窓からは、桜の木も見えてお花見気分も味わえたよ。思い出すだけでも、うっとり。
画像4 笹塚の「神戸みなと屋」さんの「桜あんミルク」。実は、桜メニューにつられて初訪。散りばめられた桜葉に、期待大。とにかく私は桜餅風の桜テイストが好きなもので、あの香りは葉っぱから出てくるものだから。トップにちょこんと乗ってる桜の花の塩漬けも、ノーブルな雰囲気を醸し出してるね。そして、サプライズ的に現れる、生の苺たち。発掘していくと、かなりの量の乱切り苺が顔を出し、もう一つの春を充分に味わえる構成になってるのが、なんとも心憎い演出です。
画像5 両国「こひる庵」さんの「桜ミルクティー」これも、推し。最初は、小さいバージョンで食べた二つのうちの一つだったんだけど、あんまりにも美味しくて数日と開けずにリピしに行った。これは、レギュラーサイズ。トップの桜の花のフレークから始まり、ミルクティー味の氷部分に到達。中には、桜あんタルトクリームが内蔵されていて、これが秀逸。タルトがサクサクしていて、冷たくなった口中に少しのブレイクをもたらしてくれるし、タルトそのものがとってもおいしいから、スプーンが進んでしかたない(笑)期限内に、もう一回食べたかったな。
画像6 吉祥寺「氷屋ぴぃす」さんの「桜咲いチャイました」なんともかわいいネーミングだけど、深い意味があるよ。「チャイ」は、内部に隠れているチャイテイストのシロップ。外側からスプーンを入れて行って、桜味に舌鼓を打っていると突如現れる謎の茶色。ここが、チャイエリアになってて、ガツンと来るスパイシーさが新しすぎる。チャイも大好きなので嬉しいけれど、この激変な感じはまるで二杯いただいたかのようなお得感だよ。刺さってるピンクと緑のチョコレートも、まさに春な感じに仕上がってるー。
画像7 巣鴨「雪菓」さんの「SAKURA」。手削りのお店で、キッチンがよく見えるからついつい観察。出て来たのは・・・。ああ、なんて美しいシェイプ。完璧。しばし見とれてしまい、はっと気づいた時には時間が経っていてあわてて撮影。本当なら、すてきな葉っぱを横向きにして撮るべきだった! ミルクと桜が程よく混ざったピンク色のシロップは、塩気もあってスルスルとお口の中へ。そうしたら、出てくるイノセントなフロマージュは、若干の酸味を伴って全体のバランスを取ってくれる。その相乗効果が、脱帽ものの美味しさです。
画像8 浅草浪屋さん、もう一つ。今季は、2回食べることが出来たよ。まずピンクの餡が、美しい。濃い抹茶シロップのデコレーションも、コントラスト効いてる。何より中の抹茶クリームが美味しくて! さらに、もう一度底から顔を出す桜葉入りの桜餡が華麗にフィナーレを飾ってくれて、いや、ホントにアートの域の一杯でございます。浪花家さんは、内蔵されてるものがいつもとても美味しくて、しかも外から見えないから発掘の楽しみを与えてくれるよ。とにかく、大好き!
画像9 御徒町「廚 otona くろぎ」さんの「桜子」。氷増しにチャレンジしてみました。高くそびえ立つ凛々しい姿。完食できるか心配したのは、最初だけね。途中から、「ああ、もう半分来ちゃった」「あとちょっと? 悲しい」みたいな気分になり。塩気を感じる桜クリームや、内部の「酒かす桜餡」や「鹿の子」は、食感的にも変化をもたらす良い効果。ああ、思い出すだけでも、あのクリーミィな食べ心地が蘇って幸せな気分になるよ。
画像10 六本木「Yelo」さんのその名も「さくら」。さくらゼリーが、ポロっとこぼれちゃうほどたっぷりON。やさしい感じの桜ミルクが、ベース。でもしっかりと桜の香りが鼻に抜けってって。中には、これまたさりげない感じの白餡が潜んでいるので、途中からの味変も楽しめるよ。Yeloさんの氷は、ふわっふわって感じなので、とっても軽くて大好き。この日も、もう一杯行っちゃおうかなーと相当に迷ったほど。最後に残しておいたさくらゼリーを食べて、笑顔でごちそうさま!
画像11 「こひる庵」さんアゲイン。こちらは、「花見酒」R20もので酒かすミルクが基調なのに、ミルクに変更してもらっちゃったの。春をひたすらアピールしてるピンクは、「道明寺かん」ね。ツルっとお口の中へ消えてったよ。そして、大好きなめくるめくミルクの世界に突入。桜クリームのほのかな香りと相まって、とても静かな感動にひたれます。両国の昼下がり、贅沢な時間が流れて行ったよ。
画像12 荻窪「ねいろ屋」さんの「SAKURAバターミルク」。桜葉をたくさん入れて煮込んだミルクに、な、なんとバターを溶かし込んで。禁断の味。確かにバター部分は、こってりしていてハイカロリーが気になるけど、それを吹き飛ばす位の美味しさ。しかも、他の部分は意外にさっぱりしているから、段々とその罪悪感も消えてくよ。葉っぱがちらほら見え隠れするとこも、いとおしい…。
画像13 三軒茶屋「和かんな」さんの「爛漫櫻」充実のコンテンツのせいで、ちょっとかしいでるところは、ご愛嬌。とにかく、ピンク氷の部分が桜感あふれてて、感動的。トップのクリームは、桜系かと思いきやあずきマスカルポーネなのよ。タイトルの通り、とことん和テイスト。花びらをかたどったピンクのチョコレートは、大切に大切にいただきました。こんなふうにして、桜氷を求めて都内をうろうろ。最初の頃は寒かったはずなのに、気づけばホントに春が来てたよ。何軒かのお店では定番になっているようなので、来年の再会に期待、ね。ああ、楽しかった。

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