熱海から高速船でたったの30分、レモンまみれの初島!
初夏のある日、ぽかっと日程が空いたので一人で熱海に行ってみた。一泊なので、温泉浸かってのんびりしようと思ったのに・・・。
翌朝チェックアウトしたホテルの前に乗り場があって、初島に30分で行けると書いてある。
これはもう行くしかないでしょ、ということで乗船。それくらい気軽に行けちゃう首都圏から一番近い離島なんです。
そうして、ごめん。
ずっと伊豆七島だと思っていた。いやいや、熱海市に属する島だったんだね。
一路初島を目指して航行中。なんだか、カモメがたくさん飛んでるな~と思ったら、上層部で餌付けしていました。じゃがりこのようなかっぱえびせんのような何かを持ってる人、見える?
この日はお天気も良くて、全然揺れず快適な航路だったよ。
初島は、レモン推し。どうしてレモン? と思ったけれど、なんでも熱海市は国産レモンの発祥地なんだって。知らなかった。それを、地元の高校生と共に推して行こう! というプロジェクトが数年前に立ちあがったとのこと。
なるほど。
だから、島のあちこちにある黄色いレモンたちはまだ新しく色もビビッドなわけだ。
青空に映える黄色。一見石かと思うけど、ちゃんと先端がすぼまっている。芸が細かい。
まぁ、天辺に葉っぱがついてるから、石のわけないんだけど。
さらに、裏面は断面図になってた。小さい階段がついてるのは、ここに上って表から写真を撮れば、レモンの上に顔を出した面白アングルが実現できるってことね。
ある程度の年齢のお子様なら、じゅうぶん顔を覗かせられる高さ。
レモンにちなんで黄色いポスト。よく見ると黄色一色ではなくて、白色がちょっと混ざっている。そこもまたかわいいのだけれど、これがほんとに機能しているのかどうか、チェックするのを忘れた。
こんな感じで、島のあちこちにはレモンがたっぷりあるよ。何だか島の皆様全体で歓迎してくれるような気分。
地図を見ると、中学校などもあって住民の生活圏と観光エリアをキチンと分けてあった。割と大切なことだよね。
レモン縛りじゃなくても、良き場所がたくさんあるよ。このブランコは、タイトル通りに空と海を存分に感じられる。漕いでいてだんだんとスピードが乗ってくると、海に向って進んでいるような錯覚。次には空に足を突き出しているような気分。
ちょっと運動して、身体にも良い刺激が加わって嬉しい。
なんと! 遠くに富士山が見えるんです。絶景。
行ったのは、6月の始めだったと思うけど、まだうっすらと雪をたたえてるよね。今見ると、ちょっとだけ涼しい気分になれる。お得。
これはもう、アート。バランスを考えつつ積み上げられている。富士山とシンクロしているのかもしれない。一つだけじゃなくて、いくつもあったよ。海藻がくっついているのも、良いじゃぁないか。
なんて、かわいい公衆トイレ。まだ新しいから、とてもきれい。内部はどうなってるのかな? 入らなかったからわからないけど。頼むから、この状態のままキープしてね。せっかくかわいらしいんだから、ね。
その昔江戸城を修築する時に切り出された場所。これは、珍しい。船で運べば、江戸まで結構近かったのかも。思わぬ所で、歴史のお勉強。
そして私が一番好きな、空へのドア。または、「天国への階段」。窓の模様が、レモンスライスになっているのが、良き。
初島は、本当におススメだよ。船も快晴なら、全然揺れないし、実は日帰り温泉や、おしゃれなレストランもあって一日中楽しめる。
植物も、すでに南国ぽくて、ちょっと異国情緒も味わえるのも醍醐味。
今度は、温泉に入りに来ようかしら。そう思うほど気軽に行ける首都圏の穴場です。
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