池波正太郎氏の食いしん坊ぶりは、徹底してる。あやかりたいっ。

画像1 浅草から隅田川沿いを散歩していて、見つけた池波正太郎氏生誕の地。区立待乳山公園の入口に碑があったよ。彼の食にまつわるエッセイは、涎が出そうになるほどに食べ物の描写がリアル。他の大作は全然読んでいないくせして、食のエッセイは愛読本。どちらかというと「食いしん坊」な感じが、とても好きです。食べ物への飽くなき好奇心、自分と重ね合わせちゃうからかも。
画像2 そんな池波正太郎氏、あちこちの町でその足跡を見つける。これは、横浜清風楼の入口にずっと貼られていて年季の入った記事。いつも混んでいて行列ができている。新橋で勤務が終わると、タクシーで横浜に行ったと言うようなエッセイを読んだことがあって、その食べ物への飽くなき追求は、筋金入りだなと思ったことがあるけれど、正太郎氏の笑顔の写真は、全然ガツガツしたところがなくてともすればお上品顔なので、何か人間としての余裕を感じるなと思ってる。生誕地浅草にも、贔屓のお店がたくさんあったようだけど、ここ横浜にもけっこうあります。
画像3 清風楼で一番有名なのは、焼売。このお店での表記は「シウマイ」ね。お土産は、並ばなくても買えるので、たまに購入します。こんな感じのレトロな包み紙にきっちりと包まれていて、中身を知っていると言うのにいつもわくわくしてしまう。この昔ながらさ、が良いよね。個人的にも横浜が大好きなものだから、中華街にはよく足を運ぶけれど、実は方向音痴のためにまだ全体像を把握していない私。情ない・・・。
画像4 中身もお見せしますね。こんな風にぎっしり。並び方だけじゃなくて、具も繋ぎが少なく肉々しくて口に入れるとそのみっしり感にまず驚く。この詰まった感じを最初のビジュアルで表わすとこなど、天晴です。真空パックじゃないのに3日間とけっこう日持ちするので、冷蔵庫に保存しつつ大切にいただきます。正太郎氏を偲びつつ。

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