ホテルの朝食はうまい。
ホテルの朝食は高い。
マクドナルドで食べたら300円以下で済むものを
なぜ1000円以上払って満足に食べることのできない朝食を食べるのか?
私は、先日訪れた京都のホテルで朝食を食べることになった。
1500円+税。
翌朝、私は少しの期待と「高すぎる!」という不満の気持ちからプンプンと朝食会場に出向いた。
朝食会場にはビュッフェ形式で食事が並べられていた。
和食から洋食、そしてコーヒーからジュースまで見事に並べられている食事を見たときには、もう私の頭は高すぎるお金のことなど忘れて幸せな気持ちに包まれていた。
旅行中の幸せを感じた瞬間をランク付けするならば、この朝食が圧倒的な一位である。
なぜ、まだ目覚めていない頭と、太陽のまぶしさと戦いながら食べる朝食はこんなにも幸せな気持ちになるのか。
食べ物はもちろんうまい。
でも、食べ物だけが私を幸せな気持ちにさせているのではない。
「自分ではない誰かが朝早くから自分のために朝食を作ってくれた。」という事実だ。
しかも、好みのお食事が分からなかったので思いつく限りのお食事をご用意しました、と言わんばかりの大量の品数を!
その優越感が日々の仕事で疲れた私を(ありきたりな言葉ではあるが)元気にしてくれた。
同時に、日々味わうことのない、この幸福感を味わえるなら1500円の朝食は安い!と思った。
次回、ホテルに泊まるときは朝食付きのプランをできる限り選択しようとも誓った。
誓ってしまった。
完全にホテル朝食の虜である。
P.S
温泉の良さが分からないので「私は日本人の感性を持ち合わせていないのか!」と思っていたが、和食があることにも喜び、洋食があることにも喜ぶ私。
日本人であることを実感し、日本に生まれてよかったなと思った体験でもあった。ちなみに、母:日本人・父:日本人。
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