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ロンドンで挙式してきました。

先日、ロンドンで入籍し、結婚式を挙げてきました。

緊張しすぎて当日の記憶が朧げなのですが、無事に終わり安堵しています。

イギリスでの結婚は日本と違う点ばかりです。
こんなにも違うものかと、人生のネタが増えたので
簡単に記録に残したいと思います。


・結論から言うと

ビートルズのメンバーや数多くの著名人が挙げた、美しいタウンホールにて
無事に結婚式を行うことができました。

Old Marylebone town hall  

終わってみての感想としては、ただただ安堵。
イギリスは結婚式しないと入籍できないんですよ
ただ、結婚式させてもらうにも許可が必要で・・・道のりが長くて、超辛くてね・・・
そしてこれからも戦いは続くのです・・・(これはまた別の話・・・)


偶然にも、天皇皇后両陛下にお目にかかれました

・現在のステータス

・フィアンセビザ

現在「フィアンセビザ」というビザで英国に滞在しています。
パートナーと結婚することを前提に入国を許可されるビザ。
フィアンセビザで入国後、半年以内に結婚式を挙げないといけません。
結婚が成立し、初めて「配偶者」として認められ、「配偶者ビザ(Spouse Visa)」の申請が可能になるのです。
つまり、「フィアンセビザ」→半年以内に結婚式→「配偶者ビザ(Spouse Visa)」の流れ。
「フィアンセビザ」のままだと半年しか英国にいられないので、急ぐ必要があるわけです。まず、この「フィアンセビザ」を取るために相当なお金と時間と気力を要したわけですが・・・(我々は専門家にビザサポートを依頼した・・・)
ちなみに「フィアンセビザ」のままでは現地での就労はおろか、医療サービスを受けることはできません。名前はロマンチックだけど人権なしw w w
なんか間違ってたらこっそり教えてください。

常に最新情報をチェックして対応する必要がある。
ビザややこしいよぉ・・・私だけじゃ普通に拒否されてたと思うw w w

・結婚までの長すぎる道

・イギリスで結婚するためには?

イギリスでは自分らの意思だけでは結婚させてもらえません。
国に許可を得て、法的に認められた結婚式場(登記所)で法的にセレモニーを行うことで、初めて結婚を認めてもらえるのです。

・日本との違い


日本のように、紙切れ一枚で、婚姻届に記載→提出→受理!
結婚式はしないけど入籍だけはしておく!というのは認められません。
婚姻届提出という概念はない。挙式を行うことで、初めて結婚証明書の発行が可能→婚姻が認められた状態となります。
そのため、イギリスでは結婚するためのビザ・書類関係のステップが非常に多いのです。色々な理由があると思いますが、テロや、偽装結婚による不法滞在を防ぐためだと思われます。
怪しい奴を入国させないぞという意思に打ち勝つ強靭なメンタルが必要です・・・。
求められるドキュメントを完璧に準備した上で、最低限の経歴や語学力があると少しでも安心かもしれません(泣)

・結婚(式)するためのだいたいの流れ

  1. 地域の登記所(レジスターオフィス)に赴き、この国で結婚してもいいか?の面接。というかほぼ尋問。

  2. 上記の結果連絡を待つ。判定を下すのはHome Office 

  3. 結婚式場の準備

  4. 当日、公的なセレモニーをあげる!

  5. 結婚が認められ、結婚証明書げっと◎

結婚を決めたら、Giving Noticeという結婚の申請を地域の登記所で行わないといけない。移住国に、私たち結婚しますが、意義はありませんでしょうか?のお伺いを立てる必要がある。なんで見知らぬ人に結婚させてくださいってお願いするのかは分からないけど歴史的なやつらしい。
自分が住んでいる地区の登記所を事前に予約し、指定された時間に行く。登記所は市役所みたいな雰囲気。
受付を済ませ、名前を呼ばれたら奥の部屋へ。
私たちの担当の方は役所っぽい厳しそうな女性。なんか昔の上司にこんな雰囲気の人いたな。
必要書類を提出し、女性の指示に従う。
ここで、結婚してイギリスへ移住するにあたり、怪しい人間ではないかを証明する必要がある。
パートナーと別室にされ、お互いの仕事や家庭環境や住所など尋問される。(怖かったw)
英語力に自信がなければ、通訳の人間を連れてくることも可能らしい。その後、結婚の申請に必要な書類を確認、虚偽があれば罰せられるなどの注意事項を確認し、サイン。

その後、結果の可否を判断するホームオフィスから、書面で結果が届く。
我々は問題ないと判断され、結婚を認めてもらい一安心。
近年(昔から?)偽装結婚が多いため、拒絶や追跡調査もあるらしい。面接では緊張で上手く返答できず、絶対怪しいアジア人だと思われた・・・ってしょんぼりしていたので一安心。

そんなわけで無事に結婚式を挙げられることになったので、式場と事前の打ち合わせを進めた。専属のフォトグラファー入るか、指輪の交換はするか、宗教上考慮する点はあるか、式中に流したい曲はあるか・・・など。結婚式に読み上げてくれるスクリプトも3種類の中から選べた。

・結婚式当日


pimlico room 可愛らしいお部屋

・レジストラーとの打ち合わせ

新郎新婦のみ、式の前に別室へ。
法的に結婚の登録ができる登記人(レジストラー)と、式の司会進行を務めてくれる男性の方2人との対面。本日の結婚式の打ち合わせ、最終確認です。
新郎新婦、それぞれの名前や職業や親の職業などをMarriage Certificateへ書き写していく。この時点で結婚式の証人を決めていなかったことに気づき、急遽お互いの兄妹にお願いすることにw
司会進行の男性がとても優しくて私の緊張をほぐそうと笑わせてくれたり、飲み水をくれたり気を遣ってくれた。彼のドイツ人の義理妹と私の名前が同じで、日本ではメジャーな名前なのかすごく気にしてたw

・結婚式の音楽


式中の音楽は夫の友人のギタリストさんにお願いすることに。
ど緊張していたけど、彼の笑顔と音色に癒されました・・・

入場:
The Darkness - I Believe In A Thing Called Love


最後:
Andrew W.K. Party Hard

これからの人生に相応しい選曲w

・いよいよ結婚式


挙式の内容や進行、誓いの言葉などは事前に選んだスクリプト通り。
司会の人が、「台本を覚えなくても大丈夫だよ。ゆっくり、話すから、言葉を繰り返してね」的なことを言ってくれていたと思うのですが、超あがり症なので、全く記憶にない。新郎新婦向かい合って誓いの言葉を繰り返す、指輪を交換する、などの一連の流れ(省略)
・・・
レジストラーの前で新郎新婦が結婚証明書にサイン。
お互いの兄妹に証人としてサインしてもらう。
これで結婚が認められる・・・感じです。
最後「パーティーハード!!!」流れた時は泣きそうになったw w w



翌日にはオフィシャルな結婚証明書が届いていました!

封筒にA4の証明書が入ってたw

・最後に

これから配偶者ビザの申請も待っています。
書類面や金銭面など、色々なハードルが高すぎて、冷静になるとなんでこんなことしているんだろうw
と思うけど
ドラえもんの言葉に励まされながら、乗り切っていこうと思います。


この言葉にだいぶ支えられている


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