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モナリザって3D

前述したようにパリには仕事で何度も来ていますが、仕事の時は現場とホテルの行き来だけ。
今回は娘を連れているので「娘に見せる」という口実でそれはそれは様々なところに行きます。
中でもルーブル美術館は大きな楽しみの一つ。

事前チケットを公式サイトで予約して、予約時間の10分前から20分並んで地下入口から入場。気の赴くままに歩きます。

僕の美術館鑑賞スタイルは一つの絵を長時間見ることはしません。できなと言う方が正確か。

自分の能力の限界は感じていて、どんなに詳細に見ても覚えられない。
それよりは、人間としての能力を信じて、刺激を脳味噌にストックできればそれで良しと考えています。
そのため、さらっと散歩するように周り、周辺視野から刺激があればok。

そんな感度の低い僕ですが、ウフィツィ美術館のボッチチェリのビーナス誕生、アムステルダムでレンブラントの夜警、ベルヴェデーレ宮殿上宮のクリムトの接吻を見た時は大きな衝撃を受けたのを覚えています。

美術館に所蔵されている絵画はそれはそれは全て上手い。コンテンポラリーは抜きにして、一枚も僕が描けそうなものは無い。
それでも上にあげた作品は格段に上手い。

何が上手いかは僕にはわかりません。
デッサンや構図、色彩など色々な要素があるのでしょうが、ともかく圧倒的な説得力があるわけです。

では今回初めて見たモナリザは、これもとんでもなく上手かった。
なんというか、これまで写真や映像でしか見てこなかったので、2Dだったんだと。

モナリザの本物にはどこまでも続くような、吸い込まれるような奥行きを感じました。凄い絵画って3D。

また、ナポレオンの戴冠式のサイズとバランス、ミロのビーナスの研磨というかすべすべ感?ニケの凛とした佇まいは2Dでは感じ得ない、実物だからこそわかる特別感がありました。

ルーブル美術館行って良かった。
皆さんもパリに行ったらぜひ。

その後、リサとガスパールの舞台、ポンピドーセンターを外見だけ見てホテルへ。
パリ2日目はこれにて。

娘作のモナリザ

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