![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117532399/rectangle_large_type_2_f45be93f544643e72062c8cc945b1632.png?width=1200)
★キャンピングカー生活まであと106日★「月」
あした何の日?
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/117487044/picture_pc_3e8b61363890dfb5173a6981e6fad9f1.png?width=1200)
こんにちは。
いかがお過ごしでしょうか。
ぐっちーです。
本日は中秋の名月ということで、テーマは「月」です。
月というものは昔から日本人の心にとても影響を与えて来たもので、かの夏目漱石が放ったとされる「今宵は月が綺麗ですね」という言葉なんかはあまりにも有名ですし「花鳥風月」という言葉にあるように月も自然界で美しいものとして愛されてきたようです。
私は月をロマンチックな文学・芸術的視点で見るのも好きだし、天文学的に月の成り立ちとかを宇宙と関連付けて考えるのも好きです。
現代は観測と研究が進んで、日月食やスーパームーンといった月に関する現象が予測されて、前もってテレビなどで予告されますよね。
その度に高台や山、展望台などに人が集まって空を見上げる光景があります。
私も中学時代に金環日食が朝早くに見られるというニュースで、特例として学校が早朝から開放されるということがありました。みんな遮光板を持って校庭で空を見上げたものです。
しかし昔、観測もテレビもない時代の人々はそのような現象を目の前にした時に、焦りを隠せなかったことでしょう。
調べたところ、鎌倉時代に九条兼実は月食のときに悪いことが起きるのを止めるためのお経のようなものをひたすら唱え、月を見なかったと言いますし、
平安後期の詩人、西行は『忌むと言ひて 影に当らぬ 今宵しも 破(わ)れて月見る 名や立ちぬらん』
という「世間の人々は月蝕は不吉だと言って光にも当たらないようにしているが、私はそういう月であればなおさら、無理をしてでも見ようとする。奇人変人の悪い評判が立たなければ良いのだが」
という意味の詩をうたっています。
やはり月食は昔の人からすると、不可思議で恐るべきものだったのですね。
もちろん、月をポジティブに捉えた詩もあります。
『 天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも 』という百人一首にも選ばれる阿倍仲麻呂の詩は有名ですね。
「空を仰ぎ見ていると月が出ている。あの月は、故郷である春日の三笠山に出ているものと同じなのだなあ。」
月を見て故郷を思い出す...
どうでしょうか。皆さんはそんな経験がありますか?
異国の地で月を見る、ということは、そういえば今までありませんでした。
先日訪れた台湾も、夜景を見ることはあっても、月を見てないような気がします。
(もしかしたら見ていたけど記憶がないだけかも?)
昔と違って、今は街の灯りも明るくなったでしょう。
それでも未だ地上に大きな影響を与える月はすごいなと思います。
ところで月について調べていると日光浴ならぬ「月光浴」というものが存在するといいます。
特に満月の日に月光浴をすると最大の効果が得られるそう。
安眠効果や幸福を感じられる効果など。
どちらかというとスピリチュアルな側面が多いのかな?
しかしながら科学的な面もあるそうで、
自然な眠りを誘う物質「メラトニン」という物質の分泌促進効果もあるそうで、心身ともにリラックスでき快適に入眠できるようです。
同時に日光浴でも得られる「セロトニン」の分泌促進も期待できるため、そちらは幸福度が高まるそう。
話はそれますが、月は太陽と対になるものですよね。
私が現在勉強している四柱推命のベースとなる「陰陽五行」の中の概念に「陰と陽」があります。
太陽は陽、月は陰。
私も自分の性格の中枢を表す性質は陰です。
だからなのか、月の出る夜にのんびりするのは大好き。
次の満月の日は、月光浴をしてみようと思います。
それと気になったのが「月」という漢字。
月=🌙から来ている象形文字、というのは皆さん納得のいくところかと思います。
しかしながら私が不思議に思ったのは「にくづき」です。
つまり「腕」「腹」「脇」などの部首。
なぜ体を表す漢字なのに「月」が入るのか?
それは「月」の部分が元々「肉」だったからだそう。
肉が長い期間を経て、崩れ、月になったらしい。
もっとロマンチックな意味があると期待してしまいましたが...笑。
ん?待てよ。
もっと調べていくと、同じ月でも、にくづき以外に「つきへん」というものが存在するようです。
代表的なのは「服」「朋」「朕」など。
試しに「服」の成り立ちを調べると、この月は「舟」に由来したものだそう。
え?舟?
なんか色々書いてましたが、ここから先は古字の専門的分野が過ぎるので、省略。
簡単にいうと服=clothではなく、「屈服」「征服」など「押さえつけるという意味からできた漢字だそうです。
そして月は後付けなんだとか。
便利な漢字みたいです、月。
そして最後に、月といえば人類の夢でありました。
アポロ11号が月面着陸するまでは、到達することのできないロマンの塊だったと思います。
あえて到達できない方が良かったのでは?なんて思ったりもしますが...。
(到達してしまったら、面白くないじゃん)
(と思うのは私の中の射手座のエネルギーが作用している気がする)
私がいた高校のサッカー部のスローガンは「月まで走れ」だったと記憶しています。
地球から月まで約38万4400km。
それぐらい走ってトレーニングするぞ、ってことらしいですが、地球1周が4万kmですから、地球9.61周分のランニングということになります。
もう頭がついていきません。
(しかしその甲斐あってかインターハイまで上り詰めていました)
月もそうですが、やはり宇宙というものはロマンに満ち溢れているなぁと思います。
宇宙に関しては今のところスピリチュアルよりも現代科学的な視点での興味が勝っていますが、その話はまた今後。
・
・
少なくとも生きているうちは月が無くなることはないでしょう。
日に日に顔を変える月を眺められる、この星に生まれたことに、感謝して明日からも生きていきたいと思います。
<<<あと106日>>>
この世は作用と反作用
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?