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キャンピングカー生活まであと180日★「はじめての会社員④」

あした何の日?

こんばんは。
本日はシリーズ最終弾。
最初の一年のラスト3ヶ月事務研修と、2年目本社での本配属について思い出しながら書きます。

事務研修

3ヶ月の営業研修を終えた後は事務研修。
同じ支店ですが、ほとんど外に出ることはなくパソコンと睨めっこ。通常は事務の中でも特定の業務を任されるのが事務員ですが、今回私たちはあくまで研修なので、一通りの業務を体験することを目的としていました。

当時事務員の方は課長を含めて6人。
8割ほどママさんが事務をしていたため、僕と同期の若い男子が2人混ざるとなってオフィスは賑わったらしいです笑。

当時の事務の主な業務はオイルと燃料の発注、スタンド備品等の在庫管理、売上管理、労務、経費関連業務、レンタカー業務、採用業務、社内報作成などです。

特にオイルと燃料の発注業務は営業を経験していたので、割とすんなり理解できました。

もう1人の同期はパソコンや社内でずっと座って仕事をするのが辛そうでしたが、私は適職だなぁと思っていました。(今思うと不思議)

パソコン作業は苦ではなかったのですが、毎日同じ場所で仕事をするというのは少し辛かったですね。

一度だけ社内で試験的にリモートをやってみようと指示された時に、ランチとディナーを楽しむという目的でわざわざ北千住のカフェを選んで仕事をした時は大いに快感でした。

自分の好きなところで働けるって、こんなに楽しいんだ!って思いましたね笑。

何をもって適職と思ったかは覚えていませんが、何かしっくり来るものがあったのだと思います。
だけどそう思えるのは研修としてサポートもあったし色々と常に新しいことや幅広いことを経験させてもらっていたからかもしれません。

だけど在庫管理と経費関連の業務には苦しみました。
なんせ数字が苦手な私です。何百円足りないとか、もうやめてくれ〜って感じで。

それでも事務の方達にもよくしていただいて、3ヶ月は割とあっという間に終わりました。

そこからは本配属。
私は東京の支店を離れ、名古屋の本社に勤めることになりました。
正直、2年目(研修を含めなければ1年目)から本社勤務というのは非常に誇らしく思ったところもありますし、同じところで仕事をしたくない私からすれば転勤は苦ではありませんでした。
(強いて言うなら当時の彼女と遠距離となってしまったことぐらい笑)

本配属

私は2年目からも本社で事務をやることになりました。事務の仕事は好きでも嫌いでもなかったけど、ただ一つ言えるとすれば「人との関わりが希薄すぎる」ことが気になる点でした。

店舗でスタッフをやっている時も、営業研修をやっている時も(もちろん厳しいお客様もいますが)トラックの運転手の方や運送会社の社長さんに温かい声をかけてもらったり、感謝の言葉をもらえることが嬉しかったです。

しかしながら事務だとオフィス内にずっといるので、同僚の人以外の顔を見ることがほとんどありません。
外向きのお客様が身近にいないので、「誰のために仕事をしてるんだろう」と自分の仕事や存在意義に疑問を持ち始めることもありました。

また、自分に業務を教えてくれていた先輩が歴代でもかなり優秀な人だったのも逆に堪えました。
自分はゆくゆくはこの人の代わりを努めないといけない。そのプレッシャーは日に日に増えていきました。

でも本社勤務の生活は嫌いではありませんでした。
本社に限らず家賃は(上限はあれど)自分の好きなエリアで好きな家に住めて、月負担はたったの12,000円でしたし、社長の羽振りがよくて毎日お弁当に、叙々苑のカルビ弁当か付き合いの長い割烹料理屋さんが作るうな重かちらし寿司が支給される贅沢ぶり。

たまに余ったお弁当は新入社員だから若いうちに沢山食っとけ、と夕食分も持たされたりしました。

ここまで書くと、なんで辞めたの?って言われそうなぐらい、言うことない感じなんですが、自分の人生には多分合ってないんだろうなぁと思いました。

最終的に辞めようと思った理由は4つ。
1.当時、本気でやりたかったネットワークビジネスに出会っており、東京に戻り活動したかった
2.管理職の人たちの疲れきった顔を見て「数十年後こんな姿になるぐらいなら早めに辞めたい」と思った
3.会社員として、自分の気持ちに嘘をついて接待したり気を遣うことがあまりに出来なかった。
4.社長の評価基準に明らかな女性社員贔屓があり、シンプルに気持ち悪かった

このような理由で、私は1年半ほど社会的に無職の道を進むこととなりました。

色んなものを得て失い、そして学んだ1年半でした。
今でも一社目にここを選んだのは、結果的に良かったし感謝しています。正直後輩がいたらオススメしたいぐらい。

だけど、会社に向き合うのではなく、自分の人生に向き合った時に、私が取った選択は会社員を続けることではなかった。それだけでした。


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人生何が起こるか分からない、だから面白い

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