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★軽キャンピングカー生活まであと258日★「市町村章から見るまちの想い①」

こんにちは、今週も1週間始まりましたね!
日々大変な事もあるけれど、良いところを見て、ポジティブ変換しながら一緒に頑張っていきましょうね。

今日のテーマはここ最近、私が興味を持った「市町村章」です。中でも面白いデザインやその由来をご紹介します。
市町村のエンブレムともいうべき「市町村章」のデザインはどれも秀逸で、一つ一つに込められた想いや応募の経緯などがあるみたいです。

あなたのまちの市町村章はどんな意味合いがありますか?是非コメントで教えてくださいね。


①大阪府大阪市

いきなり私の地元で恐縮ですが、大阪市の市章をご紹介します。
このマークは「澪標(みおつくし)」が由来です。
澪標とは昔、 難波江の浅瀬に立てられていた水路の標識(水脈や水深を知らせる)だそうで、源氏物語などの恋慕に関わる和歌では「身をつくし」との掛詞にもなるキーワードとなっていますね。

大阪市は西部に大阪湾を持ち、昔から淀川、大和川などの大きな河川から、安治川、尻無川、大川といった支流水路も豊富な「水の都」として水運が発達してきました。これからも豊かな水の資源と共に発展していきたいという想いも込められてるのでしょうか。

ぜひ大阪にいらした際は、水辺の景色にも注目しながら観光してみてくださいね。


②大阪府 吹田(すいた)市

続いても私の地元で申し訳ありませんが、デザインの象形に脱帽したのでご紹介。
吹田市は大阪市の北部に面している、大阪万博記念公園などが有名な市。

この吹田市の市章は市の漢字「吹田」をシンボル化したものだといいます。
一見すると「どこが漢字から来てるの?」となりそうですが、中央のハトの形をよーく見てみてください。
首から右の翼にだけ、線が続いています。左は途切れている。
左の翼が「口」、首から右の翼と下に広がる尾にかけて「欠」。全て合わせると「吹」。

私自身、しょっちゅう吹田市には行ったのですが、ここまで洗練されたデザインの市章になっていることには気づきませんでした。

ちなみに「田」は後ろの斜めにかけ合わさった4本線で表しているそうで、まわりの模様は花弁を表し「街が美しく発展すること」を願ったデザインだそうです。

実際、吹田市は市の南側から北部にかけて段々と登っていく「千里丘陵」が位置する「千里ニュータウン」としても発展してきました。綺麗に整理された街並みも多く、万博公園や千里中央公園など自然とも調和している美しい街です。

身近なものでも「いざ注意深く見たり調べてみないと奥深さに気づかない」という快感さも得られたので吹田市をランクインさせていただきました。


③青森県 おいらせ町

続いては、一風変わった章の青森県おいらせ町。
まずは町のロゴマークをご覧ください。

おいらせ町章

なんと分かりやすいデザインでしょう!
町名がひらがななのもあり、とても柔らかい印象を受けますよね。
もちろん、町名をそのままモチーフにしていますが、こちらも色付けに理由があるようです。

緑は豊かな自然環境と人に優しい田園定住都市のイメージ。
青は清流・奥入瀬(おいらせ)川と力強い太平洋。
赤は住民の活力を象徴しています。
そして、円の部分は町民の協調性を表現しているようです。

全国的にみても、ひらがな文字をそのまま市町村章に落とし込むまちは珍しく、一覧で見てもすぐに目に止まる」おいらせ町を紹介させていただきました。

ちなみに、おいらせ町の冬は、気温こそ低いものの降水量は少なく青森県内で最も雪が少ない地域とのことで。
自然、農地、商業地、工業地、住宅地がバランス良く配置されていることから住みやすい町のようです。

気になった方はぜひ以下のリンクから、おいらせ町のことを詳しく知ってみてください♪

④鹿児島県 志布志(しぶし)市

続いて鹿児島県は東の玄関口、志布志市を選ばせていただきました。
こちらのマークも発想が面白いデザインで、色も決まっているそうです。

いかがでしょうか?色分けされているので分かり易いですが、左の青色で志布志港を、右の緑色で自然の恵みに溢れる大地を表現しているそうです。

志布志市について調べてみると、2006年に3つの町が統合して出来たようなので、3色に分けている理由もここからきているのかもしれませんね。

公式HPでは真ん中のオレンジ色の円には言及されていませんが、恐らく太陽を表すことでも自然の豊かさ、雄大さを表しているのではないでしょうか。

志布志市の位置する大隅半島は「食の宝庫」とも呼ばれるそうで、ウナギや牛・黒豚などに代表される海の幸や山の幸も揃っているそう。あぁ〜、行ってみたい!

そして実はこのロゴ、シンプルなのですが、なんとあと2つもの意味が込められているそうです。あなたは何かお分かりですか?

一つ目は、「志布志」のイニシャル「S」が隠れています。分かるかな?
もし分かりづらい人は「ルビンの壺」というトリックアートの仕組みを参考にしてみてください。色のついていない白色の部分に着目すると、見つかると思います。

「ルビンの壺」
白い部分を見れば盃に、黒い影を見れば2人の向かい合う顔に見える。

そして、もう一つは、中央の円が「!」の下部分となり未来に向かって行く活気ある住民を表しているそうです。

んー、これは難しい!でも面白い発想ですよね。
海も山も豊かで美味しいものが溢れる志布志市では、移住についても積極的に広報されているので、気になる方は要チェックです。これからも盛り上げてもらいたいですね。


⑤栃木県 那須烏山(なすからすやま)市

最後にご紹介するのは栃木県那須烏山市の市章。
「なすから」と呼ばれる那須烏山市は県の東部に位置し、茨城県と接しています。

こちらも早速、市章を見ていただきましょう。

か、かわいい…!

ここまでキャラクター性を持たせている市町村章は珍しいです。
一応、章の由来を引用させていただくと、
「山とおひさまのイメージは、恵まれた自然環境と、あたたかい人とのふれあいを表現しています。上部の3つの点は、その中で豊かな生活を営む知恵を表しています。」とのことです。

やっぱり山とおひさまでしたね。笑
シンプルな由来ですが、那須烏山市の特色として、八溝山系の里山や、清流那珂川と緑豊かな田園など、ロゴ通りの緑が広がるまちのようです。

運転中にこんな市境のマークを見たら、
思わず心がほっこりしそうですね。

さいごに


今回、全国の市町村章を調べていくうちに、合併でなくなった市町村の章も知ることができました。
やはり地方では顕著に見られ、その数は半分近くになる県もありました。市町村が無くなるのもそうですが、せっかくのデザインがそのまま使われなくなってしまうのは寂しいですね...

実はまだ気になる市町村章があったので、次回以降の記事で、引き続きご紹介していきたいと思います。

<<<あと258日>>>

「てめぇの人生なんだから てめぇで走れ。」
矢沢永吉

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