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すいかウォッカに続いて、またしてもすいかネタ。 すいかはおろし金でおろして、ジュースにします。 ザルに押しつけてもいいでしょう。バーテンダーさんなどはガーゼで絞りますが、ま、適当な方法でジュースにします。ミキサーを使うと空気が入って色が白っぽくなるので、こういう方法をとっています。 小玉すいか1/4から200ccのジュースがとれました。 相性のいいリキュール、コアントローを加えます。 コアントローはオレンジのリキュール。少し加えることで不思議とスイカの甘みが引き立ち
夏のカブは身が小さめですが、歯ごたえがあって、漬物に向いています。 漬物にすると葉っぱが残るので、今日はその葉っぱを使ったパスタを使います。 昔、カブは今のように肥大化した根を食べるのではなく、葉の部分を食べていたそう。葉には根に含まれていないビタミン類が豊富で、捨てるのは勿体ない。使い方としては小松菜に似てます。 カブの葉のペペロンチーノ(2人前) スパゲッティーニ 160g カブの葉 適量 にんにく 3片 オリーブオイル 大さじ2 唐辛子 1本 ミニトマト
オムレツは卵料理の代表的存在。オムレツには焦げ目をしっかりとつける外国式の方法と、木の葉型に折り込み焦げ目をつけない日本式の2種類が存在します。後者のオムレツは僕が調理師学校に入った時の卒業課題の1つで、布巾を卵に見立てて、フライパンの柄をトントンと叩くのを練習したものです。 オムレツ 1個分 卵 3個 L玉使用 塩 小さじ1/4(1g) (指3本でつまむとだいたい1gです) バター 大さじ1(12g) 今日は特になにも加えずに基本のオムレツをつくりますが、卵に
ラタトゥイユはフランス南部プロヴァンス地方を代表する野菜料理。よく似た料理に イタリア料理のカポナータがありますが、この二つには似て非なる別物です。カポナ ータの作り方は別の機会にご紹介しますが、今日のテーマはラタトゥイユ。 ラタトゥイユをつくると 1. なんとなくぼやけた仕上がりのもの 2. 油っこいもの という残念な仕上がりになることがあります。いくつかのコツを踏まえれば美味しくつくることができます。通常のラタトゥイユは野菜を小さく切ってつくることが多いですが、今回
旬のトウモロコシが安くなってきました。 早速茹でて食べたいところですが、いくつかの説があるので実験していきます。まず1つ目の説 皮ごと茹でたほうがおいしいのは本当か?皮付きで茹でると旨味が逃げず、ヒゲの色素によって、コーンの色が鮮やかになる、という説です。ヒゲに色素があるのはわかりますが、それが一緒に茹でることでどうしてコーンの実の色に影響するのか、かなり怪しい……しかし、なんでも実験してみなければわかりません。 1%の塩分濃度で水から加熱、沸騰後、弱火に落として5分間
小豆を炊いて、最後に小豆がゆにして食べます。小豆がゆは小正月に食べる料理でまったくの時季外れですが、小豆があったので……ちなみに小豆がゆはちょっと食べてみると小豆の意外なおいしさが発見できます。小豆はいつも甘くして食べる機会が多いですが、塩味もなかなかイケます。 大豆などは前日から水に浸けておかないと炊きはじめることができませんが、小豆は水に浸ける必要がないので思い立ったらすぐに煮ることができます。大豆は全体から吸水しますが、小豆はへそからしか水を吸わないため、加熱で皮を柔
梅雨が明ければ夏本番。夏野菜を使った料理『ガスパッチョ』は飲むサラダ。ガスパッチョはスペイン、アンダルシア地方生まれ。大航海時代にトマトがヨーロッパに入ってくる前までは、パン、ニンニク、塩、オリーブオイル、酢、水だけでつくられるものでしたが、19世紀に入ってトマトを使ったものが一般的になったと言われています。 ガスパッチョの語源はラテン語の「カスパ」や、ヘブライ語の「ガザズ」とされ、どちらもかけらやバラバラにしたという意味です。スペインがアラブに支配されていた歴史を名前に残
枝豆の茹で方を復習します。先日、近所のJAに行ったら早くも枝豆が並んでいました。年々、新物が出回る時期が早くなっている気がしますが、枝豆の旬は夏の終わりから秋にかけて。需要が高まる夏場に出回るのは早生の品種で、本当のおいしさは秋頃に収穫される枝豆で味わうことができます。 ところで、居酒屋さんのお通しでおいしい枝豆の出てきたらいいお店の証拠です。きちんと茹でた枝豆のおいしさ は中国産の冷凍品を解凍しただけのものとはまったくの別物。 ちなみに枝豆という名前の由来は、枝がついて
新玉ねぎの季節です。 玉ねぎを使った代表的な料理にオニオングラタンスープがあります。飴色玉ねぎをブイヨンで伸ばしたスープにパンを浮かべ、チーズをかけて焼いた料理で、フランスでは夜食の定番として親しまれています。この料理には新玉ねぎは向かない、とされています。水分の多いのでメイラード反応がうまく進まないからでしょう。(実際はそんなこともないのですが) ここでメイラード反応についておさらいしておきます。メイラード反応(アミノカルボニル反応)は褐変の一種。食べ物の褐変には酵素が
大根のサラダが好きで、よく食べるんですが、これは贅沢バージョン。干し貝柱の出汁を使ったサラダです。元ネタは台湾料理の干し大根の和え物。 とはいえホタテ貝の干し貝柱は高価なので、イタヤ貝の貝柱を使います。 写真の商品は1パック27gです。amazonには辛口のレビューがついてますが、イタヤ貝ならこんなものです。イオン系列のスーパーならどこでも扱っていると思います。イタヤ貝はホタテより甘みが強いのが特徴。400円程度なのでちょっと高めですが、いつもの大根サラダを違った風味にし
夏においしいスイカ。本格的なシーズンはまだ先ですが、スーパーに並びはじめたので今日はスイカの切り方のコツ。 写真のスイカは小玉ですが、大玉スイカでも要領は同じ。つい櫛形にするために縦に切ってしまいがちだと思います。 ところがスイカは横に切るのがオススメ。 その理由は種の位置がわかるから。スイカの種は放射線状に直線的に並んでいます。つまり、今、見えている種の下に並んでいるのです。 種の部分に包丁を入れます。 さらに種の位置にあわせて包丁を入れていきます。 4分の1の
そら豆は春の味覚。聖書のなかにもダヴィデ王に貢がれた食べ物のなかに大量のそら豆があった、というような記述があるほど、古くから食べられている野菜です。今日はそら豆の調理の基本と『生のままソテーしたそら豆』という料理をつくります。 そら豆を見分けるコツは鞘の上から触ってみること。鞘がふっくらしてもなかが空だとがっかりします。若いそら豆なら生で食べられますが、普通は加熱して食べます。 基本的には茹でて食べます。鞘からとりだしたそら豆の皮目に切り込みを入れ、1リットルあたり12g
春の味覚、豆ご飯。作り方は大きく分けると、塩味で豆の香りを生かす場合と、出汁と醤油で味付けして旨味を強調していく2つのパターンがあります。今日は前者のパターン。 えんどう豆ご飯 米 2合 えんどう豆 100g〜150g(正味) 酒 50cc 塩 小さじ1/2 コツは2つ。一つはエンドウ豆のさやからとった出汁で炊くこと。二つ目は豆は別に煮て、最後に混ぜることです。理由は後述します。 えんどう豆です。未熟なエンドウ豆をグリーンピースと呼びますが、スーパーで鞘付