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「夫はだらけて働きたくない」‥じゃなかったことに二人で気が付いた。

昨日夫に久しぶりに夫が辞めた会社の同僚からラインが来た。

仲の良かった同僚の方だったみたい。

同僚の方は昇進したとのことで、夫もそれを喜んでいた。

「すごくいい人だったし、お世話になったんだよね。自分も頑張らなきゃな。」

そう言った時の夫はすごくいい顔をしていた。


今日、朝その時の夫の顔をふと思い出した。

「ああ、あんな顔をした夫を応援したいな」

って心から思った。

そう。そうだったんだ。

私、夫が仕事が嫌いで、コミュニケーションが苦手で、だから、仕事をしないでもいいようになんとかできないかっていう視点で考えていた。

だけど、この考え方がしっくりこなかった。

それは、夫のことを「働くのには向いていない」と決めつけていたからだ。夫のために私だけが頑張って仕事して、夫を養わないといけないと一方的に思っていた。だから辛かったし、嫌な気持ちになったりもしていたんだ。

私は夫に、楽することでもだらけることでもなく、「好きなことや、合っている仕事でいきいき働いてほしい」。そのためには必要な援助をしたい、これが本音だったんだな。やっとわかった。


さっそく家に帰って、夫にこのことを伝えた。

夫は最初意味が分からなかったみたいだけれど、

「そうだ、本当にそうだ。自分は、だらけるの嫌いだったんだ。忘れてた」って言い出した。

夫はブラック企業で働いている間、毎日夜中まで仕事で疲れ果てていた。だから、休日はものすごくだらけたかったし、眠りたかった。

だから、だらけるのが好きだと勘違いしていたんだ。本当は、動くのが好きだった。昔からそうだった。そういうことを気が付いたかのように、ばーっとしゃべりだした。

そして、「これはジョハリの窓の盲点の窓だ」と言い出した。

ジョハリの窓。これは、夫の得意な心理学の用語で、「自分の特徴」を自分目線・他人目線から『窓のように見える4つの枠』に分類する手法のことです。

一つ目は自分も他人も知っている「解放の窓」、二つ目は自分だけが知っている「秘密の窓」、三つめは他人は知っているけれど自分はしらない「盲点の窓」、四つ目は誰も知らない「未知の窓」。

ここでいう「盲点の窓」は、私が気づいて夫自信が気が付かなかった「夫自信の特徴」が、「本当はだらけるのは嫌い」だということだったということなんだ。

これを聞いて、嬉しいなと思った。というのも、付き合うときにも夫に言われたのがこの「ジョハリの窓」だったから。

「これから付き合うにあたって、自分では気が付かない嫌なところがあるかもしれない。それは「盲点の窓」。だから、気づいたところがあったら指摘してね」と言われたんだよね。

(って付き合うときにこんな話をするってかなり変わったカップルだよね 笑)

付き合って、5年以上経って、夫には気が付かないことを私が気が付けて、この指摘ができたことが嬉しかったな。

人って、やっぱり単純じゃない。

だらけたい、仕事したくない、コミュニケーションが苦手。そういう夫の愚痴を私うのみにしていたけれど、そうじゃなかった。

本当に夫がやりたかったのは、動いて働いて生き生きしたかったんだな。


そのことが分かったらとたんに夫は元気が出てきたみたいで、

百人一首競技の会に入りたいとか、公務員でも心理学の担当部署に入りたいとかたくさんのやりたいをばーっとしゃべりだした。

あー、こんなに無気力な夫もやりたいであふれていたんだ。そんな夫が見られて嬉しかった。

とりあえず、週末にまたコロナで自粛モードだろうから「ちはやふる」のDVDを借りて二人で見ることから始めることにしました 笑



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