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自分しか見ていないことと怖い夢
こんなことを考える日が来るなんて、思いもしなかった。
目に見える全てが僕には関係のない物に見えてしまった。
画面から映し出されるものに嫌悪と嫉妬と苛立ちを覚えた。
街ゆく人は見えない。
首都高速を走れば高層マンションが目に入り
そこには得体の知れない幸せがあるのだろうと考え
また悲しくなった。
ただただ不安に感じている。
眠れない日々があった。
横になって5時間も6時間も、頭の中で
様々な負の思いが渦を巻いていて
明日また辛いのに眠れない焦燥感でまた不安になった日が続いた。
朝が怖い日々があった。
どんなことがあった夜も、どんな決意をした夜も
眠ってしまえば同じ。
決まって6時半に恐怖と焦りで起こされる。
どうしようどうしようと起こされる。
何も起こっていないことを自覚するのに時間がかかり
しばらく惚ける。
それらのことがあって、今、まだ、悲しみの中にいる。
結局のところ、それを作り出しているのは自分自身であることも
分かっているから余計に辛い。
人から見ればたくさんのものを得ていることも分かっているはずなのに。
否定されることが怖い。
だから僕は何もしない。
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