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フリーターになったら開き直れた話。

僕は親が公務員で少しカタイ家庭で育ちました。


子供の時から親に「大学は卒業した方がいいよ」と言われてきたので子供の時から「大学を卒業して就職する」と当たり前のように思っていました。

大学を卒業する時まで、特に「やりたいこと」を自分で考えることもなく兄の影響で始めた野球をなんとなく続け、成り行きに任せて自分の学力相応で家から通える範囲の高校・大学に進学し、卒業しました。

高校生の時までは「とにかく高3で野球を引退して大学生になって遊びたい」としか考えていなかったので、将来やりたいを考えた事はありませんでした。

大学生になってからは旅行と飲み会ばかりして、この時もやりたい事を考えずにいました。

就職活動を始めた時は、自分のやりたい事もよくわからなかったので、給料が良い・大手企業で知名度がある、などの条件で会社の説明会に参加していました。

この時、高校選びや大学選びと同じように、親がそれなりに納得してくれて無難なところ(企業)に入ろうという考えでした。

しかし高校3年生まで続けた野球が本当に大嫌いだった事を思い出して(引退して7年経つのに未だに夢に出てきます。)ここでどこかの会社に就職したら「またあのつらい生活になるのかな」と考えて就職することが嫌になっていきました。

就職活動を始めた当時は、親に就活用にスーツも買ってもらったし当然どこかの企業に入社するつもりでした。

しかし、就職することに疑問を持ったてしまい、「なぜ就職するのか」をずっと考えていました。

大学を卒業するタイミングで就職するかしないかどっちを選ぶかは自由なはずなのに99%の人が就職しています。
事実、僕も「周りのみんながそうしてるから」という理由で僕も就職しようとしていました。

「大学を卒業して就職する」という一般的なレールから逸れることは、不安がすごく大きかったです。

しかし、レールから外れてみて、その不安は幻想だったことがわかりました。

就職なんてしなくても余裕で楽しく生きていけるし、むしろ自分のやりたいことがたくさん浮かんできて、それを仕事にすることができます。

僕は、大学生の時、日本人の大人のほとんどが、会社員という感覚を勝手にもっていたのですが、自分の視野が狭かっただけでもちろんそんな事なく、日本にも、常識に縛られない生き方や、興味深い仕事をしている人がたくさんいます。

以前の僕は、たくさんの選択肢から自分で進路を選んでいる風でしたが、その実態は、親、友達、兄弟、先生などによって選択肢が絞られて選択肢は限りなく少なくなっていたし、そこに並んでいる選択肢はどれも似ていて面白味がありません。

そもそも、興味無いことしか選択肢になかったりして完全に他人の人生を生きていた気がします。

やりたいことなんて、みんなあると思いますが、「無職になってはいけない」「どこかの会社に就職しなきゃ」「○歳で結婚しなきゃ」みたいな、一般的なことを自分がそう望んでいなくてもついつい考えてしまいます。

周りからは多少おかしいヤツ扱いされるかもしれませんが、1度プライド(と肩書を)捨ててみると、それまでの経験で手に入れてしまったいた偏見がなくなります。そうすると自分の心に向き合いやすくなるのです。

僕はプライドを捨ててからやっと自分の選択肢の多さに気がつくことができました。

皆さんもくだらないプライドはメルカリで売りましょう!!


それではさよなら〜

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