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【フォト日記】赤毛のアンを一行も読んだことがない私のプリンスエドワード島旅行 その2

こんにちは、旅行屋です。

今日はプリンスエドワード島旅行の続き。

友人のカンニングペーパーを見る

アン好きの友人によると、
ファンは6月に島を訪問したがるらしい。

なぜなら、6月は
アンが孤児院から引き取られて、
島に来た季節であり、
その時期に咲いているリンゴ並木に
心を奪われたとのこと。

しかし、私が行くのは6月ではないので、
秋には何かないのかと聞いてみた。

すると間髪入れず下記の回答。

アンいわく、
10月の島は黄金色で美しいらしく、
9月の次に11月が来るんじゃなくてよかった。
と言っているらしい。

おお、なんだか良さそうな時期ではないか。

カナダに住んでると
11月は空寒くて行事もないので、
11月がひどい評価なのもうなずける。

ということで、昨日の続き。

見れなくなってしまうかもしれない岬の先端

おじさんたちが三つ巴で会議していたノースラスティコを抜けて、
車はプリンスエドワードアイランド国立公園内に。

キャベンディシュという地区に入ってすぐにある岬で下車。

よくあるゾウさんの体と鼻のような岬の先端。

同行してくださってるSさん曰く、
毎年大西洋から打ち付ける波の影響で
岩が侵食されているので、
2、3年後には先端部分は形を変えてしまって
同じ光景は見れないかもとのこと。

ちなみに赤毛のアンの作者モンゴメリは
このあたりをよく散歩していたそう。

写真が好きだった彼女は、この辺りの写真も
一杯撮影しているらしい。
看板にあるポーズとってる横の白黒写真見えますかね?

無常の美しい海辺。
詩的な文章を書き残した彼女なら、
この辺りの風景は
魅力的に映ったに違いないと思った。

モンゴメリが勤務した郵便局

キャベンディッシュ郵便局

次は、同じくキャベンディッシュエリアの
郵便局へ。

ここはグリーンゲーブルズ郵便局とも
呼ばれるらしい。

モンゴメリを実質育てた祖父母が
郵便局をしていたので、
モンゴメリも勤務していたことがある。

うろ覚えで申し訳ないですが、
確かモンゴメリが存命の頃は、
郵便局とは大変名誉な役職であったらしいです。

地域でそれを任されるということは、
ある程度名士と呼ばれる人だったよう。

この郵便局からポストカードを出すことに、
ファンの方は憧れるそうです。

私が行った時は郵便局はコロナ禍で閉まっておりました。

隣にあった教会
空と雲の色彩を模したような色合い

若い頃に暮らした農場

日本の田舎の感覚で、立ち入り禁止の近所の裏道を
ちょっとごめんなさいよー、
と割り入っていくような横道を抜けると、
モンゴメリが若い頃に暮らしたマクニール農場があります。

この郵便局の横から裏手に失礼

ちなみに、赤毛のアンにちなんだ場所に行くと、
カナダの公用語である英語とフランス語の下に、
日本語で説明があります。

どれだけ日本の方が行っているのかわかりますね。

マクニール農場跡
カナダ東部は雲が近い気がする
マウンテンアッシュ(ナナカマド)かな?
家の跡?
おいしそうだけど


赤毛のアンの他国における知名度

Sさん曰く、
日本以外の旅行客は、プリンスエドワード島に
赤毛のアン以外の理由で訪問されることが多いそうです。

逆にそういう国からの業界人をお連れする時は、
赤毛のアンに関する場所にお連れして
アンやモンゴメリの素晴らしさを啓蒙するそうです。

プリンスエドワード島に来る理由は、
自然もそうですが、
グルメであったり、
灯台めぐり、
コテージ滞在型の休暇
という目的も多いとのこと。

日本の場合は目的は「赤毛のアン」の印象が多いので、
これはなかなか面白い傾向だなと思いました。

次回はいよいよ、みんなが立ち寄るあの場所に行きます。
(ヒント:表題の写真)