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石川祐希・イタリア現地メディアVOLLEY2Uインタビュー

元記事:https://www.youtube.com/watch?v=kVyI7EFFR88

見出し画像素材:http://Sport2u.tv

※翻訳はあくまで趣味の範囲であり、誤訳が含まれる可能性もあることを了承いただきお読みください。

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インタビュアーさんのコメントが早すぎて序盤聞き取れなかったのですが、主に石川のコメントのみリスニング翻訳してみました。
(正確性はあやしいですが…)

「第4戦の1セット目は絶好調でした。しかし2セット目、3セット目は難しい展開になってしまった。しかし私たちは追い詰められた中でも勝つことを信じていました。5セット目の終盤で自分はコートを去りましたが、選手全員がとてもよくやってくれたので、本当によかったと思います」

「確かにランキング8番目なので難しいですね。ただ、レギュラーシーズンではMBの中心選手(ピアノ)を欠いたり、OH3人が揃わない試合もあるなど少し複雑でしたが、今は全員揃っているので、自信を持ってペルージャに臨みます。 1週間の間、私たちはとてもよい練習ができています。その結果Perugiaにも勝てたので、うまくいっていると言えるでしょう。試合にその成果が出たということです」

「対Perugiaはサーブやレシーブが重要。Perugiaのサーブでやられているシーンが多いので、私たちはボールをキープしなければならないし、そこから自分たちの展開に持ち込まなくては。ブロックやディフェンスが機能すれば私たちのペースでうまくいく」
「ブロックやディフェンスは私たちがうまくいっていると思う。私の考えでは、重要なのはレセプションとサーブです」

「今、Perugiaに勝つためのリハーサルを行っています。まずはOHのレオン、プトロニツキ、セメニュク対策を準備しています。彼らはここまで交替しながら戦っているが、彼らがどのようにプレーし、どのようなタイミングで彼らの一人が入ってくるのかを知っておかなければならないし、私たちの考え方も変えなければならない。実際に4試合戦ったので慣れたが、試行錯誤はしている」

「アウェイとホームではやはり全然違う。ホームではファン・サポーターの声援が後押ししてくれるので大きい違い。しかしPerugiaとの戦いは常に難しい。ホームで勝利できたのはどちらもフルセットでの勝利だった」
『苦労の末に勝ち取った勝利であり、感動する勝利でしたね、Yuki』
「そうですね」

『第5戦は多くのファン・サポーターにアウェイの地に足を運んでほしいですね』
「期待しましょう(笑顔)。私たちはPerugiaと戦う準備はできています。それにPerugiaは昨日チャンピオンズリーグで対戦しZaksaに敗れました…」
『Perugiaがチャンピオンズリーグの決勝に出られなかったことは、おそらく内部バランスを不安定にする。Perugiaのようなチームにとって、このような重要なステップの1つに突立つできたないことは、とても残念なことだと思う。Perugiaのような設備の整った強いチームであっても負けることはある・・』
「そうですね。月曜日の第5戦では、自信と自分の持っているものすべてに集中してピッチに立たなければならない」

『プレーオフはとてもエキサイティングな結果になっている。なぜなら多くの予想外の逆転劇が起こっているからです。例えばMilanoがPerugiaに2回勝ったことが代表的なものと言えるでしょう。別の試合では、Veronaが先に2勝したのにも関わらずCivitanovaがその後2勝を上げています。またPiacenzaもModenaに食らいつき2試合連続で勝利し第5試合までもつれる結果になりました。すでに予選を通過しているのはTrentinoだけです。
Yuki、聞きたいのですがあなたの予想で準決勝へ行くチームはどれだと思いますか?』
「うーん…何とも言えないな…ただVeronaは非常にいいプレーをしているし、Civitanovaもいいなと思う。だから、わからないな…」
『OK。Yuki、質問を変えましょう。どちらとプレーしたいか教えてください』
「Civitanovaです。なぜなら彼らにはCoppaなどで勝利したことがある。一方Veronaとの戦いでは今シーズン2回とも負けている。しかしプレーオフは過去の結果は重要ではない。もしVeronaが勝ち進んできても問題はないです」
『では、ModenaとPiacenzaどちらが勝ち進むと思いますか?』
「うーん、わからないけれど自分の予想はModena。なぜなら彼らは CEV Cupで優勝して、今自信を持っている。でもPiacenzaもとても強いチーム。Coppa Italiaで優勝したのだから」

『それではあなたキャリアについて話しましょう。あなたは2014年に初めてイタリアに到着し、Modenaに所属したんですよね』
「そうです」
『そしてCisterna、Siena、Padovaそして今のMilanoへ。今となってはもはやイタリア人になったと言えますが、あなたは日本人のアイドルです。何百人ものファンがあなたを追いかけて試合を見に来ているのを見ると、あなたは真のアイドルなのだと思います』
「たくさんの日本人がバレーボールを見てくれるのは嬉しいですし、これ以上の幸せはないです」

『SuperLegaは世界最高峰のリーグのひとつと言われていますが、日本と比べるどどうでしょうか?』
「うーん…自分は日本のリーグに所属したことはなくてよくわからないのですが…。イタリアは常に強い外国人がたくさんいてレベルアップしていると感じます。一方、日本では今は一人の外国人しかいない(アジア枠は除く)。その選手でレベルが変わってくる。日本は常に勝つのが難しいリーグという印象もあります。
ここイタリアは非常にレベルが高く、強い選手と良いスタッフが揃っています。だから自分はこの環境を選びました」

『日本代表のユニフォームを着るということは、あなたにとってどんな意味があるのでしょうか?バレーボールをする選手のキャリアの中で、国代表ユニフォームを着ることは最高の到達点だと思うんです』
「自分はほとんど日本でプレーしていないので、日本を代表して戦っているという喜びが感じられます。イタリアで成長した姿をコートで見せたいという気持ちでいます」

『あなたの最終的な目的地はイタリアだと思うのですが、もし選択できるのであればイタリアでキャリアを全うすることを選びますか?』
「うーん…今はわからないですね。1度、日本やポーランドでプレーしてみたいと思っている。色々と考えているけど、今はシンプルにここイタリアで高いレベルでプレーしたいし、このシーズンとにかく勝ちたいと思っています」

『Milanoというチームについても話しましょう。これほど成功しているチームについて、そして何よりあなたが成し遂げている偉業についても話しましょう。あなたの意見を聞きたいのですが、今のMilanoの強さの特徴とはなんでしょうか?またあなたのキャプテンシーも一役買っているのではないでしょうか?外から見ていると、とてもまとまりのあるチーム、団結している、何をすべきかわかっている、そんなチームに見えます』
「私たちは本当に団結したチームで、コートの中ではもちろんコート外でも仲が良いです。このチームは今信じられないほど良くなっているし、一緒に勝利に向かって進んでいる。このチームがとても好きです」

『月曜日の第5戦に向けてどのような準備をしていますか?今までとは異なる準備になるのでしょうか?』
「私たちはいつも通り準備しています。もっとうまくいくように、取り組んでいるところです」
『修正すべきところは何だと思いますか?』
「第4戦ではサーブミスが多かった。特に2セット目、3セット目。なのでサーブが修正箇所だと感じている。そしてPerugiaは強いサーブを持っているのでレセプションの準備もしている。サーブとレセプションは大前提です」

『昔、全ての役割を担えるプレイヤーをユニバーサルと呼んでいました。プレーヤーが非常に完成度が高いため、どのポジションでもプレーできる選手を指します。Yukiがこのようなプレーヤーになったのは誰がきっかけだったのでしょうか?』
「各年代の恩師みんなのおかげだと思います。大学まではセッターをすることもあり、それが役に立っているのかもしれません」
『ポッロから役割を奪うこともあるのでしょうか(笑)』
「パオリーノはセッターをやりたがるので、自分が役割を奪うことはないでしょう(笑)。でもセッターという役割は好きです」

「自分らしいプレーはなんだと思いますか?」
「狭めのクロス。あとはbick」

『では最後にお聞きしたいのですが、いつごろ特別な才能があることに気付いたのでしょうか?子どものころは他の人と同じように遊びでバレーボールをしていたと思いますが、いつごろ自分には特別な可能性があってこれが仕事になると気付いたのでしょうか?そして何よりも、それが世界を旅することを可能にしてくれるものだと気付いたのでしょうか?』
「18、19歳の時だったと思います。まさか18歳でイタリアに行くとは思わなかったが、20歳の時には覚悟は決まっていました」
『自分の国から遠いこの知らない国で一歩を踏み出すことは怖くなかった?』
「怖くはなかったです。この国で強い選手が誰なのかまったくわからずに来ましたから。興味を持ったからここイタリアへ来たのです。ただそれだけの理由で来ました」
『見ての通り、イタリアでプレーすることが非凡な才能を引き出してくれて、あなたはうまくいきましたし、プレーしたクラブの中でも大きく成長したと思いませんか?』
「はい、イタリアで自分は大きく成長しました。私は幸せです。出会ったみんなに感謝したいです」

『Yuki、月曜日の試合に向けて大きな幸運を祈っています。それはあなたが達成しなければならない偉業です。絶対あなたの手の届くところにあるのです。いつも応援に来てくれる観客の皆さんと同じように、私もこの目で見たいと強く願っています。さらに上にいくために、最高の幸運を祈ります』
「ありがとう、チャオ」


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