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北海道旅行記:日本最東端を目指す旅(2日目:日高町富川、むかわ町散策)

旅2日目(2022年6月20日)

2日目の今日は、苫小牧周辺で寄り道をする。苫小牧から、日高地方に少しだけ足を踏み入れたいと思う。バスと鉄道を駆使して、日高町むかわ町に行く。

日高地方には、今年8月の旅で本格的に行くことになるので、日高町より東はその時に登場予定だ。

苫小牧駅前から、道南バスの「苫小牧静内線」に乗る。この路線は、文字通り苫小牧と静内(新ひだか町)を結んでいる。

路線バスではあるが、長距離を走るため、高速バス仕様の車両が使われることもある。

苫小牧から1時間30分近くバスに乗り、日高町の「富川大町」で下車。近くにマックスバリュがあるから、ここで昼ご飯を調達。

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日高町は、旧門別町旧日高町が合併してできた自治体。旧門別町は海沿い、旧日高町は内陸にある。

同じく内陸にある「平取(びらとり)町」が合併協議から離脱したため、現日高町には飛び地ができている。詳しいことは地図を見てもらうと分かると思う。

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富川大町があるのは、旧門別町の方。門別競馬場で有名な地域だが、本日は競馬が開催されていなかったため、市街地がある富川に行くことにした。

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日高町には、「沙流川(さるがわ)」という川が流れている。

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富川さるがわせせらぎ公園」。平日のため人は全くおらず、快適な空間を独り占めすることができた。

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この辺で、買ってきた昼ご飯を食べる。日差しが気持ちよく、スーパー飯ながら贅沢なランチになったと思う。

昼ご飯を食べた後は、「富川市街」のバス停からむかわ方面に行く。

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バス停でバスを待っていたら、赤信号なのに近くの交差点を車が通過していった。

北海道は他県と比べると車の運転が荒い地域で、「黄色信号=進め」だと理解して運転している人が多数派だが、それでも赤信号を堂々と進む人はかなりの少数派だ。

道内では「函館ナンバー」エリア(道南)がより運転の荒い地域だと言われることがあるが、日高地方(室蘭ナンバー)も荒い方なんだろうか。

まあ、北海道各地を旅した自分的には、運転マナーはどこも大差ないとは思う。

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鵡川市街」で下車。むかわ町の中心部にある。

町をぶらついていると、日高本線の廃線跡が出てきた。

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日高本線の鵡川以東は、台風被害で運休⇒バス代行となり、鉄道が復旧することのないまま、2021年春に廃止された。

鵡川以東には新ひだか町(人口約2万人)や、浦河町(人口約1万人)など、人口の多い自治体が並んでいるのにもかかわらず、廃止されてしまった。

北海道で鉄路が維持されにくいのは、人口減や車社会など、全国共通の問題も背後にはあるが、鉄道が軽視されているという北海道特有の問題も関係しているように思う。

先ほど書いた、「北海道の運転マナー」に関しても、自家用車でかっ飛ばすのが最も合理的な移動手段になっている北海道特有の事情が関係している。

全道に公共交通を整備し、自家用車に頼らずとも効率的に移動できる環境があれば…と思うが、それは首都が北海道に移転でもしない限り無理だろう。

そんな北海道の不条理を憂いつつ、むかわ町の道の駅へ。

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道の駅マグネットを探したが、店内が暗く、見つからなかった。

JR鵡川駅に行く。

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日高本線の終着駅だが、無人駅。駅前から静内方面のバスに乗り換えることもできる。

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むかわから日高本線に乗り、苫小牧まで戻った。

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日高本線はキハ40という車両が使われており、レトロな汽車旅を楽しめる。札幌からも近く、路線距離も短いので、気軽に汽車旅ができる地域だと思う。

2日目は、これで終了。明日からは、本格的な移動になるので、駅で「Hokkaido Love!6日間周遊パス」を買っておこう。

3日目の様子は、次の記事でお伝えします。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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