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(続き)空港・港アクセスや運航ダイヤについて調べる

今回は、丘珠、千歳から直行便の飛んでいる(道外の)空港と小樽、苫小牧とフェリーで繋がる港のアクセス、運航ダイヤなどを中心に調べてみる。
(ダイヤは24年夏)


札幌丘珠から

三沢空港

丘珠と三沢を結ぶフライトは1日1往復で、運航日は限定されている。
24年6月の場合、金土日のみの運航となっているため、週末を跨いでの旅には向かない。

丘珠11:35⇒三沢12:35
三沢13:05⇒丘珠14:00

北海道の隣県であるため、片道1時間程度で移動できる。
1日1往復しかなく、予定を柔軟に考えることは難しい。
三沢空港からは、三沢駅を経由して八戸市の中心部本八戸駅を結ぶバスが運行されている。八戸駅には寄らないのだろうか?
三沢駅までは片道15分と近いが、八戸まで行く場合50分ほどかかる。
運賃は、三沢駅までは片道400円、本八戸駅までの場合は1500円とそこそこ高い。交通系ICカードは使える模様。

秋田空港

丘珠と秋田を結ぶフライトは1日2往復、毎日運航している。
丘珠10:45⇒秋田11:55
丘珠17:05⇒秋田18:15
秋田12:25⇒丘珠13:30
秋田18:45⇒丘珠19:50
丘珠、秋田双方からの移動に便利なダイヤになっている。
秋田空港からは、秋田駅方面に向かうバスが出ている。
秋田駅までは片道40分、運賃は950円と高め。交通系ICカード利用可。

新潟空港

丘珠と新潟を結ぶフライトは1日2往復ある。
(現在は火曜、木曜は運休だが、24年6月1日より毎日運航となる予定。)
丘珠12:15⇒新潟14:00
丘珠16:35⇒新潟18:20
新潟10:10⇒丘珠11:45
新潟14:30⇒丘珠16:05
丘珠から朝出発することはできず、早くても昼出発となる。
新潟発は午前午後ともに可能で、ある程度柔軟な移動ができる。

新潟空港からは新潟駅方面に向かう空港連絡バスが運行されており、片道25分程度で結んでいる。運賃は片道470円。交通系ICカード利用可。

小牧空港

小牧行きは24年5月現在1日2往復だが、7月より3往復に増便される予定になっている。
丘珠09:40⇒小牧11:30
丘珠14:20⇒小牧16:10(7月より運航)
丘珠18:30⇒小牧20:20
小牧07:20⇒丘珠09:00
小牧11:55⇒丘珠13:35(7月より運航)
小牧16:20⇒丘珠18:00

三沢や秋田とは異なり、愛知まで行く場合片道100分ほどかかる。
小牧空港からは、名古屋駅や栄方面に向かうバス(あおい交通)が出ている。
栄には片道25分600円、名古屋駅までは35分700円
なお、名古屋駅から栄を経由せずに小牧まで行くバスもあり、この場合は片道20分でアクセスできる。
大都会名古屋に行くバスなのに、交通系ICカードは利用不可。(PayPayは使える模様)
札幌で言うところの北都交通みたいなものか。

松本空港

松本行きは1日1往復の運航。
丘珠11:05⇒松本12:45
松本15:35⇒丘珠17:10
松本空港からは、松本駅前にある松本バスターミナル行きのバスが出ている。
片道30分、運賃は570円。交通系ICカードは利用不可

静岡空港

静岡行きも1日1往復。
丘珠17:40⇒静岡19:35
静岡08:15⇒丘珠10:00

丘珠発は夕方なので、札幌から出かける場合には使いづらそうなダイヤになっている。
静岡空港からは、静岡駅、金谷駅、藤枝駅、島田駅方面に向かうバスが出ている。
また、FDA搭乗者限定で利用できる掛川駅行きの無料バスもあるが、丘珠からの便には接続していない模様。

静岡駅まで行く場合、片道50分1100円かかる。
交通系ICカードは基本使えるようだが、島田駅行きバスは特に記載がないため不明。

千歳から

青森空港

千歳と青森を結ぶ路線は1日5往復(JAL3往復、ANA2往復)とそこそこ本数が多い。
所要時間はわずか50~55分。
午前中から夜までフライトがあるため、旅行にも使いやすそうだ。
青森空港からは、青森市内、弘前市内へアクセスするバスが出ている。
青森駅前までの所要時間は35分、運賃は860円
弘前バスターミナル(弘前駅前)までは55分1200円かかる。
どちらのバスも、交通系ICカードが利用可能。

いわて花巻空港

千歳と花巻を結ぶ路線は、1日2往復ある。(JAL)
所要時間は青森と同様50分~55分と、こちらも1時間を切っている。
いわて花巻空港からは、花巻空港駅(東北本線)、盛岡駅、北上駅へ向かうバスがそれぞれ出ている。
花巻空港駅への所要時間は7分、運賃は320円
盛岡駅へは45分、運賃は1500円
北上駅へは35分、運賃は900円。交通系ICカードが利用可能。
なお、花巻空港駅から盛岡駅までJRで移動すると、510円で移動できるので、交通費を節約したい場合はJRを使うと良い。
同様に、花巻空港駅から北上駅までJRを使うと、運賃は330円。
合計で650円(320+330)で北上まで行ける計算だが、こちらはバスと250円しか変わらないので、メリットは薄そうだ。
(JR東北本線の日中の本数は1時間に1~2本程度、交通系ICカード利用可)

仙台空港

千歳と仙台を結ぶ路線は非常に本数が多く、1日10往復以上運航している。JALやANAに加えて、アイベックスやLCCのピーチも参入している。
所要時間は65~70分ほど。
仙台空港には、「仙台空港アクセス線」という鉄道路線が通っており、仙台駅方面までダイレクトにアクセスすることができる。
仙台駅までの所要時間は約17分(快速)約25分(普通)、運賃は660円
もちろん交通系ICカードが使える。

山形空港

千歳と山形を結ぶバスは1日1往復のみ。
所要時間は75~80分と、青森や花巻と比べると若干時間がかかる。
山形空港からは、山形駅、銀山温泉へ向かう連絡バスが出ているほか、予約制のライナー(東根市、天童市、村山市、寒河江市、河北町、肘折温泉、鶴岡市方面など)が運行されている。
山形駅までの所要時間は35分、運賃は1300円と高め。
予約制ライナーは概ね手ごろな料金になっているが、少し距離のある鶴岡や肘折温泉へ行く便はやや料金が高い。
空港は東根市や天童市に近い場所にあるので、わざわざ山形駅まで出ずに、まずは近場のエリアを観光したい時には、予約制ライナーを利用してみるのも良いかもしれない。

山形駅行きのバスは交通系ICカードが使えるが、それ以外のバスは使えなさそうだ。

福島空港

福島と千歳を結ぶ路線は1日1往復、所要時間は90~95分。
福島空港からは、郡山駅へ行くバスが運行されている。
郡山駅までの所要時間は45分、運賃は1120円
交通系ICカードは使えないが、PayPayなどのQRコード決済は使える。

新潟空港

千歳と新潟を結ぶ路線は、1日5往復運航されている。(うち1往復は夏季のみ)

富山空港

富山と千歳を結ぶ路線は1日1往復運航。
富山空港からは、富山駅方面に向かうバスが出ている。
富山駅までの所要時間は24分~30分程度。(直行便とそうでない系統がある)
交通系ICカードは使えないが、クレジットカード(VISA、JCB)のタッチ決済で支払いが可能。

小松空港

小松⇔千歳は1日1往復運航。
小松空港からは、小松駅、金沢駅、福井駅、加賀温泉駅方面に向かうバスが出ている。
小松駅までの所要時間は12分、運賃は280円。
金沢駅までは45分、運賃は1300円。
福井駅までは1時間、運賃は1400円。
加賀温泉駅までは30分、運賃は550円。
金沢、小松、加賀温泉駅行きバス(北鉄バス、キャンバス)は、suicaなどの全国交通系ICカードは使えない模様。
福井駅行き(京福バス)は交通系ICカードが使える。

茨城空港

茨城~千歳は1日2往復運航されている。
茨城空港からは、水戸駅、石岡駅、常陸太田、東京駅方面に向かうバスが出ている。
以前はつくば方面に行くバスもあったが、2020年以降は運休が続いている。

水戸、石岡行きバスは比較的本数が多いが、常陸太田行きは1日1往復、東京駅行きは日曜木曜のみの運行で、1日1往復だけ走っている。
茨城空港から東京駅までの所要時間は2時間20分、運賃は1650円
水戸駅までは40分、運賃は1100円
石岡駅までは35分、運賃は680円
常陸太田までは2時間、運賃は1650円

交通系ICカードは使える模様。

羽田空港

千歳~羽田は国内屈指のドル箱路線として知られる。
羽田空港からは、東京モノレールや京急空港線で東京都心へアクセスできる。
京急蒲田までは10分、280円、浜松町までは18分、520円で移動できる。

成田空港

LCCは第3ターミナルより出ている。
JR、京成でアクセスすることも可能だが、第3ターミナルは駅からやや離れている。

連絡バスを使えば、東京駅銀座駅から直接第3ターミナルまでアクセスできる。(片道62分、運賃1300円、深夜早朝便は2600円)

中部国際空港(セントレア)

JALやANA、スカイマークなど1日12往復運航。
中部国際空港(セントレア)は名鉄の駅が併設されており、優等列車の「ミュースカイ」や特急を利用すると、名鉄名古屋まで直接アクセスできる。
ミュースカイを使う場合、名古屋までは28分、運賃(指定席料金込み)は1430円。
ミュースカイ以外の特急や急行を利用する場合、少し時間がかかるが、料金は980円で済む。

https://www.centrair.jp/access/train.html

また、セントレアからは東海地方各地へ向かうバスも出ている。
静岡県の浜松駅までは2時間15分、運賃は3500円。
名古屋市栄、伏見までは55分、運賃は1500円。
名古屋市藤が丘までは55分、運賃は1800円。
豊田市駅までは1時間9分、運賃は2100円。
刈谷駅までは50分、運賃は1500円。
知立駅までは1時間10分、運賃は1600円。
知多半田駅までは55分、運賃は750円。
常滑駅までは10分、運賃は300円。
緒川駅までは37分、運賃は1300円。

なお、三重県四日市方面に行くバスは2024年3月末を以て運行を終了した。

https://www.centrair.jp/access/bus.html

大阪伊丹空港

伊丹空港には大阪モノレールが乗り入れている。
モノレールと地下鉄(大阪メトロ)を乗り継ぐことで、大阪市中心部まで移動できる。

また、新大阪駅やUSJ、梅田、難波、天王寺、京都駅、神戸三宮駅など関西各地へ向かうバスも出ている。

関西国際空港

関空にはJRと南海電車が乗り入れており、特急「はるか」や「ラピート」を使って大阪、京都方面にアクセスできる。

新大阪駅までの所要時間は50分(特急はるか)、運賃(特急料金込み)は2590円。
京都駅までの所要時間は75分(特急はるか)、運賃(特急料金込み)は3110円。
南海のなんば駅までの所要時間は34~49分(ラピート)、運賃は(指定席料金込み)は1490円。

また、あべのハルカスや神戸三宮などに向かうバスも出ている。

神戸空港

神戸~千歳はANA、エアドゥ、スカイマークが参入しており、1日7往復運航されている。
神戸空港にはポートライナーという鉄道が乗り入れており、三宮まで18分340円でアクセスできる。
三宮でJRや阪急、阪神線に乗り換えて、大阪京都方面に移動できる。

また、空港から三宮、淡路島、徳島などに向かうバスも出ている。
徳島駅までの所要時間は2時間19分、運賃は3500円

岡山空港

岡山~千歳は1日1往復運航。
岡山空港からは岡山駅、倉敷駅方面に向かうバスが出ている。
岡山駅までの所要時間は30分、運賃は780円。
倉敷駅までの所要時間は35分、運賃は1150円。
交通系ICカード利用可。

広島空港

広島~千歳は1日2往復運航されている。
広島空港からは広島県内各地にバスが出ている。

広島駅までの所要時間は45~50分、運賃は1450円。
福山駅までの所要時間は65分、運賃は1400円。
三原駅までは38分、運賃は840円。
竹原港までは30分、運賃は1500円。
忠海駅(土日のみ)までは30分、運賃は2000円。
呉駅までは58分、運賃は1450円。
西条駅までは25分、運賃は660円。
宮島口までは60分、運賃は3500~4000円。
尾道・向島までは60~90分、運賃は4000円。

竹原港、忠海駅、宮島口、尾道・向島方面のバスは予約制のため、交通系ICカードが使えない。

西条からJRに乗り継いでも、広島駅までは590円かかるので、バスで移動するのとあまり料金は変わらない。

出雲空港

出雲~千歳は8月限定で、1日1往復運航。
出雲空港からは、出雲市駅、松江駅、松江しんじ湖温泉駅、出雲大社、玉造温泉方面に向かうバスが出ている。

出雲空港ターミナルビル1階、松江しんじ湖温泉駅、一畑バス松江駅前チケットセンターにある券売機で、交通系ICカードやPayPayなどを使った支払いができるが、バス車内では現金のみ。

松江駅までの所要時間は35分、運賃は1050円。
松江しんじ湖温泉駅までは45分、運賃は1150円。
出雲市駅までは30分、運賃は720円。
出雲大社までは40分、運賃は900円。
玉造温泉までは30分、運賃は790円。

徳島空港

徳島~千歳は8月限定で、1日1往復運航。
徳島空港からは、徳島駅前に向かうリムジンバス、鳴門駅方面に向かう路線バスが出ている。
徳島駅前までの所要時間は30分、運賃は600円
鳴門駅前までは23分、運賃は280円。
(徳島空港の公式ウェブサイトの説明がなかなか不親切・・・)

福岡空港

福岡空港にはJALやANA、ピーチなどさまざまな航空各社が参入している。
全国でも特に都心に近い場所にある福岡空港には、地下鉄空港線が乗り入れており、博多駅まで5分260円で移動できる。
1日640円のフリー乗車券もあるので、地下鉄でお得に福岡市内観光をすることもできる。

また、高速バスで久留米、佐賀、伊万里、長崎、佐世保、別府、熊本、延岡など九州各地にアクセスできる。

久留米(西鉄久留米)までの所要時間は55分、運賃は1260円。
長崎までの所要時間は2時間20~30分、運賃は2900円(予約制)。
熊本までの所要時間は2時間、運賃は2500円。
延岡までの所要時間は4時間20分、運賃は5500~6500円。(予約制)

那覇空港

千歳~那覇はピーチの1日1往復のみ運航。
所要時間は3時間50分(千歳行は3時間20分)、仁川釜山へ行くよりも時間がかかる。

那覇空港には「ゆいレール」の駅があり、モノレールを使って那覇市中心部まで移動できる。もちろん交通系ICカード利用可。
那覇空港駅から県庁前駅までの所要時間は13分、運賃は270円。
首里駅までは28分、運賃は340円。
1日乗り放題となるフリー乗車券(800円)もある。

また、宜野湾や北谷、読谷、名護など沖縄本島各地に向かうバスも出ている。

小樽から

小樽フェリーターミナルへのアクセス

まず最初に、小樽港へのアクセスについて。
小樽港はJR小樽築港駅が最寄駅で、徒歩20分程度でアクセスできる。
小樽駅から小樽築港駅経由でフェリーターミナルに向かうバスもあり、運賃は240円。
所要時間は10分(小樽築港駅から)30分(小樽駅から)

小樽築港は快速エアポート停車駅であるため、札幌方面から向かう場合は小樽築港駅までJRで出て、そこからバスで行くのが良さそうだ。

新潟フェリーターミナル

小樽17:00⇒新潟翌09:15
新潟12:00⇒小樽翌04:30

小樽夕方出発は丁度いいが、新潟を昼出発するというのは少し早い。
小樽には翌日の早朝に到着するダイヤ。
朝4時にほっぽり出されるのか、それとも少し休憩ができるのかはよく分からない。

新潟港からは、新潟駅前に向かう連絡バスが出ている。
所要時間は15分、運賃は260円

また、ターミナルから徒歩10分ほど離れた「末広橋」というバス停から路線バスで新潟駅方面に移動することもできる。
交通系ICカード利用可。

舞鶴フェリーターミナル

小樽23:30⇒舞鶴21:15
舞鶴23:50⇒小樽20:45

深夜に出発し、翌日の夜に着くというダイヤになっている。
夜の9時に着いても困るのだが、こういう場合はホテルを取るしかないのだろうか。

舞鶴フェリーターミナルには、JR東舞鶴駅から徒歩25分西舞鶴駅から徒歩30分でアクセスできる。
残念ながら、両駅から港への連絡バスは出ていない模様。
したがって、徒歩を避けたい場合はタクシーを使うか、路線バスで少しでも港へ近い場所に行き、それから歩くしか方法がなさそうだ。

舞鶴港からは、神戸三宮難波に向かうバスが出ている。
三宮までの所要時間は2時間10分、運賃は2150円。
難波までは2時間20分、運賃は2450円。(ともに予約制
なお、舞鶴発難波行きのバスは2020年春より運休が続いている。

しかし、なぜ西舞鶴や東舞鶴からの連絡バスがないんだろう。
タクシー代はそれほど高くはない(1000円くらい?)からバスは不要ということなのだろうか。

苫小牧港から

苫小牧東港フェリーターミナル

苫小牧東港周辺には「浜厚真」というJR日高本線の駅があるが、周囲は何もないエリアなのでこの駅を使うのは上級者or青春18きっぷ利用者くらいだろう。

浜厚真駅の駅舎(2022年5月訪問)

苫小牧東港には、JR南千歳駅から連絡バスが出ている。
苫小牧駅や沼ノ端駅には寄らないので注意が必要。
所要時間は45分、運賃は1320円
道南バス運行のため交通系ICカードは使えない模様。(PayPayは使える)
フェリーをインターネット予約した場合、乗船前日までに連絡バスの利用申し込みが必要(Googleフォームより申込)。

苫小牧駅からバスでアクセスすることはできないため、間違って苫小牧駅まで来てしまった場合は、タクシーを利用するしかない。

秋田フェリーターミナル

苫小牧東19:30⇒秋田翌07:35
秋田06:15⇒苫小牧東16:45

苫小牧東を夜出発し、秋田に朝着くというダイヤは便利だが、逆方向は旅行には使いにくそうだ。
秋田港からは、秋田駅に向かうバスが出ている。
秋田駅までの所要時間は30分、運賃は450円。交通系ICカード利用可。

敦賀フェリーターミナル

苫小牧東23:30⇒敦賀20:30
敦賀23:55⇒苫小牧東20:30

どちらも深夜出発、翌日夜に到着という、旅行には使いづらいダイヤ。
敦賀フェリーターミナルと敦賀駅を結ぶバスが運行されている。
敦賀駅までの所要時間は15分、運賃は350円

福井鉄道バスは最近交通系ICカードが導入されたようだが、フェリーターミナルに向かうこのバス(フェリー線)はICカードが使えないようだ。

苫小牧西港

仙台、名古屋、大洗方面のフェリーは苫小牧西港から出ている。
苫小牧西港には、札幌駅から苫小牧駅経由で直接向かう連絡バス(高速とまこまい号)が出ている。
また、苫小牧駅と苫小牧西港を結ぶバス(道南バス)もある。

札幌駅からの所要時間は1時間55分、運賃は1500円。
苫小牧駅からの所要時間は17分、運賃は280円。

札幌駅と西港を結ぶバスは北海道中央バスによる運行であるため、交通系ICカードが使える。
一方で、苫小牧駅と西港を結ぶ道南バスは交通系ICカードには対応しておらず、現金やPayPayが使える。

関東や名古屋方面へ行くだけあって、東港とはかなり扱いが違うようだ。

大洗港

苫小牧西18:45⇒大洗翌14:00
大洗19:45⇒苫小牧西翌13:30
苫小牧西01:30⇒大洗19:30
大洗01:45⇒苫小牧西19:45

大洗フェリーターミナルは鹿島臨海鉄道の大洗駅が最寄りだが、若干距離がある。
水戸駅から路線バスで直接フェリーターミナルまで行くことができるので、こちらの方が便利だろう。
水戸駅からの所要時間は35分、運賃は620円。
鹿島臨海鉄道、路線バス(茨城交通)はともに交通系ICカードには対応していない。
QRコード決済などは使える模様。

仙台港フェリーターミナル

苫小牧西19:00⇒仙台翌10:00
仙台19:40⇒苫小牧西翌11:00

旅行に使いやすいダイヤになっている。
仙台港には、仙台駅や中野栄駅(仙石線)からバス(宮城交通)が出ている。
交通系ICカード利用可。
仙台駅までの所要時間は41分、運賃は550円。
中野栄駅までの所要時間は13分、運賃は160円。
なお、多賀城駅、荒井駅からのバスは現在運休となっている。

多賀城、塩釜、石巻方面から仙台港に向かう場合は、中野栄駅からのバスを利用した方が便利そうだ。

名古屋港フェリーターミナル

苫小牧西19:00⇒仙台翌10:00⇒名古屋港翌10:30
名古屋港19:00⇒仙台翌19:40⇒苫小牧西翌11:00

苫小牧~名古屋の移動は2日かかるため、速さを求める旅には使いづらいが、ゆったりとした船旅を楽しめそうだ。
名古屋フェリーターミナルの最寄り駅はあおなみ線の野跡(のせき)駅で、名古屋港駅ではないので注意。
駅から微妙に離れているが、野跡駅からフェリーふ頭に行くバスがある。
所要時間は12分、運賃は210円。

また、名古屋駅築地口駅(地下鉄名港線)からもバスが出ている。
名古屋駅までの所要時間は35分、運賃は690円。
築地口駅までの所要時間は23分、運賃は210円。
なお、フェリーターミナル発名古屋駅のバスはないため、名古屋市中心部へ向かう場合は、野跡か築地口駅まで行き、そこから鉄道を利用することになる。交通系ICカード利用可。

アクセスしやすい空港、港は?

ざっとまとめてみたが結構時間がかかってしまった。

最後に、旅の参考とするため、短時間でアクセスできる空港や港を挙げて行きたいと思う。

  • 三沢空港(三沢駅まで15分。しかし八戸まではやや時間がかかる)

  • 小牧空港(交通系ICカードは使えないが、名古屋駅から20分)

  • いわて花巻空港(花巻までは比較的短時間でアクセスできる、しかし盛岡までは45分と微妙に時間がかかる)

  • 仙台空港(仙台駅まで快速で17分、しかし快速の本数は少ないため普通電車で25分かかると考えた方が良い)

  • 小松空港(小松駅まで12分と近い、小松~金沢は新幹線なら10分)

  • 神戸空港(三宮まで18分、鉄道のため遅延の心配も少ない)

  • 福岡空港(地下鉄に5分乗るだけで博多)

  • 那覇空港(那覇市中心部まで10分ちょっとで移動できる)

  • 敦賀フェリーターミナル(敦賀駅までバスで15分)

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