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北海道旅行記:日本最北端を目指して(6日目最終日:旧JR新十津川駅の今)

旅6日目(2022年5月14日)

今日は6日目、旅の最終日。今日は、JR札沼線が通っていた新十津川に行って、札幌に帰ろうと思う。

旭川駅から、特急ライラックで滝川まで行く。

滝川駅から、新十津川町まで歩く。札沼線が通っている頃から知られていたことだが、滝川~新十津川は10kmも離れていない。

路線バスも通っているが、徒歩でも問題なく歩ける。

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天気はあまり良くない。

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石狩川を渡ると、滝川市から新十津川町に入る

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新十津川町は、奈良県の十津川村から集団移住してきた人々が開拓したのが町の始まりとされる。

人口は約6000人ほどで、十津川村の数字を上回っている。

何かの本で読んだが、現在の新十津川町は十津川村がルーツの人よりも、それ以外の地域(東北、北陸など)から来た人の子孫の方が多いようだ。

そんな新十津川町だが、十津川村と「連携協定」を結んでおり、双方の交流は今も残っている。

新十津川町中心部に行く。ここには、かつてJR札沼線の新十津川駅があった。

新十津川駅が廃止される直前には、「日本で最も終電が早い駅」として話題になることもあった。

札沼線の新十津川~北海道医療大学間が2020年5月に廃止され、駅舎も解体された。

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駅ホームと、線路の一部、そして「立入禁止」の看板、柵だけがそこにはある。

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線路の一部はこれからも残るのだろうか。全て撤去されるのなら、「駅があった」という記憶が人々の間から消えるのも時間の問題だろう。

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新十津川~滝川間は、路線バスが充実している。その反面、札沼線が通っていた新十津川~浦臼間は、かなり厳しい状況になっている。

中央バスの滝川浦臼線は2022年9月末で廃止され、現在は浦臼町が代わりに町営バスを運行している。

まだデマンド化などはしていないが、10年後、20年後も同じようにバス路線が残る保証はない。札沼線の代替交通は今後どうなるのだろうか。

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新十津川町役場前にあった、仮設バス停留所。この時は仮設の停留所が使われていた。

帰りは、中央バスの路線バスで滝川駅まで戻る。徒歩でも行ける距離なので、バスはあっという間に滝川に着いた。

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滝川駅に来ると、いつも廃墟化した「スマイルビル」が目に付く。

滝川から、ライラックで札幌に帰る。今回は日本最北端を目指すという趣旨の旅だったが、充実した良い旅になったと思う。

今回の旅行記は、以上となります。最後までお読みいただきありがとうございました。

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