北海道旅行記:初冬の根室地方へ(1日目後半:中標津町をうろつく)
旅1日目後半(2022年12月5日)
中標津バスターミナルから、適当に歩いてみる
中標津空港から、バスで中標津バスターミナルまでやってきた。
バスターミナルには阿寒バスの窓口があるほか、ANAのツアー会社(?)的なものも入っている。
中標津は鉄道がない町なので、これが実質「駅」的役割を果たしている。
バスターミナルは町中心部にあって、少し歩いたところに町役場がある。
まずはそこへ行ってみよう。
バスターミナル横に広がる、広大な公園。
おそらく、中標津駅(標津線)の構内だった場所だろう。
一応、「家族の中標津駅跡」という碑はあるが、それ以外には駅があったことを示すものはなかった。
バスターミナル周辺には、商業施設が広がっている。
最近は車社会の煽りで、国道272号線沿いに商業施設(東武サウスヒルズなど)が立地している傾向にあると思われるが、旧駅(現バスターミナル)前も依然としてにぎやかだ。
町中心部からすぐ近く、「タワラマップ川」に来た。
標津川の支流らしい。
そこから適当に歩き、標津川を渡る。
町中心部から町役場まで行くには、標津川を渡る必要がある。
川を渡った先、「中標津町総合体育館」がある。
最近建てられたばかりのようだ。
体育館のすぐ近くには、中標津町役場がある。
レンガ色をしていて、立派な建物だ。
中標津町は、根室地方で根室市に次いで大きな自治体。
人口は2万人を超えていて、札幌一極集中が続く中、最近まで人口が増え続けていた。
さすがに最近は、人口が徐々に減ってきているようだが、それでも根室市よりは減少率が少なく、勢いはまだまだ残っている印象だ。
中標津町の人口が増え続けていたのは何故なのか。
所感だが、空港があり、東京や札幌からのアクセスが良いこと、そして
商業施設が多数あって、生活に便利な地域というのが大きいだろうと思う。
ただ、多くの若者が目指す大学がなかったり、娯楽施設に乏しかったりする面は否めない。
生活はできても、都会的な「キラキラしたもの」に惹かれるのが若者の性だろうし、多少人口が減るのは仕方がないのだろう。
町役場の前には、「友好の証」という碑がある。
中標津町と、北方領土の「紗那(しゃな)村」(択捉島)との交流を記念したもののようだ。
同じ北海道と言えども、特に札幌圏では「北方領土」のことが話題に出てくることは少ない。
しかし、北方領土がすぐ近くにある根室地方では、札幌圏とは状況が全く異なり、領土問題が身近な話題となっている。
これから訪れる羅臼町や標津町でも、北方領土関連の話題を出す予定だ。
ビジネスホテルへの道&ホテルレビュー
町役場を見たら、ホテルがある方面に進んでいく。
さすがは人口が2万を超える自治体ということもあり、住宅街が絶え間なく続いている。
ちょうど学校が終わったばかりの時間だったのか、下校途中の小学生も多くいた。
また標津川を渡る。写っている建物は、「トーヨーグランドホテル」というホテル。
ここを利用する案もあったのだが、全国旅行支援が使えるのかよく分からなかった(実際は使える)ので、今回は別のホテルにした。
標津川を渡った後は、大通りを歩く。
今回泊まるホテル「ビジネスホテルARMもみの木」の広告が見えた。
このホテルは中標津町の中心部から離れていて、バスターミナルからは徒歩30分以上もかかる。
バスターミナルから、ホテル最寄りのバス停(西19線)まで行けるバスも出てはいるが、本数が少ないので注意。
バスもなく、30分歩く元気もない時は、タクシーを利用するしかないだろう。徒歩30分くらいの距離感だから、タクシー代もそこまで高くはならないはずだ。
「ビジネスホテルARMもみの木」の手前には、「ホテルモアン」というホテルもある。
中標津町は人口が2万人超で、空港を有していることもあり、ホテルが充実している印象がある。紋別市も似たような感じだった。
「ホテルモアン」の隣にあるセイコーマートで夕飯を買い、「ARMもみの木」へ向かう。
ようやく、目的地のホテルに着いた。
写真の右の建物が、今回泊まる「ビジネスホテルARMもみの木」。
すぐ隣にはローソンがあり便利だが、どちらかと言えばセイコーマートの方が良かった。
ホテルの目の前には、「西19線」というバス停がある。
このバス停は、釧路羅臼線(釧路~中標津~標津~羅臼)と、標津標茶線(標茶~中標津~標津)という路線バスが通っている。
バスターミナルからは遠いが、バス停自体は近いので、バス旅をする人には利便性が高いと言える。
さっそくホテルへチェックイン。40~50代くらいと思われるおばさんが出てきた。
接客は可もなく不可もなくという感じで、ホテルというよりは「民宿」の類に近い。地元民が普通に接客をしているという感じである。
まあ、安いホテルだから無理も言えまい。全国旅行支援を利用して、1泊4000円ほど(クーポン分を考慮すると、実質1泊1000円台)で宿泊できた。
お部屋はこんな感じ。ドライヤーは使った後なので、コードがぐちゃぐちゃになっているのは私が原因。
部屋は普通のビジネスホテルという雰囲気で、過ごす分には特に不自由はないが、コンセントが少ないのが不便だった。
周囲の音(ドア開閉音など)が若干聞こえてくることもあった。木造の建物らしいので仕方がないが、できれば鉄筋コンクリートで設計してほしかったと思う。
部屋が1階だったからか、足音はほぼ聞こえなかった。
木造のため部屋は冷えやすく(中標津の気温が低めという理由もあるが)、エアコンは必須。
湿度が下がりやすくなるので、加湿器が付いているのは良かった。
さて、今日はこれくらいで終了。
明日は、路線バスで羅臼町に行こうと思う。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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