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人の優しさとサマルカンドブルーの魅力 - ウズベキスタン一人旅(1,2日目)


1日目 タシュケント滞在

初日は16時過ぎにタシュケント空港に到着。
入国時、ウズベキスタン人の列に並んでしまっていたようで、後ろのおじさんが「君はあっちの列だよ」と教えてくれました。


初日はタシュケント市内のホテルで1泊。

Yandexでタクシーを拾い、ホテルへ向かいます。
タクシーはクラクションをバチバチに鳴らしていて、はじめは驚きました。注意喚起や煽りではなく、自分の存在を知らせるために使用していると思われます。何回か乗れば慣れます。

Leader Hotel

道の角にあります

ホテルに到着。
寝るだけなので安宿でいいかとも思いましたが、疲労を考慮して喧騒から少し離れた小綺麗なホテルへ。ダブルルームで6000円でした。

ダブルルーム

扉がゆがんでいるのか、閉まらない。部屋を変えてもらえるかフロントに頼んでみたが、会話に苦戦している間に、「なおりました」とのこと。力ずくではめたのだろうか。

Googleマップで探して、晩御飯を食べに行きます。
徒歩で20分の距離ですが、夜風が気持ちいいので、歩いていきます。

意外と都会

せっかくなのでウズベキスタン料理がひと通り食べられるお店へ。

Anor

入り口

地元民が多い印象でした。メニューに英語はありませんが、写真付きなので注文しやすいです。

ラグマン(うどん)とマンティ(小籠包)をいただきました。
ラグマンはうどんのような麺に牛肉、トマトスープとその他たくさんの野菜が入っていておいしいです。日本人受けしやすく、食べやすいと思います。

ラグマン

マンティはほぼ小籠包。ひき肉がやや粗めかなというくらいの違いしか分かりませんでした。

マンティ
滝越しにラグマンの麵打ちの様子が見えます

酒類はほとんどありません。唯一のビールも売り切れ。
イスラム教国ということもあり、アルコール類は提供していないお店もあるようです。ウズベキスタンは、割と緩めのイスラム教なので、お店によっては取り扱いはありますし、酒屋で購入することも可能です。

帰りに酒屋を見つけたので、ビールとナッツを買って帰ります。量り売りもあったのですが、1.5L~ということで諦めて別のものを購入。

pelikan.tashkent

https://www.instagram.com/pelikan.tashkent/

背景汚くてすみません。雑に消しときました。
一緒に買ったナッツ

翌日は高速鉄道の時間が早いため、早く寝ます。

2日目 サマルカンドへ

翌朝はホテルで朝食を摂りました。7時からでしたが、7時ちょうどに行くとまだ準備中。パン類しか食べられませんでした。

バナナクレープかと思ったら甘くなかった

タクシーでタシュケント駅へ向かいます。
タシュケントからサマルカンドへの旅で利用したのは、快適で速い高速鉄道。タシュケント駅に見送られ、列車は出発。

高速鉄道

約2時間半の旅程で、窓から広がる壮大な風景を楽しみながら…と言いたいところですが、出発直後から爆睡。残念ながら車内からの写真は1枚もありません。

サマルカンド駅

あっという間にサマルカンドに到着しました。サマルカンド駅もまた美しく、到着するとすぐにその歴史と文化の豊かさが感じられました。

サマルカンド駅

サマルカンドもYandexタクシーはたくさん走っていますし、タクシーの客引きもたくさんいます。タクシーでホテルへ向かいます。ここで一つ小さなトラブル発生。サマルカンドの観光中心地には、車が乗り入れできないところがありました。深く考えず、タクシーアプリの下車位置を指定してしまい、細い路地で降ろされてしまいました。幸いにも運転手さんがやさしい方で、状況を説明すると、仲間?に連絡して、抜け道を教えてくれました。

配車アプリを利用する際は注意してください。

青い道は車が入れない


Sangzor Boutique Hotel

シャンデリアは豪華

無事ホテルに到着しました。
観光の中心地にあります。清潔感があり、フロントの方はとても丁寧な印象。部屋は簡素です。
立地がいいので妥当だとは思いますが、ウズベキスタンの物価を考えるとやや高値な気がします。1泊1万円ちょっと。

翌朝の朝食も種類があってよかったです。
ひと通りホテルの朝食+サモサやドライフルーツなど、ウズベキスタンぽいものもたくさんあります。

朝食

ビビハ二ムモスク Bibixonim masjidi

ホテルにチェックインし、荷物を預けた後、向かったのはビビハニムモスク。巨大なドームと精巧なタイル装飾が圧巻で、その壮麗さに感動しました。

大きくて写真に入らない
美しいミナレット(塔)


Ikat Boutiques Cafe & Restaurant

ビビハニムモクスの目の前にあるカフェでランチがてら一休み。
日本の方が経営されているようです。
昨日のラグマンが気に入ったため、本日もトマトスープ料理、マスタバ。
マスタバはお米です。変わらず具だくさんの野菜。
ウズベキスタンは海外旅行で不足しがちな野菜をたくさん食べられるのがありがたいです。

マスタバ(Mastava)

食後のカフェタイムも。パフラヴァはナッツとレーズンが入っていた(気がする)。レモンティーもおいしかったが、一人だったこともあり飲み切れず。

パフラヴァ(Pahlava)とレモンティー


シヨブバザール Siyob bozor

次に訪れたのは、シヨブバザールです。
シヨブバザールに足を踏み入れると、色とりどりの野菜や果物、香り高いスパイス、そして工芸品が所狭しと並んでいます。
特に目を引くのは、ウズベキスタンの名産であるドライフルーツやナッツ。試食をすすめられることもあり、ついつい買い物が楽しくなります。
個人的には、杏子のドライフルーツがおすすめです。
観光客は、最初値段を吹っ掛けられます。値札はなく、言い値での購入になります。価格は交渉しましょう!

ちなみに私の場合は、こんな感じです。
 
店:10,000です
私:高すぎるよ5,000にして
店:そんなに安くはできないよ
私:じゃあいらないや
店:いくらだったら買ってくれる?
私:うーん、6,000かな

もっと安くできるのかもしれませんが、奥ゆかしい日本人の私にはこれが限界です。ウズベク語はわからないので、電卓で数字を見せながら交渉しました。
米ドルで支払いもできますが、現在のレートを考えればスムの支払いがいいと思います。

シヨブバザール

バザールでは、青年に声をかけられました。日本の大学に留学していて、春休みはここでバイトをしているそうです。


レギスタン広場 Registon Maydoni

レギスタン広場

続いては、サマルカンドの象徴ともいえるレギスタン広場。
三つの壮麗なマドラサ(イスラム教の神学校)に囲まれており、それぞれがサマルカンドブルーと呼ばれる美しい青色のタイル装飾で彩られています。
日中は遠目で見ると青というより、やや緑っぽい印象を受けました。
写真左手にチケット売り場があります。警備員?に賄賂を渡せば、塔に上らせてもらえるといううわさも。夜はライトアップされるらしいのでまた戻ってきます。

中にも入って見学しました


シャーヒズィンダ廟群 Shohizinda ansambli

まだまだ行きます。続いてはサマルカンド随一の栄えスポットであるシャーヒズィンダ廟群です。シャーヒズィンダは、その美しさと神秘性で訪れる人々を魅了します。

よく見るやつ

廟群ということもあり、どこか荘厳な雰囲気があります。
有名な外観はもちろんのこと、内部の幾何学的で細かい装飾は圧巻でした。時代の芸術と建築技術を垣間見ることができました。

順路も広くなく、ほかの場所よりは混んでいる印象。早朝か夕方以降に訪れるほうが良いと思います。

内部もすごいんです


バブル・シャシリクハナ BOBUR shashhkxonas

ホテルへの帰宅途中、匂いにつられて入店。
ビビハニムモスクの一本裏の通りにあります。
観光客ぽい人はいませんでした。店員さんも英語はほとんど通じない様子で、ローカルな雰囲気もありますが、クレジットカードは使えます。

ショーケースの指差し注文でOK

値札はついていますが、読めないので、牛肉か羊肉かわかりませんでした。
パンも勝手に付けられたので、晩御飯がてら店内でいただくことに。
食べてからわかる、牛肉でした。

正直、ここで食べたシャシリクが旅中の食事で1番美味しかったです。レストランでこのあともシャシリクをいただきましたが、こちらの方が圧倒的に美味しい。オススメです。

シャシリク


レギスタン広場(2回目)

晩御飯も食べ、レギスタン広場へ戻ってきました。普通のライトアップはよかった。カラフルバージョンのコレジャナイ感を感じたのは私だけではないはず。

ライトアップされた広場
トンチキライトアップver.

ライトアップを眺めていると、屈強な男性数人に声をかけられました。カツアゲでもされるのかと思いましたが、彼らは私が日本人であるか尋ね、そう答えると握手を求め、記念撮影まで頼まれました。その後も、英語を学んでいるという学生さんなど、数人の若者に声をかけられました。親日国ということは知っていましたが、反応が予想外で、少し戸惑ってしまいました。有名人気分を味わってみたい方は、ぜひライトアップの時間に広場を訪れてください笑

最後に

次回の記事では、3日目と4日目の旅の記録をお届けします。サマルカンドのさらなる魅力と、タシュケントでの新たな発見をお楽しみに!

ライトアップの帰宅途中にあったUFOキャッチャー。パンチングマシンもありました。



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