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世界一周中の快適さのワケ

ふと思った。
「なんか日本にいる時よりも快適だなぁ」

当たり前と言えば当たり前だ。
世界一周という非日常に飛び出し、仕事は日本にいたときの半分くらいしかしてない。
好きなときに観光に出かけ、好きなときに仕事をしている。
快適でないわけがない。

しかし、ふと思ったとき、何か違う理由があるような気がした。
色々考えていると「あっ、物欲がないからだ」と思い当たった。

バックパッカー旅は、最低限の荷物でする旅だ。
持っていくものといえば主に、
・服
・アメニティ
・パソコンや充電器
・バスタオル
くらいのものだ。
それでも1年くらいの旅をするなら、それなりに量が必要のため、バックパックは10キロくらいある(ちなみにバックパックが4キロくらい)。

これ以上荷物が増えれば、邪魔なことこの上ない。
だから「モノを買おう」という発想がほとんどない。
必要ないし、あると不便だからだ。

日本にいるときは、モノが増えても定住している場所に置いておける。
荷物が増えても、そこまでの負担がない。
その上、お金の制限も日本にいるときはあまりなかった。
もちろん収入や支出という面ではしっかりと制限があるが、今回の旅のように、「10ヶ月、予算は100万円」という明確な制限がなかった。
後半になればある程度想定できるだろうが、まだまだ多くの国を回るし、国によって物価が異なるため、なるべく節約しておきたい。

というか、そもそも節約旅をすることが楽しみの1つだ。

というわけで、「モノを買いたい」という気持ちがほとんど湧かず、買うときも「絶対に安いモノ」という明確な基準がある。
だから、
「あれが買いたいけど、お金大丈夫かな…」
「これとあれ、どっちが良いんだろう。買い物でミスしたくないな」
なんて葛藤がないのだ。

これがとても気持ちいい。
快適の理由だと思う。

買い物は人にとっては、状況によっては楽しいことだ。
欲しいモノを買えたときや、買ったモノが満足いくものであれば嬉しい。
しかし、買い物は同時にストレスも生む。
支出によるお金の心配が生まれたり、無数にある商品の中から「どれが最も自分を満足させられるか?」を判断したりしないといけないからだ。

海外限定での快適さかもしれないが、日本でもこんな感覚でいたいなぁと思ったバンコクでした。

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