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拝啓、楽天イーグルスさん。


今年からちょいちょい応援していた楽天イーグルスさんは、今年はリーグ4位に終わりました。最初の方1位だったりしたので、まぁ色々言う人が居るみたいです。
この半年くらいで野球ファンというものは、勝たない試合は楽しめないという人がそこそこ居るらしい、ということに気が付きました。ぶつくさ言うなら見なければいいのに、お金払ってみているのに勿体ないなぁ、と思います。人間とは贅沢なものです。(最近どこかで見た、イギリス人のストレス原因1位はサッカー観戦というのを思い出しました(笑))

いえそんなことはどうでもよいのです。そんな誰かを揶揄する話がしたくてこの記事を書いているわけではないのです

今年は。何の因果か、春先から何度か、スタジアムで野球観戦する機会があり、スポーツ観戦なんて縁が無かった私は、「結構楽しいもんだなぁ」と思うようになりました。
気が付いたら、1か月に1度くらいはスタジアムに足を運んでいました。

頭上に広がる青空、夕暮れ、夜空の美しさを知りました。

グッズの量の豊富さに驚きました。

誰かと足を運べば、いくつかの、思い出が生まれました。

いつか球場グルメを全種類食べよう、という夢も生まれました。

結構ウマい。

空に響く応援のメロディーの勇ましさに、勇気付けられました。

相手チームの横断幕「応援しています、東日本」に胸を打たれました。

球場の中で携帯電話の契約をしたりもしました(笑)

そして、いつでも人で溢れる場所があることの素晴らしさをもう一度噛みしめました。


今年はスタジアムへ行くこと、スポーツを見ることの楽しさを教えてもらった1年でした。
そこには、確かに試合の勝ち負けだけではない楽しさがあったのでした。それは勝ってくれれば一番楽しいのは当然でしょう。しかし、負けた試合で嫌な気持ちで帰り道を歩いた記憶は、私にはありませんでした。

それに気付かせてくれて、いえ、私が気が付くまでそこに存在していてくれて、本当にありがとうございました。
ずっと仙台に居て、いまさらそれに気が付いた自分にちょっと「おい!」と言いたくなるような気持ちがあります(笑)

球場へ行くことが結構楽しいものだと気が付くと同時に、私は細かいことが気になる人間ですから、もとは県営だった球場が楽天球団によって段々と魔(?)改造されて現在の姿になったという歴史や、球場で提供されている食べ物が東北にゆかりのあるものであったり、ヘルメットに伝統工芸品の技術が使われていたり….ということを知りました。

プロ野球というものがそういったものを取り挙げることには、草の根の取り組みではもたらすことのできない効果、意味があります。(草の根の取り組みが無駄だと言っているわけではないです)
羽生結弦選手が仙台平を着ると有名になったように、

先に申し上げた球場が変わったこともそうですが、ですから、まさしく。チームがそこにあるだけで意味があるんだと思うのです。

絶対優勝してなんて思いませんから、いつまでも仙台に、東北に在り続けてもらえたら、嬉しく思います。
絶対優勝して欲しい、という人も、東北人らしい粘り強さでそれを応援する責務があると思います(笑)

あとついでに、楽天のグループ企業とかの本社を仙台に…とかどうでしょう?

ともさんの願望

悔しい結果になったシーズンだったと思いますが、とにかくお疲れ様でした。

来年も、またよろしくお願いいたします。

敬具


最近は、サッカーやバスケも見に行ってみようかなぁとか考えています。ベガルタ、学生は500円の座席とかあるらしい。泉中央なら、宮城野原以上にアクセスしやすい立地ですし、ね。

あとオリックスさん、優勝おめでとうございます。(それが最後かい!)


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