消えていく日々、

傷つかない平和な暮らしが良いの
よく晴れた昼間のメトロ程よい距離の程よい街並み歩けば
角の立たない会話と程よい明度、程よい隙を見せて終了
綺麗な身体を触れるのなら無意味では無いのだけれど

何か生まれましたか
体温はフィルター越し
死んでいることと同義でしょう

歌いたいステージの上で
空っぽな場所だって良い
幾らでも埋め尽くせるだろう、ここで流れたいくつもの生命が
何も無いわたしたちを少しだけ生かしてくれる
まだ死にたくないまだ死ねない
歌いたいどこに居たって

傷の舐め合いは二度と御免だ
あなたとこの先どんなに向き合ったってきっと同じことの繰り返し
煮え切らない思いを隠して笑うならもう好きな場所へ行って良いよ

とっくに終わってんだ
引き伸ばしたエンドロール
あの頃の痛みも薄れたのに

歌いたいステージの上で
もう繋がる術がなくても
幾らでも拡がっていくだろう、これから目が合う誰かがいて
何も無いわたしたちが何かになれる瞬間を
錯覚でも良い夢だって良い
歌いたい誰と居たって

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