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美しいケーキの世界(帝国ホテルでのスイーツアート展)
●スイーツアート展2022
先日、帝国ホテルで開催中のスイーツアート展2022に足を運びました。
とてもお菓子でできているとは思えない、精緻で美しいケーキがたくさん、展示されていました。
※スイーツアート展2022について
あまりの完成度の高さに、思わず足を止めて見入ってしまう方が私の他にも何人もおられました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671272687113-QNECHq5iW5.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1671273572729-dYWkuCXRaI.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1671273743607-QkaFqHBgBN.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1671273869387-N4UH28SNuo.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1671274106011-jAIZ3K64YJ.jpg?width=800)
※写真には入りきらなかったのですが、各作品の詳細(タイトルや作者等)は、帝国ホテルアーケードfacebookページで紹介されています。
●お花のケーキの模倣ニュース
スイーツアート展に行ったあと、美しいお花のケーキのデザイン模倣に関するニュースを見かけました。
![](https://assets.st-note.com/img/1671875292385-n4nbZgBNN9.png)
→お花の色使いや配置等まで酷似していたそうです。 そこまで似ているとなると、時的制限の要件を満たしているのかはわかりませんが、①不競法上のデッドコピー規制(不競法2条1項3号/形態模倣規制)で保護される可能性があるかと思いました。 また、お菓子の素人の私には、とても精緻で芸術的な仕上がりに映りました。そのため、②著作物(著作権法2条1項1号)に該当する可能性もあるかと思いました。
※奥邨弘司教授のコメント
ケーキのデザインは、有体物の状態ではじめて発揮される実用性を有する美的創作物なので、応用美術。 今回の場合は、前記実用性からほぼ分離できると思う。
※牧野先生のコメント
![](https://assets.st-note.com/img/1671870835361-Zfr0fnPZ11.png?width=800)
なお、お菓子のデザインは、何でも著作権法上の保護を受けられるわけではなく、むしろ著作物には該当しない場合の方が圧倒的です。そのため、模倣対策としては、立体商標登録や意匠登録を検討することが多いかと思います。
※きのこの山
※たけのこの里
※こちらでは、とても美しいお花のケーキのデザインが意匠登録済み(意匠登録第1397279号)。
![](https://assets.st-note.com/img/1671871765365-xXBGevPUs5.png?width=800)
(↑ 青木博通先生がTwitterで紹介されていました。)
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