私のnoteの書き方:フリーライティングで下書きする

1.文章を書くのが難しいのは心のなかの編集長のせい

noteに限らず、文章をたくさん書くことはなかなか難しい。そう感じる一番の原因は、自分の心の中の編集長になかなかOKを出してもらえないからだ。この編集長はなかなかの曲者で、OKを出すときの決まった基準がない。こだわりのある語彙や、独特な言い回しをくどすぎないように入れたがるし、何より読み手が気に入ってハートマークをクリックしてくれるような内容にしたがる。私の場合は、この心の中の編集長が散々こだわった上で公開をするのだけど、ハートマークなんてほとんどつかないので、彼は相当にポンコツ編集長だと思う。

2.でも日々の暮らしは言葉で溢れている

文章をたくさん書くことが難しいというのは、考えてみるとおかしなことだ。なぜなら私たちはいつも言葉で何かを考えているから。例えば私の朝は、布団から起きだしてきた子どもたちを着替えさせ、朝ごはんを食べさせて、「さて今日はどうやって時間を潰したもんか(自宅保育)、、。」と途方にくれるというルーティーンをここ5週間ほどやっている。(コロナの馬鹿野郎ー!と叫びたい。)この間、「トイレ行っといでー(上の子)」「おむつ替えるよー(下の子)」、「今日は何着るのー(ふたりとも)」ととにかく言葉ばっかり発している。その後も色々と子どもに話しかけて暮らしは進んでいくし、やることがなくなって退屈でしょうがないときにさえ「何しようかねー、退屈だねー」と子どもたちに話しけている。

文章を書こうとするときとは対照的に、話しているときはこうしてひっきりなしに言葉が出てきている。ならば、それをそのまま書いたらいいんじゃないか。

3.フリーランディングで下書きをする

日々の暮らしがとにかく言葉でいっぱいならば、それと同じように文章を書いていったなら、すぐに公開できるような文章は書けないけど、下書きくらいは書ける、というのが私の文章の始め方。これにはフリーライティングという方法がとっても効果的だと思う。

フリーライティングでは、とにかくその時に考えていること、心のなかに浮かんでくることを文字にして書いていく。誤字脱字や表現へのこだわりは一切気にせず、とにかく編集することを一旦手放して、思いのままに書いていく。この作業がけっこう楽しいし、気持ちを落ち着かせるのに効果的だ。コロナの影響で誰しもの日常生活が大なり小なり制限されている今は特に、フリーライティングは心を落ち着かせるのに効果的。書いている途中にとにかく編集しないこととが大事で、1回10分くらいにするのもポイント

noteなど記事を書くときには、このフリーライティングのときにゆるーくテーマをひとつ決めておく。そして10分を3回くらいやってみると、けっこうな量になる。「10分やっただけなのに、自分書けるじゃん!」という自信が得られるのもフリーライティングの大事なポイントだと思う。

4.量が確保できたら編集長に戻って来てもらう

文章の量が確保できたら、編集長に戻ってきてもらって、文章を頭から読み直していく。このときに自分の考えや感情を俯瞰することができるので、自分の心の状態を客観的に捉えることもできる。編集というのは単に文章をよくするということだけじゃないなぁと毎回思う。

考えていることを文章にして書き出していくことと、編集することは基本的にことなる種類の作業だと思うので、「フリーライティング→編集」というステップがオススメ。


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