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緊急地震速報 「evacuate」って何ぞや?【20240101】

※初出が「令和6年1月1日」の記事の転載です。


 本日、2024年1月1日、午後4時頃。

 昼間からお酒を飲む…まではしないものの、結構のんびりと「年始進行」で過ごしていたのですが、小腹が空きまして。
 去年末から気に入っている「輪切りにしたバゲットを軽く焼いて、何もつけずに(withホットコーヒー)」でも食べようとキッチンで支度をしていたところ、次女が自分のと私のスマホを二つまとめて持って飛んできました。

「緊急地震速報来てた!」

 言われてみると、足元も少しぐらぐらしているような…?

 2011年の東日本大震災以来、ここ13年の間に「あ、大したことないかなと思っていたのに震度6弱でした~」みたいなのを数度味わっていたので、私どもは少しナーバスになっています。

 念のために、財布や鍵が入ったポシェットも部屋から取ってきて、とりあえず外に出たのですが、上着も着ずに軽い部屋着だけだったので、もう寒いのなんの。

 足元を揺るがされているような、何とも嫌らしいものは伝わってくるものの、おさまったのを見計らって家に戻りました。

 冷静に振る舞ったつもりでしたが、コートはおろかカーディガンも着なかったなんて、やはり慌てていたようです。
 というか、部屋の灯油ファンヒーターつけっ放しでした(あかんて…)。

 テレビでNHKをつけると、激しい口調で避難を呼びかける女性の声が流れていました。
 それについてはXの投稿で、「東日本大震災を思い出してください!」みたいな、まるで脅すような論調・口調を批判する意見もありました。
 しかし、本当に逃げてほしい人に対して呼び掛けるのに、「危機感を呼び起こす」以外の方法はないでしょう。
 きっとあの放送は、後々評価されると思います。

 結果的に、当地は震度4だったとのことです。
 家の中で物品の落下被害などもなく、激しくはないのに酔ってしまいそうなじわじわ来る揺れ方は、1978年の宮城県沖地震をほうふつとさせました。


 夫が夕飯を摂りながらテレビを見ていて、「これ何て読むの?」と、画面に表示された英単語を指しました。

 そこには「evacuate」と表示されていて、時々ルビのついた「津波つなみ 」や「つなみ にげて」といった平仮名に書き換わっていました。
 それぞれ「英語が理解できる人」と「簡単な日本語が理解できる人」への注意喚起でしょう。

 evacuate…発音も、意味も全く分かりません。全く見たことのない単語です。
 調べてみると、このように出てきました。

evacuateとは
 音節 e・vac・u・ate  発音記号・読み方 /ɪvˈækjuèɪt(米国英語), ɪˈvækjʌˌeɪt(英国英語)

 引きあげる、撤退させる、撤退する、立ち退く、(…へ)立ち退かせる、避難させる、空にする、排泄(はいせつ)する

weblio

○レベル:9 英検:1級以上の単語学校レベル:大学院以上の水準
○TOEICスコア:950点以上の単語
だそうです。道理で見覚えがないはずだあ…。

 この場合の難易度は日本人の感覚であり、英語圏の人にとってはそうでもないのかもしれませんが、もう少し平易な言い方もありそうな気がします。


 インタビュー、会議、講演などの話者で、英単語を日本語風に発音して外来語的に使う方がいます。 今回のこの単語なら、「イ(エ)バキュエイト」という感じでしょうか。

 例えばエスカレート、ウオーキングなど、外来語として日本語になじんでいる言葉なら、聞き取りも表記も楽ですが、全く未知の言葉の場合、とりあえず聞こえたとおりに片仮名で検索し、「これ…かな?」というところを手探りで掘り出すしかありません。

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