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メモリ関連News: 台湾ODM大手がベトナム進出を加速!! 中国離れ?

 このネタはちょっと仕事に関連するので取り上げました。どう関連するかは下記のnoteでまとめていますが、トランセンドは日本に居ながらグローバルのビジネスコントロールをサポートしています!!台湾メモリメーカーでは唯一かなと。

 パソコンメーカー自身は、もはやパソコンを作ってないのは有名かもしれませんが、その生産を請け負う大手台湾ODMメーカーも、もはや台湾国外で生産をしています。以下記事をどうそ、『』内が要約した記事部分です。

コンパル、インベンテック、ウィストロン、ペガトロンなどの台湾OEMはベトナム進出を加速、2021年までに一部の新生産ラインを完成させる予定である。コンパルは年内に新工場が完成予定で、早くて年内か年明けから徐々に生産が開始される。

 「非中国生産」の比重増加を目標にするウィストロンは昨年ベトナムに土地を購入、工場は年末に完成し、来年上半期に生産が開始される予定である。ウィストロンの社長は、ベトナム工場はノートパソコンだけでなくデスクトップやディスプレイも生産する。非中国の生産の比重を今年は20~25%にし、来年はベトナムの生産能力を追加し、50%を目標とすると話す。

ペガトロンは2021年上半期に生産開始予定である。また、傘下のマザーボードメーカーASRockの生産ラインは100%ベトナムで、IPC(産業用パソコン)も50%はベトナム生産のため、Q1にあった世界的な電子産業サプライチェーン停止時も安定的に出荷することが可能だった。

インベンテックは、ベトナム工場建設は決まっているが、早くても年末に竣工予定で、新しい生産ラインは2022年に開始の見込みである。新工場ではAirPodsが生産されると噂されている。

 最近では香港の件もあって、各社としても様々な理由から中国からの脱却を加速しなければならない状況かなと推測します。
 トランセンドは既に何年も前に中国工場は撤退&台湾回帰し、大手台湾メモリメーカーとしては唯一、台北国内の自社工場のみで生産を行っています。今や中国の人件費もそこまで安くないですし、むしろ旧正月明けに人が戻ってこないとか、台湾と同じ製造ラインを作ったのになぜか歩留まりに差が出るとか、他にも公には書けない事とか、色々と難しい面があったなぁと思い出します。

 ベトナムは昔から「器用」「勤勉」とかが注目されていましたので、各社遅ればせながら本気になったという感じでしょうか。
 将来的に仕事でベトナムに行くことになったら、生春巻きとフォーをいっぱい食べたい中の人でした。

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