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【一問一答】20代で大事なこと

代表の橘が読者や社員からの悩み相談に答えていくコラムです。

仕事・プライベートにかかわらず社員のみなさんの悩みが少しでも解消され、みなさんのより良い人生と更なる成長につながることを願って定期的に綴っていきます。それではいただいたご相談に答えていきます。

【質問】

20代で大事なことを教えていただきたいです。
(1年目女性)


【答え】

人生100年の時代と言われるようになりましたが、20代で身に着けたことは、人生全体にわたって役に立つと思います。頭も体もまだ柔軟です。

特に、人の知性・性格・人格・行動パターンなどを左右する脳の神経細胞や脳神経ネットワークは、鍛えなければ30代くらいから老化すると言われていますが、逆に言えば、20代は活発に変化しています。そこで自分の人生に長く役に立つ何か良い習慣を身に着けると良いと思います。


まず、人生はマラソンであり、長期戦です。焦らず弛まず、自分なりの人生の実現に向けて歩んでいきましょう。そして、どんな道を歩もうとも、人が幸福になるための条件を研究した人間性心理学では、心の安定、健康、知性、よい人間関係などが幸福を実現する基本的な条件(資源・リソース)としています。

例えば、健康のための良い習慣は、非常に役立つと思います。何をするにせよ、体が資本であり土台で、なおかつ長寿の時代になりましたから、高齢期まで長く健康で生きることができるかが、大きな違いをもたらします。

どんな物事でも、健康で継続的に長期的に努力することができる人は、大きな成果をあげることができます。また、なるべく安定した前向きな心で生きていくためのセルフコントロールの全てを学ぶことも有益です。

関心があるならば、心理学、人生哲学の一般書を学んでみるのも良いかもしれません。人生はやはり、山あり谷ありですから、それを乗り越えていくための智恵を得ることができると思います。

知性に関して言えば、好奇心は大切です。何かやりたいことがあれば、危ないことでなければ、引っ込み思案にならずに、思い切ってやってみましょう。新しいことに挑戦することは、脳と体の若さを保つ秘訣とされますが、30代から40代くらいになると、意識して鍛えないと、衰え始めるとも言われています。良い人間関係を築くことは一生の財産になります。

利他の心を持つ人は、幸福な人生を送るという心理学的な調査研究の結果があります。自分の目先の損得ばかり考えずに、他人の幸福に配慮する人は、長期的に、周辺に良い人間関係・ネットワークという財産を築き、その人を幸福にしようと言う人達の助けを得て幸福になることができるということです。

最後に二つ。

まず、「若いときの苦労は買ってでもせよ」という格言には真実があります。
人間の脳は、困難試練を自分の成長のチャンスだと前向きにとらえて挑戦することで成長・発達します。しかも、若いころは、脳も活発に変化して、困難・試練に適応して乗り越えるように変化していきます。よって、何かの困難・不幸・挫折・失敗に遭遇した時には、自分の成長の好機だと前向きにとらえましょう。

二つ目に、次の30歳までの10年間についてです。孔子の「30にして立つ」という有名な言葉があります。これは、人にもよりますが、30歳までに、何らかの意味で、独立することを志すことには価値があると思います。それを長期的な目標として、この10年間を有意義に過ごすための計画を立てられたらと思います。


頑張ってください。心から応援しています。

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