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世界本の日

明日、4月23日は「世界本の日」です。カタルーニャ地方では「サン・ジョルディの日」ともいわれ、本を贈る文化もあるのだとか。素敵ですね。

日本が世界に誇る本といえば、『平家物語』や『源氏物語』、村上春樹作品もありますが、広く読まれているという意味では、やはり漫画でしょう。先日、アメリカの最大手書店バーンズ&ノーブルがリアル店舗を増やす計画だというニュースを見ました。というのも、日本の漫画がバカ売れしているのだそうです。動画配信サービスで日本のアニメを見た子供たちが、その原作を読むようになる。子供たちなので、ネットで電子書籍を買うより、お小遣い(現金)を持ってリアル書店に向かう、ということのよう。常々日本の漫画は子供から大人まで楽しめる素晴らしい文化だと思っているので、このニュースには心から嬉しくなりました。

そんな私の哲学書ともいえる本もやはり漫画で、田村由美さんの作品にはいろいろ考えさせられてきました。今連載されている『ミステリと言う勿れ』ももちろん面白いのですが、10代のときに読んだ『BASARA』と、その次の『7SEEDS』は本当に強烈でした。なぜ生きるのか、なぜ戦う(競う)のか、なぜ殺すのか、だれかを大切にするというのはどういうことか、人それぞれの価値観とは何か、私だったらこんな状況でも生きていけるか、いろんなことを考えさせられました。もしご興味があれば、ぜひお手に取ってみてください。

中原絵美

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