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過去は常に邪魔をしようと隙を狙っている

穏やかではないタイトルだが思い当たる節がある人間もいるだろう。分かりやすく言ってしまえばそれぞれに黒歴史という物が存在する。それが笑えるレベルなのか法律の時効を思い出さなきゃいけないレベルなのかはそれぞれとして。

まさに今この瞬間、過去は狙っている。今を邪魔しようとして狙ってくる。とうに過ぎ去ったもの、そう考える人もいれば過去を糧に生きている人もいる。その全ての人に対して過去は決して味方ではないとはっきり言いたい。

過去は過去、しかし今のあなたは過去なしでは語れないはずだ。あなたが見た物、聞いた物があなたの中で昇華されあなたが見せる物、聞かせる物になっている。そこから人間性を観察する人も多い。あなたの一挙手一投足には過去が全て詰まっている。

過去を振り返れとは言わない。終わったものは仕方ない。ただし終わったものとして終わらせるのは非常に楽な話でそんな事を世間は求めてる訳ではない。過去は遠い話だと勘違いしている方も多くいるが、いまこの瞬間も数秒後は過去になる。あなたの歴史になる。過去から学び、見る物、聞く物を変える人、変えない人。そこからまたあなたの歴史が作られていく。


決して味方ではないが敵という訳でもない。常に冷静にあなたを見ているしあなたの今に関与しようとする。昔の恋人のようで愛しい。愛しいけれど今は触れる物じゃないから基本的には封印している。

「過去に失った物で1番惜しかった物はなんですか?」

初対面の方や興味を持った方に必ずする質問。

回答内容によってはその会話が最後になる事だってあるし一生一緒にいたいと思う事もある。男性脳で非常に多かった回答は「特にない。過去に興味がない。」

いろんなニュアンスを含めて、私に心を開く気がないんだなと簡単に判断できるので女性はこの質問を是非してみて欲しい。

振り返る程の過去はないと言った方もいて、とてもオシャレで寂しい方だなと思った。

友人がたまにドヤ顔で使うセリフがある。

「どうせ振り向いたって何もありゃしねぇ」

分かるよ、zeebra the action だね。私も好きだよ。でも君の色が見たいんだ。他人の服を勝手に着てランウェイに立つのはやめてくれ。


過去を問いただす。振り返るかどうかの姿勢だけでこんなにも人間像が浮き彫りになる。もしかすると私も今後、このnoteを見返し黒歴史だ!なんて喚きながらアカウント丸ごと消すかもしれない。


黒歴史をこれ以上作らないためにも、今を丁寧に必死にもがいて苦しみ悩みながら生きていくしかない。

それでもやる奴はやるよねというお話。

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