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京都のホテルはどれほど深刻なのか考察

こんにちは、今回は京都のホテルがどれほど深刻なことになっているのか、少し簡単にではありますが、考えてみたいと思います。

京都の観光客収容能力

京都の観光客収容能力はおそらく昔はそれほど高くなかったと思います。外国人観光客が急増していた、2019年までにたくさんのホテルが建ち、京都は道を歩けば宿がある状態にまでなりました。

京都の観光客数はどれくらい多いのでしょうか?

京都の観光客数は、年間延べ2000万人ほどです。これは東京や大阪よりは少ないと言えます。

しかし、京都は京都といっても、みんなが想像する京都は京都府の中のさらに京都市の中の山に囲まれた盆地部分だけです。そんなに広いというわけではありませんので、必然的に観光客数が東京や大阪より少ないのは、当然のことです。

ではここで、京都に訪れる人の、よそ者(都道府県外)の割合のランキングを見てみました。

驚くべきことに京都への観光客数の約80%はよそ者である事がわかりました。これは都道府県ランキング断トツです。

これが素晴らしいことか否かは、さておき、この影響が京都では露骨に現れ始めています。

京都の観光客の過疎化

過疎化という表現が正しいのかどうかはわかりませんが、観光客収容能力に対して、現在の観光客数が非常に少ないということです。

これは上のランキングからも容易に想像できると思いますが、現在、遠くからの旅行は避けられがちです。

しかも、京都への外国人観光客は皆無状態です。

元々、日本人、関西の人は特に京都への観光はしてきませんでした。

外国人観光客に依存していたと言わざるを得ない状況でした。

京都は外国人が増えたから、観光客が増えた。

このような結論に至り、外国人ありきで作られた京都の宿泊施設は、大変苦境に立たされています。

正直言って、日本国内の京都需要だけでは年間2000万人は達成できません。(半分近くが外国人だったから)

ホテルの無期限休業が多い

私はこの京都のホテルの苦境を大変重くみていて、どのくらいのホテルが現在営業していないのか、これを把握しようと思いました。

予約受付が中止されているホテルに何軒かメールで問い合わせた所、一軒からも返事がありませんでした。

おそらくホテルは完全に閉鎖されていて、営業は期限無しで、中止しているのでしょう。

仮に営業を再開したとしても、京都にはホテルが大量にあるため、客室数の供給過多により、それぞれのホテルの宿泊数は増えにくいでしょう。

まとめ

GoToトラベルには様々な意見がありますが、営業すらできないホテルも多くあります。

私が知っている素敵なホテルも休業中でした。

大変悲しいことですが、コロナ終息まで、このような状況をただ見つめるしかできません。

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