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「フェリーさんふらわあ」が最高だった件

みなさん「フェリーさんふらわあ」ってご存知ですか?今回はこれについてまとめていきたいと思います。

フェリーとクルーズ船の違い

フェリーもクルーズ船も船である事には変わりありませんが、目的が違います。

フェリーは目的地の到着が第一の目的です。つまり、新幹線や飛行機と同じで公共交通機関なのです。もちろん船内を楽しむ工夫がされている船もあります。

クルーズ船は船を楽しむ事が第一の目的です。その中で移動もできますよ。と言うものです。

多くの人には船旅は「高級」「贅沢」と言うイメージがあると思いますが、それは「クルーズ船」の話であって、実は「フェリー」は比較的安く移動できます。

九州旅行に使える「さんふらわあ」

九州旅行に憧れているけれど、新幹線や飛行機にお金が出せるほど予算は無いと思っている方は多いと思います。

私もできるだけ予算を抑えて旅行したいと思っていました。そこで大変便利なのが、「フェリーさんふらわあ」です。

さんふらわあには3つの航路があり、「大阪↔︎別府」「神戸↔︎大分」「大阪↔︎志布志(鹿児島県)」です。

どの航路とも夜に出て、翌日朝に目的地に到着します。

全て毎日運行されています。通常運賃は雑魚寝タイプの寝台で約12,000円ですが通常運賃で乗る事は飛行機などと同様でほぼありません。(後述)

船上での過ごし方

移動時間は短くても12時間ほどあります。長い航路だと15時間以上かかります。

新幹線や飛行機で15時間も乗っていると疲れて仕方がないですが、船はそんな心配は無用です。むしろ楽しめます。

・レストランで夕食、朝食を楽しむ
さんふらわあを含む、多くの長距離フェリーでは船内レストランが営業しています。さんふらわあはレストランが素晴らしいです。バイキング形式で豪華な食事を楽しめます。

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(https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-beppu/restaurant/)

・食後は大浴場
船内レストランで食事を楽しんだ後は、お風呂でリラックスしたいですよね。できます。さんふらわあを含む多くの長距離フェリーでは大浴場を完備されています。しかも展望大浴場です。移動の大半は夜で、海ですから何も見えません。でも夜も朝も入り放題なので、「朝は瀬戸内海や太平洋を眺めながらお湯に浸かる。」そんな使い方もできます。

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(https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-shibushi/bath/)

・プロジェクションマッピング
志布志航路では「アトリウム」と呼ばれる船内の吹き抜け広場で、プロジェクションマッピングを投影しています。

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(https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-shibushi/public/)

・プロムナードでくつろぐ
プロムナードと言う船側面のフリースペースでは椅子と机が設置してあり、そこではお酒を飲みながら、会話を弾ませる事もできます。

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(https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-shibushi/public/)

・売店でお土産を買う
船内には売店があり、それぞれの航路に沿ったお土産が販売されています。また、おつまみやお酒、ソフトドリンクも揃っています。

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(https://www.ferry-sunflower.co.jp/route/osaka-shibushi/public/)

・展望デッキから朝日を見る
海の上で日の出が見られるのはフェリーの特権です。晴れた日だと大変綺麗です。

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割引プランが破格

さんふらわあには通常運賃より安く利用できるプランがたくさんあります。
例えば、「船に泊まろう。徒歩プラン」では大阪↔︎別府航路で片道8,850(雑魚寝タイプ)です。個室を選ぶと15,160円です。別府から大阪までの新幹線を使った運賃が16,440円である事に加え、一泊のホテル代の事を考えると、どれほど安いかが実感できると思います。

さらにスゴイのが、「弾丸フェリー®」と言うプランでは、現地0泊、船内2泊で往復同一航路だと、10,000円から利用できます。片道じゃ無いですよ。往復10,000円ですよ。金曜の夜に出て、土曜の朝現地に着いて、1日観光し、日曜の朝には帰って来られると言う弾丸旅行が可能です。

移動は楽しくなければもったいない

旅行する上で最も無駄な時間は何だと思いますか?私は移動時間だと思います。多くの人は移動を楽しめてないのでは無いかと思います。

私自身、飛行機や新幹線での移動は大変ワクワクするものですが、普段から仕事などで乗り慣れている人は何も感じないでしょう。

出来れば早く着いて欲しいと思うのも当然です。そこで非日常の空間で非日常の体験を一泊、移動しながらできるのがフェリーだと思います。

「家に帰るまでが旅行」とはそう言う意味で捉えてもいいのかも知れません。

まとめ

フェリーの存在をあまり意識していなかった方はぜひ利用してください。大変おすすめできます。フェリーは立派な移動手段ですが、船内はまるでホテルです。

コロナの問題が落ち着くまでそんな夢を膨らましてみてはいかがですか?

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