【アフリカ伝統医療】 2021.6.16 杉下智彦先生

伝統医療研究所オンラインサロン主催「アフリカ伝統医療を学ぶお話会」の注目ポイントについて、クラブハウスで杉下先生にお話し頂いた内容をご紹介します!
アフリカの病院や教会、日常生活で遭遇した摩訶不思議な経験の数々😱 赤い玉という霊魂、ペニス泥棒、毒杯の信託など、普段あまりお話しされたことのない不思議な体験。この機会に特別に皆さんにご披露して、アフリカの壮大な宇宙観にお連れ下さいます。
杉下先生は外科医として、54カ国あるアフリカの約半分の国々に、保健プロジェクトを実施するために、JICAから派遣されました。保健プロジェクトとは、健康を保つ、つまり病気を予防するために、病院や診療所などのサービス改善や、医療従事者や健康関連のボランティアへの教育の仕組みを作ることです。
人類発祥の地「アフリカ」に渡った杉下先生は、アフリカ人の身体能力の高さや、病気を治す力(治癒力)の高さに触れ、次第にその魅力に取り憑かれて行ったそうです。手術の場面でも様々な驚きがありました。例えば盲腸の手術は、日本人では機能せずにゴミが溜まっているのですが、アフリカ人では元気に動いていて、HIVなどで炎症を起こし周囲のリンパ節が腫れているのだそうです。手術の跡の治りも驚くほど早く、翌日には自分で抜糸した人がいて、傷口を見ると既にがふさがっていたそうです。またある人は、切開しようとするとメスが折れるほど皮膚が強い、という衝撃の事態に遭遇されました。
また、脂肪分の少ない食べ物のせいか、胆石という病自体がありません。そして出会う病気といえば、ガン、マラリアなど強いものばかり。きっと強靭な肉体がそうでない病は既にやっつけているのでしょう。
翻って日本の現状を見ると、効率や楽をするためにお金を使う経済優位の社会で、行き過ぎた快適さを追求することにより失ってきた物が多くあるのではないか、本当の医療とは、医者が治すのではなく本人の治癒力をいかに伸ばすか、が大切なのではないかと、いう思いが沸き起こったそうです。理に適った、体に優しく、効果が高い治療法というものが、先生の研究課題となりました。
そしてアフリカの医療をつぶさに観察されました。伝統医療といわれるものは、3種類存在します。
⒈薬草師:薬草医(日本でいう漢方医)。
⒉(伝統医療の)開業医=呪術師:薬草を扱ったり、タトゥ、温熱療法、瀉血、魔術など。
⒊妖術師:いわゆる呪い。神託、オラクル、シャーマンなどで、村長より怖い存在で、女性が多く、宗教指導者などとも繋がっている。
アフリカの呪いとは、社会規範の一部となるほど大きな力を持っています。
杉下先生は、自称「妖術師の追っかけ」となり、その不思議な魅力を追求したご経験を、私たちにこっそり教えてくださいます。
アフリカに興味がある方はもちろん、まだよく知らない方も、アフリカの底なしの魅力に取り憑かれないよう、心して参加してくださいね🤗

お話会・第1回赤い玉編 
https://community.camp-fire.jp/projects/355731/activities/411110#menu

お話会・第2回薬草編
https://community.camp-fire.jp/projects/355731/activities/411142#main

オンラインサロン参加申込み 
https://community.camp-fire.jp/projects/view/355731#menu


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